夫の家事・育児への取り組み2018/働く主婦層はどう評価したか? 不満、前年比4.6ポイント増 夫の家事・育児に不満:52.4%、年代と共に不満度が上昇傾向~しゅふJOB総研調査~
2018年12月18日
株式会社ビースタイル
主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』(事業運営者:株式会社ビースタイル/本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)の調査機関しゅふJOB総研は『夫の家事・育児』をテーマに働く主婦層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数451件)
調査結果概要
1.夫の家事・育児に「満足」20.8%、「不満はない」26.8%、「不満」52.4%
2.前年比較:不満足度4.6ポイント増
3.「満足」/30代以下:20.3%、40代:23.7%、50代以上:17.1%
夫の家事・育児に「満足」20.8%、「不満はない」26.8%、「不満」52.4%
前年比較:不満足度4.6ポイント増
「満足」/30代以下:20.3%、40代:23.7%、50代以上:17.1%
しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎より
働く女性は増え続けているものの家事負担が減らないため、主婦層は働けば働くほど忙しさが増してしまう状況にあります。働く主婦層に、2018年を振り返って夫は家事・育児に十分取り組んでいたと思うかについて尋ねたところ過半数が不満を感じていることがわかりました。2017年に同じ調査をした時よりも、不満度が4.6ポイント増加してしまいました。2018年は通常国会で働き方改革関連法が成立し、働き方改革はこれからが本番です。しかし働き方にあわせて休み方や家庭での過ごし方も変わって行かなければ、どこかに無理が生じてしまう可能性があります。
年代別に比較してみると、年代が低いほど不満度も低くなっています。しかしその差は顕著と言えるほど大きくはありません。2017年のデータ(※1)と比較すると年代間の差が縮まり、全体としては不満度が増しています。家事の負担については2018年を通して何度も話題に上がっていましたが、残念ながら夫側の認識は進んでいないようです。データ上はむしろ悪化していることになりますが、逆に家事負担への疑問を持つ妻が増えてきたということなのかもしれません。 仕事と家庭を両立させる上で必要だと思うことを尋ねた際、働く主婦層が2番目に多く選んだ回答は「家庭の理解や協力」(※2)でした。せっかく望む仕事に就くことができても、家族に足を引っ張られてしまうような状況となってしまうのはとても悲しいことです。もちろん夫には夫の言い分もあるはずです。だからこそ夫婦間のコミュニケーションが大切なのだと思います。 ※1 夫の家事・育児への取り組み2017:https://www.bstylegroup.co.jp/category/report/news-12925/ |
<しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎プロフィール>
1997年愛知大学文学部卒業。テンプスタッフ株式会社(現パーソルホールディングス)に入社し新規事業責任者等を歴任。転職後、執行役員としてキャリアカウンセリングやマーケティング部門を統括するなど、営業・経営企画・人事といった人材サービス事業のほぼ全てのセクションに携わる。業界専門誌『月刊人材ビジネス』では営業推進部部長 兼 編集委員を務め、人材ビジネス企業の経営者に向けた勉強会を企画運営。2010年株式会社ビースタイル入社。2011年より現職。
人材サービス業界の『声なき声』を社会に届けるインタラクティブメディア『ヒトラボ https://www.facebook.com/hitolabo.jinzai/』及びフェイスブックグループ『人材サービスの公益的発展を考える会 https://www.facebook.com/groups/jinzai.koueki/』主宰。有識者として内閣府 規制改革会議 雇用ワーキンググループ勉強会への参加、男女共同参画センターでの講演など、主婦人材の活躍推進や人材サービス業界のあり方について積極的な意見提言を行う。
◇委員等 厚生労働省 委託事業
平成29~30年度:民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」委員
平成29~31年度:労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」委員
一般社団法人 日本人材派遣協会
派遣事業運営支援委員会委員(平成20~21年)、派遣事業運営支援部会員(平成24年)
◇メディア出演歴 NHK あさイチ 解説/フジテレビ みんなのニュース『ふかぼり』 解説/テレビ朝日 ビートたけしのTVタックルパネラー出演、他新聞・テレビ・雑誌などでコメント多数
◇寄稿・連載歴 日本経済新聞:私見卓見『日雇い派遣は主婦を助ける』(寄稿)/時事通信『働くデキる女性たち』(連載)/マネープラス:https://moneyforward.com/media/special/shuhunohonne/(連載)など
▼ヒトラボ資料館 『是々非々』 http://zezehihi.wix.com/jinzai
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:451名(既婚女性のみ)
調査実施日:2018年11月19日(月)~2018年11月28日(水)まで
調査対象者:ビースタイル登録者/求人媒体『しゅふJOBパート』登録者
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、 もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志のもとにつくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために定期的なアンケート等の調査を実施、結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/category/report/
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
<株式会社ビースタイルについて>
企業理念は「best basic style」。時代に合わせて新たなスタンダードをつくる会社です。この理念に基づき、2002年の創業以来、働きたい主婦に対して就業支援を行って参りました。約15年間で生み出した主婦の雇用数はのべ10万人。女性がそれぞれの価値観、ライフスタイルに合わせて働くことができる社会の実現に向け、派遣・在宅・エグゼクティブなど、様々な『しゅふJOBサービス』を提供しています。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先
(株)ビースタイル広報担当:柴田・兒玉・川上
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-3-10 新宿御苑ビル 6F
Mail:pr@b-style.net ホームページ:http://www.bstylegroup.co.jp/
※当リリースに関して、所長 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。
※本リリースの引用の際は、必ず「しゅふJOB総合研究所調べ」とクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。