女性が「これからも仕事をしていきたい」と考える理由って?「生活への不安」65.2%、「社会と関わり視野を広げたい」63.2%、「生活を豊かにしたい」62.2%/年代別ランキング
2023年3月8日
ビースタイルグループ
仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は『女性が働く理由』をテーマに、主婦層を中心とする就労志向の女性にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:522件)
調査結果概要
1.仕事することが「好き」77.8%
2.仕事に対するこれからのスタンス「仕事をしていきたい」89.7%
3.仕事をしたいと思う理由「今後の生活に不安を感じるため(収入面)」65.2%
4.仕事をしたいと思う理由:年代別比較
5.仕事をしたいと思う理由:年代別ランキング
6.フリーコメントより
仕事することが「好き」77.8%
仕事に対するこれからのスタンス「仕事をしていきたい」89.7%
仕事をしたいと思う理由「今後の生活に不安を感じるため(収入面)」65.2%
仕事をしたいと思う理由:年代別比較
仕事をしたいと思う理由:年代別ランキング
フリーコメントより
◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)
<仕事することについて「とても好き」「どちらかといえば好き」と回答した人>
・雇用形態に関係なく、仕事において自分の思う責任を果たしたいと思う(50代:パート/アルバイト)
・業務を同じように大切にしてその先にいる人、一緒に働く人と気持ちよく働きたい(40代:フリー/自営業)
・自身の通院や親の介護と両立しながら社会に関わりたい(50代:今は働いていない)
・対価を頂けることで自己肯定感が高まる。家事育児だけでは、なかなか得られない。目標を持ちやすくなる。
自分に収入があると、お金を使うことに罪悪感がなくなる(40代:派遣社員)
・好きな仕事をしている時は時間が進むのが早いですし、仕事を工夫して進めることで脳が活発になる
(アドレナリンが出る感じ?)気がします(40代:派遣社員)
・年齢関係なく仕事をしていきたい人が働ける社会になってほしい(70代:今は働いていない)
・子供が大きくなり、自分の時間が増えました。が、年齢が上がると仕事の種類も限られてきます
(50代:契約社員)
・年金だけでは生活が出来ない、って、良く聞きます 不安だらけです(60代:今は働いていない)
・人生100歳時代 70代になって社会と関わることにより 体力。頭を使い自己実現、自己成長をめざして行きたい
(60代:パート/アルバイト)
・ライフステージによって、仕事に対するスタンスは劇的に変動すると感じており、もっと柔軟に気軽に仕事との
距離感を調節できるような社会であるといいなと感じる(30代:パート/アルバイト)
<仕事することについて「とても嫌い」「どちらかといえば嫌い」と回答した人>
・自分の都合で自由にシフトの組める仕事がしたい(50代:今は働いていない)
・自分に無理のない範囲で仕事をする。精神的、体力的にやられるのは、仕事ではない(50代:パート/アルバイト)
・何事も真面目に取り組むことが大切(30代:今は働いていない)
・お金があれば、仕事はしない(40代:パート/アルバイト)
・生活のために働きたいとは思うが、仕事は選びたい(40代:パート/アルバイト)
・仕事に生活を占領されないようにする。生活の一部に仕事があるようにする(50代:派遣社員)
・体に無理ない程度に(60代:今は働いていない)
・出来れば、扶養範囲内で働きたい。毎日ではなく、少しゆとりを持ちつつ働きたいです(50代:パート/アルバイト)
・家族がいるので、仕事だけのことを考える時間がない(40代:今は働いていない)
・今の仕事は、お客様はキライではないが同僚や、仲間である側の人が嫌いで、どっちを取るかで悩む
(50代:パート/アルバイト)
<仕事することについて「どちらとも言えない」と回答した人>
・お金がないから働き続けているが、やはり働かなくてもいいなら働きたくないのが本音かもしれない。他人と関わる
のがめんどくさくなってきている(50代:パート/アルバイト)
・週1日で良いので働きたい(30代:今は働いていない)
・体に無理なく出来る仕事を細々と続けていきたい(50代:正社員)
・無理の無い範囲で変な人のいない職場で働きたい(50代:派遣社員)
・勤務先のお役に立つように精一杯勤務するスタンスなので、先方もそれに対して、それ相応の敬意、職場環境、
報酬を提供して欲しい(60代:派遣社員)
・子育て家庭に理解ある会社が少ない(30代:今は働いていない)
・日常生活と仕事を切り離せる程度のウエイトで働きたいので、仕事に振り回されるのは望まない
(40代:パート/アルバイト)
・自分のライフスタイルに合わせて仕事を無理なく続ける職場があれば、長く続けていけると思う。やはり50代半ばの
女性は、身体の変化もあり、無理できないので、そういう所をわかってもらえたらと常々思っています
(50代:派遣社員)
・家事や育児があるのに、出産前に近い収入を期待するような仕事に就くのは負担(40代:パート/アルバイト)
・対人関係にいつも悩まされるので、固定されない職種を選びたい(30代:今は働いていない)
しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎より
人が働く理由は様々です。主婦層を中心とする就労志向の女性に「あなたは仕事することが好きですか」と尋ねたところ、好きだと答えた人が8割近くに及びました。さらに、「あなたの仕事に対するこれからのスタンスとして、最も近いものをお教えください」との問いに対しては、「仕事をしていきたいと思う」と回答した人が約9割でした。「仕事をしていきたいと思う」と回答した人に理由を尋ねると、最も多かったのは「今後の生活に不安を感じるため(収入面) 」で65.2%。また「社会と関わり視野を広げたいため」「旅行や買い物等自分又は家族の生活を豊かにするため」も6割を超えました。「金銭面」「社会との接点」「豊かな生活」と、それぞれ性質の異なる項目が上位に入っており、人が働く理由が様々であることを改めて感じさせる結果です。
仕事していきたい理由を年代別に集計してみると、「子供の教育費のため」は、就学前あるいは就学中のお子さんがいる人が多いと思われる40代以下の比率が高く、「旅行や買い物等自分又は家族の生活を豊かにするため」は60代以上で低い一方30代以下では8割を超えました。また「今後の生活に不安を感じるため(収入面) 」と「社会と関わり視野を広げたいため」については、どの年代でも総じて高い傾向が見られました。「金銭面」と「社会との接点」は女性にとって年代を超えた共通の動機であり、求人の際には給与条件とともに、その仕事を通じて社会とどんな接点が生じるのかも大切な要素になっていると言えそうです。 |
<しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎 ープロフィールー>
1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。2011年に設立したしゅふJOB総合研究所では仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”のべ40000人以上の声を調査・分析。2021年に独立。“ワークスタイル”をメインテーマにした研究・執筆・講演、企業の事業支援および広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。
人材派遣、紹介、アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げなど事業現場の最前線から、広報ブランディング・経営企画・人事など管理部門までを管轄。雇用・労働分野の有識者として多数のメディアに出演し、人材マネジメントから法規制まで雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。
Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/JCAST会社ウォッチ解説者/日本労務学会員
民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」(平成29~30年度)
労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」(平成29~31年度)
日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会議 雇用WG勉強会(平成26年)など
◇メディア出演 NHK『あさイチ』解説、テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』パネラー、フジテレビ『みんなのニュース:
ふかぼり』解説などのテレビ出演の他、ラジオ・新聞・雑誌・ビジネス系ウェブメディアなどでコメント多数
◇執筆・その他 ITメディア連載『「人材サービス」が滅ぶ日は来るのか?』/マネープラス連載『ワークスタイルの見つけ方』他、
日本経済新聞、日経MJ、時事通信、NEWSポストセブン、アーバンライフメトロなど執筆・寄稿記事多数
大学や男女共同参画センターなどでの講演、パネルディスカッションのモデレーターなども務める
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/category/report/
※しゅふJOB総研公式ツイッター⇒https://twitter.com/shufujobsoken
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:522名 ※女性のみ
調査実施日:2023年1月26日(木)~2023年2月2日(木)まで
調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者
※当リリースに関して、研究顧問 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。
<ビースタイルグループについて>
『時代に合わせた価値を、創造する。』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、主婦の雇用をのべ17万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」、すきま時間で働く「ご近所ワーク」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、使命 -MISSION- 『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を、人と仕事の適材適所によって実現してまいります。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先
ビースタイルグループ広報担当:兒玉・川﨑
Mail:pr@b-style.net
お問い合わせページ:https://www.bstylegroup.co.jp/contact/