夫の家事・育児への取り組み2017/働く主婦層はどう評価したか? 世代間の満足度格差2.3倍 夫の家事・育児に不満:47.8%~しゅふJOB総研調査~
2016年12月12日(月)
株式会社ビースタイル
主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』(事業運営者:株式会社ビースタイル/本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)の調査機関しゅふJOB総研は『夫の家事・育児』をテーマに働く主婦層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数745件)
リリース概要
1.夫の家事・育児に「満足」18.3%、「不満はない」33.9%、「不満」47.8%
2.「満足」/30代以下:32.9%、40代:17.9%、50代以上:14.2%
3.既婚女性以外(未婚・結婚経験あり独身・男性)のイメージ「不満」67.3%
夫の家事・育児に「満足」18.3%、「不満はない」33.9%、「不満」47.8%
※アンケートへの回答者745名のうち、
“既婚”と回答した女性638名の集計結果 n=638
「満足」/30代以下:32.9%、40代:17.9%、50代以上:14.2%
※30代以下/n=76 40代/n=330 50代以上/n=232
既婚女性以外(未婚・結婚経験あり独身・男性)のイメージ「不満」67.3%
しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎より
多くの家庭では、家事・育児は女性の役割になっています。働きたいと思っても、家事・育児の負担が変わらないのであれば、ためらう人もいるかもしれません。夫の家事・育児への取り組みが、働き方改革の鍵を握っていると指摘する声もあります。2017年を振り返って、夫の家事・育児への取り組みについて聞いたところ、既婚女性の半数弱が不満と回答しました。この結果を逆に捉えれば、半数強には不満がないということになるので、意外と少ないようにも見えます。一方で、既婚女性以外の人にも同じ質問項目について、一般的なイメージとしてどう思うかを聞いたところ、不満(であろう)と答えた人が67.3%にも及びました。この差の意味するところはなんでしょうか。一つには、夫は世間で思われているほど家事・育児をしていないわけではないということかもしれません。しかし別の見方をすると、既婚者は夫の家事・育児に期待しないように努めているということかもしれません。
既婚女性のデータを年代別に再集計してみると、低い年代の方が夫の家事・育児への満足度が高い傾向があることがわかりました。男性が家事・育児に携わることへの抵抗感が薄れてきていることの表れかもしれません。とはいえ30代以下でも「家事・育児を十分行っていて満足」と回答したのは30%程度。十分行う、とは必ずしも全て行うことを意味するわけではありません。ご夫婦の間で、家事・育児を十分行っていると思えるラインについて目線合わせすることが大切ではないかと考えます。 |
《しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎プロフィール》
1997年愛知大学文学部卒業。テンプスタッフ株式会社(現パーソルホールディングス)に入社し新規事業責任者等を歴任。転職後、執行役員としてキャリアカウンセリングやマーケティング部門を統括するなど、営業・経営企画・人事といった人材サービス事業のほぼ全てのセクションに携わる。業界専門誌『月刊人材ビジネス』では営業推進部部長 兼 編集委員を務め、人材ビジネス企業の経営者に向けた勉強会を企画運営。2010年株式会社ビースタイル入社。2011年より現職。
人材サービス業界の『声なき声』を社会に届けるインタラクティブメディア『ヒトラボ』及びフェイスブックグループ『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰。有識者として内閣府 規制改革会議 雇用ワーキンググループ勉強会への参加、男女共同参画センターでの講演など、主婦人材の活躍推進や人材サービス業界のあり方について積極的な意見提言を行う。
◇メディア出演歴 NHK あさイチ 解説/フジテレビ みんなのニュース『ふかぼり』 解説/テレビ朝日 ビートたけしのTVタックルパネラー出演、他新聞・テレビ・雑誌などでコメント多数
◇寄稿・連載歴 日本経済新聞:私見卓見『日雇い派遣は主婦を助ける』(寄稿)/時事通信『働くデキる女性たち』(連載)など
◇委員等 厚生労働省 委託事業
平成29年度:民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」委員
平成29~31年度:労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」委員
一般社団法人 日本人材派遣協会
派遣事業運営支援委員会委員(平成20~21年)、派遣事業運営支援部会員(平成24年)
▼ヒトラボ https://www.facebook.com/hitolabo.jinzai/
▼ヒトラボ資料館 『是々非々』 http://zezehihi.wix.com/jinzai
▼人材サービスの公益的発展を考える会 https://www.facebook.com/groups/jinzai.koueki/
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:745名
調査実施日:2017年11月23日(木)~2017年11月30日(木)まで
調査対象者:ビースタイル登録者/求人媒体『しゅふJOBパート』登録者
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、 もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志のもとにつくられた研究所です。
「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施、結果を社会に発信しています。
<株式会社ビースタイルについて>
企業理念は「bestbasicstyle」。時代に合わせて新たなスタンダードをつくる会社です。この理念に基づき、2002年の創業以来、働きたい主婦に対して就業支援を行って参りました。約14年間で生み出した主婦の雇用数はのべ5万人。女性がそれぞれの価値観、ライフスタイルに合わせて働ける社会の実現に向け、派遣・在宅・エグゼクティブなど、様々な『しゅふJOBサービス』を提供しています。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先
(株)ビースタイル広報担当:柴田・川上
〒160-0022東京都新宿区新宿4-3-17FORECAST新宿SOUTH7階
Mail:pr@b-style.net ホームページ:http://www.bstylegroup.co.jp/
※当リリースに関して、所長 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。
※本リリースの引用の際は、必ず「しゅふJOB総合研究所調べ」とクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。