同一労働同一賃金の実現を望む? 賃金に不公平感じた人ほど、実現望む傾向 不公平感じる・感じないで15.6ポイントの差 ~しゅふJOB総研調べ~

2016年12月21日(水)

株式会社ビースタイル


主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』(事業運営者:株式会社ビースタイル/本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)の調査機関しゅふJOB総研は、『同一労働同一賃金』をテーマに主婦会員に向けてアンケート調査を行いました。以下、結果をご報告します。(有効回答数719件)

時間あたりの賃金(時間給)に換算して考えた場合に、過去もしくは現在の仕事について不公平だと感じたことがあると答えた人

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時間あたりの賃金(時間給)に換算して考えた場合に、過去もしくは現在の仕事について不公平だと感じたことがないと答えた人

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安倍首相は長時間労働是正に取り組むと発表しました。あなたやあなたの配偶者について考えた場合、当てはまるものをお教えください。

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フリーコメントより抜粋(年代:雇用形態)

・専業主婦と子どもを抱えても十分に生活出来る給料がもらえるなら何も文句は言いません(30代:その他)
・長時間労働しないと給料が足りないのが問題だと思う(40代:パート/アルバイト)
・労働時間を減らすだけでは生活が出来なくなるので、結局ダブルワークをしなければならなくなり、
 余計疲弊するので根本的に、時間だけ改善、金額だけ改善と、バラバラにしないで欲しい(30代:パート/アルバイト)
・働きたくても働けない若い世代を考えると、本当の意味でのワークシェアをしてほしいものです(50代:フリー/自営業)
・実際ただ働きなので。できればあと1時間でも早く帰ってきてほしい。毎日22時すぎとかって絶対おかしいと思う。
 かたや早く帰る人もいる。納得いかない(40代:派遣社員)
・労働時間を減らし給料が上がれば良いと思います(30代:その他)

しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎より

同一労働同一賃金のガイドライン案が示されたことを受け、2016年4月に取得したアンケートデータを再集計した結果です。詳細は前回の調査結果に譲りますが、「時間あたりの賃金(時間給)に換算して考えた場合、過去もしくは現在の仕事について不公平だと感じたことはありますか」という質問に対して、8割近い方が「ある」と回答しました。その不公平感の有無が、同一労働同一賃金に対する考え方にどのように影響しているかをクロス集計したのが今回のデータです。
結論としては、不公平だと感じたことのある人の方が、感じたことがない人よりも同一労働同一賃金を望む度合いが高いことが分かりました。それは、賃金に不公平を感じたことがある人にとって同一労働同一賃金の実現が一つの解決策となりうる可能性を示すものだと考えます。
しかしながら、不公平の有無に関係なく同一労働同一賃金の実現を望むか否か「わからない」と答えた人の割合が最も多かったことも注目に値します。同一労働同一賃金が実現した場合、実際にどのようになるのかがイメージしづらいことを表していると考えます。それは、長時間労働の是正について「労働時間が減らせたとしても、その分の給料が下がってしまうなら反対」という声が全体の約2/3を占めることと無関係ではないように思います。
同一労働同一賃金のガイドライン案が提出されたことをきっかけに、より議論が深まっていくことを期待します。
川上所長


《しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎プロフィール》
1997年、愛知大学文学部卒業。大手人材派遣会社に入社し営業職を経験後、責任者として営業企画・新卒派遣・人材紹介部門の立ち上げを行う。 2004年の改正労働者派遣法施行を受けて転職し、メディカル分野の人材サービス事業立ち上げに参加。同社にて登録・カウンセリング・仕事紹介を統括するエグゼクティブマネージャー、マーケティング部門の執行役員などを歴任。その後、業界専門誌を発行する株式会社オピニオン営業推進部部長 兼 月刊人材ビジネス編集委員を経て、2010年株式会社ビースタイル入社。主婦に特化した人材サービスに携わり、2011年しゅふJOB総合研究所 所長就任。同年人材サービス業界を取り巻く『声なき声』を社会に届けるフェイスブックページ『ヒトラボ』を立ち上げ編集長に就任。内閣府 規制改革会議 雇用ワーキンググループ勉強会にて有識者の一人として参加するなど、主婦人材の活躍推進や人材サービス業界のあり方について積極的な意見提言を行う。 フェイスブックグループ『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰。

◇メディア出演歴
テレビ東京 ワールドビジネスサテライト/テレビ朝日 ビートたけしのTVタックル/日本テレビ news every./フジテレビ みんなのニュース/その他、 日本経済新聞・朝日新聞・読売新聞・AERA・女性セブン・ビズマム…等多数

◇講演歴
・業界人による業界人のための業界情報 (船井総合研究所 高付加価値アウトソーシング研究会)
・働く主婦のホンネ~再就職市場の現状とトレンド (男女共同参画センター 横浜北 第2回 女性の再就職支援事業検討会)
・「いつ?どう働くかがわかる!」専門家による主婦の働き方レクチャー (ららぽーと海老名) など
◇寄稿・連載歴
・日経MJ 『懐に余裕、心にゆとり』(2016年2月1日)
・時事通信『働くデキる女性たち』(各地方紙上で連載)
・アドバンスニュース社コラム『木曜日のつぶやき』 など

▼ヒトラボ https://www.facebook.com/hitolabo.jinzai/
▼ヒトラボ資料館 『是々非々』 http://zezehihi.wix.com/jinzai


■調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:719名
調査実施日:2016年4月8日(月)から2016年4月25日(月)まで
調査対象者:ビースタイル登録者/求人媒体『しゅふJOBサーチ』登録者

<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、 もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志のもとにつくられた研究所です。
「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施、結果を社会に発信しています。


<株式会社ビースタイルについて>
企業理念は「bestbasicstyle」。時代に合わせて新たなスタンダードをつくる会社です。この理念に基づき、2002年の創業以来、働きたい主婦に対して就業支援を行って参りました。約14年間で生み出した主婦の雇用数はのべ5万人。女性がそれぞれの価値観、ライフスタイルに合わせて働ける社会の実現に向け、派遣・在宅・エグゼクティブなど、様々な『しゅふJOBサービス』を提供しています。



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本プレスリリースに関するお問い合わせ先

(株)ビースタイル広報担当:柴田・川上

〒160-0022東京都新宿区新宿4-3-17FORECAST新宿SOUTH7階
Mail:pr@b-style.net
ホームページ:http://www.bstylegroup.co.jp/
※当リリースに関して、所長 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。

※本リリースの引用の際は、必ず「しゅふJOB総合研究所調べ」とクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。