衆院選終盤!働く主婦層の安倍政権への評価と政治への期待~しゅふJOB総研調査~ 働きやすさ、政治次第49.1% 第二次安倍政権発足後、「求人増え転職しやすくなった」「金銭的不安増えた」

2017年10月19日(木)

株式会社ビースタイル


 主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』(事業運営者:株式会社ビースタイル/本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)の調査機関しゅふJOB総研は『政治に期待すること』をテーマに働く主婦層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数999件)

調査結果概要

1.第二次安倍政権発足後の変化:ポジティブ面1位「求人が増えて就職や転職がしやすくなった」、ネガティブ面1位「将来の金銭的な不安が増えた」
2.政治次第で主婦層はもっと働きやすくなると思うか:「思う」49.1%、「思わない」26.9%
3.フリーコメントより

第二次安倍政権発足後の変化:ポジティブ面1位「求人が増えて就職や転職がしやすくなった」、ネガティブ面1位「将来の金銭的な不安が増えた」

グラフ


グラフ


政治次第で主婦層はもっと働きやすくなると思うか:「思う」49.1%、「思わない」26.9%

グラフ


フリーコメントより

◇「主婦層の仕事環境について、政治に期待すること」へのフリーコメントより抜粋(年代:居住している都道府県)
・負担ばかりが増えています。事情があって、働けない主婦はどうしたら良いのでしょう?(40代:宮崎)
・少子化問題を含め何一つ改善されていない。だいたい当たり前のように男性より給料が少なくて
 任されたポジションも低いし世の中が女性を馬鹿にし過ぎてると思う(30代:東京)
・シングルマザーの家庭の経済的にとても厳しいという現実を分かって欲しい。女性は子供を産んで当たりという
 差別を止めて欲しい。女性が多様な働き方が選択できるようになればいいと思う(40代:千葉)
・働けない環境がある(待機児童、学童不足)。本腰入れてやれば解消はできるはずだと思う。
 小学校の待機児童なんていないよね?といいたい。保育園が必要な期間はどの親も数年の事なので
 その期間を終えてしまうと他人事となり声を上げ続けることをしなくなるせいかも(30代:大阪)
・仕事したい主婦ばかりでは、ないです。主婦も立派な仕事です。そういう人たちがいるのだから、
 そこに対して良くなることを考えて欲しいです(40代:東京)
・生活保護の代わりにベーシックインカム制度を導入すること(30代:神奈川)
・もっと在宅の仕事を増やしてほしい(50代:新潟)
・政治に期待する事より、自分自身だと思っています(50代:東京)
・もっと民間企業の力を使えば、自然と働き口が増えると思う。規制ばかり作って、国民の邪魔を
 しないでほしい(50代:東京)
・夫の転勤で、妻も転居になると、せっかく仕事していても辞めざるをえない。年齢的に年々職種選択の
 幅も狭まるし、給料など条件も悪くなる。それでも働けと言う、国の考え方が理解できない(40代:福岡)
・まず、政治家自ら、女性政治家への偏見、差別、セクハラをなくし、品性を持ってほしい。日本社会の
 手本となって、日本中にそれが波及してほしい。心が伴わなければ、本物の環境改革は不可能(50代:神奈川)
・女性の仕事の選択権は増えて、働きやすくなったのだろうけれど、その分負担は増える。女性ばかりではなく、
 男性の仕事環境も変えないとワンオペ育児になるだけ(50代:東京)
・主婦層だけでなく女性の仕事環境は、男性の頭の中の改革が進まないと、いくら制度が整備されても
 実質的には向上しない(50代:静岡)
・子供がほしい主婦層も不妊治療を仕事をしながら受けるのは負担が大きいので、もっと考えてあげて
 ほしいです(30代:兵庫)
・女が外で働き、家計を支えなくて済む世の中が本当は望ましいと思う(50代:東京)
・パート時給がもっと上がればフルタイム働かなくてもいい、という人もいると思います(40代:神奈川)
・期待をしても、変わるのは首都圏だけ。地方に恩恵はない(30代:千葉)
・子どもがいることで仕事に影響が出るのを前提に仕事の割り振りをしたり、男性も子どものために
 早退しても批判されたり仕事の評価が下がらないことが当然という社会に早く舵を切らないと日本の少子化は
 止まらないと思います(40代:滋賀)
・サラリーマンの妻からも年金徴収していただきたいです。そのお金でいろんな事ができる気がします(40代:長野)
・家々によっていろんな考えがあるので、特定の人だけが得をするのではなく、平等にお金を使ってほしい
 (30代:群馬)
・派遣法の単発アルバイトが誰でもできるようになってほしい。(現在は収入500万円以上のみなど制約があり、
 好きなときにアルバイトが出来ない) (40代:東京)
・全く仕事が見つからないからストレス(40代:秋田)
・時短仕事を増やして欲しい。時短で募集されていても、結局フルタイムを勧められる(30代:愛知)
・子育てしていく中で、正社員共働きではないと、金銭的な不安しかありません。再雇用のチャンスを
 与えてくれるような政策を期待します(40代:東京)
・介護世代に相当の給付があれば、安心して介護に集中でき、施設不足や従業員不足も解消出来るのでは
 と感じる(50代:千葉)
・いくら女性やイクメン活動をしている人たちが声を上げても、男性型社会の根本の意識はまだ変わらないと
 思います(30代:埼玉)
・主婦層に限らずもっと働き方を自由にするべきだと思います(40代:岐阜)
・政治の世界に関わらず、いろんな企業などでも年配者や男性がもっと女性だから~という考え方をなくして、
 平等に扱ってくれるような体制を整えるのが必要だと思います(30代:北海道)
・だいぶ受け入れてもらえやすい環境になってきたと思う(20代:東京)
・子育て世代、シニア世代どちらも家庭環境に柔軟に対応できる職場で働くことができる、
 しくみを確立してほしい(50代:三重)
・女性としての役割を果たすことは当然と求められ、さらに稼ぎ手としても求められる。
 男女の収入格差があり、女一人では家族を養えず、シングルマザーの貧困は深刻である(50代:山口)
・扶養範囲の金額を広げて欲しい(50代:沖縄)
・主婦の仕事環境は今のままで良いのでは?これ以上ワガママ女性(お金は欲しいから働きたい、
 ダンナ子供はステータスで欲しいけど家事育児はやりたくない)に振り回されて欲しくないです(40代:東京)
・時間労働者の単価が安い。正社員として勤め続けないと、労働単価が下がりすぎる(40代:茨城)
・私は古い考え方かもしれないが、ボランティアで子供たちを見ながらいつも思う事…愛情不足の
 子供が年々増えています。母親が必死に仕事を探さなくてもいいように、男性就業者の賃金アップを
 考えるべきだと思う(40代:奈良)
・子供がいて働くのは難しいと思う。保育所に入っていても、病気になったり警報が出たりするたび
 迎えに行かないとならない。そしてそれは女性の仕事となり子供を多く生むことが不可能だと思う。
 その辺を改善してほしい(50代:和歌山)
・働きたくても保育園、学童保育に入ることができなければ働けない。無償化などではなく、
 全入化(入所希望者は全て入所できる)を実現してほしい。保育園に入るのも1年半まち、
 学童保育にも申し込んだが、待機となっている者の希望です。
 (子供たちは仕方なく鍵っことなっています)(30代:佐賀)
・クラウドソーシングでの環境(極端に安い単価等)を改善してほしいです(40代:東京)


しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎より

 第二次安倍政権が発足してから約5年。その間の変化について働く主婦層に尋ねたところ、1/3弱が「求人が増えて就職や転職がしやすくなった」と回答しました。2017年8月の有効求人倍率は1.52倍。失業率も低く、数字でも証明されています。一方で、「女性が社会で活躍しやすくなった」との回答は11.8%に留まっています。また、最も多くの人が選んだのは「その他」。その他の具体的内容を見てみると「特に変化がなかった」という回答が目立ちました。
 一方、ネガティブな変化としては「将来の金銭的な不安が増えた」が66.3%、さらに「収入が減って家計が苦しくなった」と回答した人も30.3%に上ります。求人は増えたものの金銭面では不安、ということになるようです。

 そんな政治に対する厳しい声の一方で“政治次第で、主婦層はもっと働きやすくなると思いますか?”との質問には、半数近い49.1%が「思う」と回答しました。「思わない」26.9%の2倍近くになります。それだけ多くの主婦層が、政治に期待していると言えます。フリーコメントには政治に対する多くの要望が全国から寄せられました。内容は様々ですが、一人一人の声に耳を傾け、働く主婦層にとってさらに働きやすい社会の実現のために活かしていただきたいと考えます。

川上所長


《しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎プロフィール》
1997年愛知大学文学部を卒業後、大手人材派遣会社などで責任者として営業・マーケティング・経営企画・人事・新規事業立ち上げなど事務系人材サービス企業のあらゆる部門に携わる。業界専門誌を発行する株式会社オピニオンでは、営業推進部部長 兼 月刊人材ビジネス編集委員として人材ビジネス企業経営者向けの勉強会を企画運営。2010年株式会社ビースタイル入社。2011年しゅふJOB総合研究所 所長就任。同年人材サービス業界の『声なき声』を社会に届けるフェイスブックページ『ヒトラボ』を立ち上げ編集長に就任。フェイスブックグループ『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰。内閣府 規制改革会議 雇用ワーキンググループ勉強会にて有識者の一人として参加するなど、主婦人材の活躍推進や人材サービス業界のあり方について積極的な意見提言を行う。

◇メディア出演歴 NHK あさイチ 解説/フジテレビ みんなのニュース『ふかぼり』 解説/テレビ朝日 ビートたけしのTVタックルパネラー出演、他新聞・テレビ・雑誌などでコメント多数

◇寄稿・連載歴 日本経済新聞:私見卓見『日雇い派遣は主婦を助ける』(寄稿)/時事通信『働くデキる女性たち』(連載)など

◇委員等 厚生労働省 委託事業
平成29年度:民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」委員、平成29~31年度:労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」委員、一般社団法人日本人材派遣協会 派遣事業運営支援委員会委員(平成20~21年)、派遣事業運営支援部会員(平成24年)

▼ヒトラボhttps://www.facebook.com/hitolabo.jinzai/
▼ヒトラボ資料館 『是々非々』http://zezehihi.wix.com/jinzai
▼人材サービスの公益的発展を考える会 https://www.facebook.com/groups/jinzai.koueki/


■調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:999名
調査実施日::2017年10月11日(水)から2017年10月13日(金)まで
調査対象者:ビースタイル登録者/求人媒体『しゅふJOBパート』登録者



<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、 もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志のもとにつくられた研究所です。
「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施、結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/category/report/
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ



<株式会社ビースタイルについて>
企業理念は「best basic style」。時代に合わせて新たなスタンダードをつくる会社です。この理念に基づき、2002年の創業以来、働きたい主婦に対して就業支援を行って参りました。約14年間で生み出した主婦の雇用数はのべ5万人。女性がそれぞれの価値観、ライフスタイルに合わせて働ける社会の実現に向け、派遣・在宅・エグゼクティブなど、様々な『しゅふJOBサービス』を提供しています。



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本プレスリリースに関するお問い合わせ先

(株)ビースタイル広報担当:柴田・中村・川上
〒160-0022東京都新宿区新宿4-3-17FORECAST新宿SOUTH7階
Mail:pr@b-style.net ホームページ:http://www.bstylegroup.co.jp/
※当リリースに関して、所長 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。

※本リリースの引用の際は、必ず「しゅふJOB総合研究所調べ」とクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。