職場でのバレンタイン、どう思う?~しゅふJOB総研調査~ 経験者、「楽しい」5割・「負担」6割 年代別の賛成比率/30代以下:22.5%、40代:12.3%、50代以上:9.5%

2019年3月4日

株式会社ビースタイル


主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』(事業運営者:株式会社ビースタイル/本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)の調査機関しゅふJOB総研は『職場でのバレンタイン』をテーマに、働く主婦層に、アンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数651件)


調査結果概要

1.職場でバレンタインデーにプレゼントをあげたことが「ある」84.8%
2.今年のバレンタインデーにプレゼントをあげる予定の人「家族」81.9%
3.経験者のみ:職場でのバレンタインは「楽しい」50.2%、「負担」64.2%
4.職場でのバレンタインデーに「賛成」14.6%、「反対」27.8%
5.職場でのバレンタインデー賛否:年代別・経験者の前年比較
6.フリーコメントより

職場でバレンタインデーにプレゼントをあげたことが「ある」84.8%

グラフ1


今年のバレンタインデーにプレゼントをあげる予定の人「家族」81.9%

グラフ1


経験者のみ:職場でのバレンタインは「楽しい」50.2%、「負担」64.2%

グラフ2


職場でのバレンタインデーに「賛成」14.6%、「反対」27.8%

グラフ2


職場でのバレンタインデー賛否:年代別・経験者の前年比較

グラフ2


グラフ2

フリーコメントより

◇フリーコメントより抜粋(年代:雇用形態)

<職場でのバレンタインデーに賛成と回答した人>
・普段仕事を教えてもらったりしているので、お礼がてらいい機会とは思うのですが
 (40代:派遣社員)
・コミュニケーションの一環であってもいいと思う(30代:今は働いていない)
・男女関係なくチョコレートやチョコレート菓子を配ったり交換するのは、おやつタイムが
 楽しくなるので良いと思う(60代:派遣社員)
・喜んでもらえる(50代:パート/アルバイト)
・特に禁止しなくてもよいし、やりたいひとがやれば良いと思う(40代:正社員)
・普段接しない人との交流になると思う(40代:今は働いていない)
・全くの個人の自由だと思う。私の場合は職場の同僚と言うよりお仲間と言う感じ
 (60代:パート/アルバイト)
・相手に見返りを求めないものなら、良いのではないか(30代:今は働いていない)
・職場の雰囲気にもよる(30代:正社員)
・楽しみがあるほうが、ないよりはいいと思う(50代:パート/アルバイト)

<職場でのバレンタインデーに反対と回答した人>
・いろいろな気遣いか発生するのでないほうが良いと思います(50代:SOHO/在宅ワーク)
・社内メール便で大量のチョコレートを送るなどすると、配達の回数や量が増え、普段の業務に
 支障が生じていた|そこまでして送る意味があるとは思わない(50代:派遣社員)
・年々、チョコレートなどは義理であげることが多くなっていると感じるので、必要ないと思います。
 そもそも、どうして職場なのに女性から男性に
 まずあげなくてはいけないのかも疑問です。今の時代に合っていない気がします
 (40代:パート/アルバイト)
・チョコレート会社が考えた迷惑な制度。公私ともに一切あげないし、欲しくもないお返しも一切不要。
 くだらない制度(40代:今は働いていない)
・感謝の思いをプライベートであげるものなのだから職場は不要(50代:派遣社員)
・くだらない習慣をやめてほしいと思っていた(40代:今は働いていない)
・男性側に気を遣わせてしまう気がする(30代:今は働いていない)
・個人的にあげればいい。職場で集金も買い出しもお返しも、総てが負担(50代:パート/アルバイト)
・職場では禁止してほしい(40代:パート/アルバイト)
・一度始めるとやめられないので、初めからやらないでほしい(30代:パート/アルバイト)

<職場でのバレンタインデーにどちらでもないと回答した人>
・とりあえず、みんなに合わせる(50代:今は働いていない)
・会社の雰囲気だと思う(50代:今は働いていない)
・職場の人数が少ないし、仲も悪くないので楽しく負担にも感じない。職場によって負担も心情も
 違うと思う。命令で禁止になっても、裏では女性同士
 交換していて、仲間はずれとかありそう(30代:派遣社員)
・個々にやるのは構わないと思うが強制は良くない(50代:パート/アルバイト)
・私はプレゼントが好きなので、負担にならないチョコを贈りますが、負担に思うならしなくて
 いいのでは?(50代:パート/アルバイト)
・今時、そんな時代錯誤なやりとりが会社で行われているようなことは、正直無いと思っている
 (40代:パート/アルバイト)
・女性同士なので楽しいです。男性がいる職場であればやりません(40代:パート/アルバイト)
・思い切って会議室でチョコパーティでもすれば一気に住むのでは。男女関係なく(30代:今は働いていない)
・商業に踊らされている。欧米では男女問わず、いつもお世話になっているひとや親しみを感じる人に
 あげるもの。それと同じように日本も認識が変わった
 方が良い。たとえば、義理チョコ買うならその金額を募金に!などのこえが著名人から上がって
 影響力があるといいなー(50代:今は働いていない)
・雰囲気がよくなると思って私の方から提案したが、いろいろな考えの人もいるので、今は難しいと思う
 (40代:フリー/自営業)

しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎より

 毎年2月になると、巷ではバレンタイン商戦がスタートします。デパートなどできらびやかなチョコレート菓子が並ぶ一方で、ふところ具合が気になる人もいるかもしれません。しゅふJOB総研では、昨年(※)に引き続き職場でのバレンタインをテーマに調査を行いました。「いままでの職場でバレンタインデーにチョコレートなどのプレゼントをあげたことはありますか?」との質問に、あると回答した人は84.8%。ただ、今年のバレンタインデーにプレゼントをあげる予定の人を挙げてもらうと「家族」が8割を超えたのに対し「職場の同僚」は14.7%、「職場の上司」は10.8%にとどまりました。いままでの職場でプレゼントをあげた経験がある人が多いとは言え、今年あげる人は決して多くはないようです。


 バレンタインデーに職場でプレゼントをあげることについて「楽しいと感じるか、負担を感じそうか」を尋ね、いままでの職場で
バレンタインデーにプレゼントをあげたことがある経験者だけに絞って集計したところ、「楽しい」と回答した人が5割を超えた一方で、「負担を感じる」と答えた人は6割を超えました。負担感がネックになっていることが改めてわかります。


 では、職場でのバレンタインに賛成か否かを問うと「賛成」14.6%に対し「反対」27.8%と反対が約2倍になっています。ただ、年代別に比較してみると、年代が低いほど賛成も反対も比率が上がっているものの、賛成の上昇度合いがより高いことがわかります。全体としては反対派の方が多いものの、低い年代層ほど職場でもバレンタインを楽しみたいという傾向があるようです。また、職場でのバレンタイン経験者に絞って前年と比較してみると「反対」が7.1ポイント減っている一方で、「どちらでもない」が6.5ポイント上昇しています。フリーコメントに「負担に思うならしなくていいのでは?」という声が寄せられたように、全員強制ではなく参加したい人だけで行うなど、フレキシブルに対処できる雰囲気のある職場では、楽しいイベントとして残っていくのかもしれません。

※<参考>バレンタインデー、職場で負担?(2018年):https://www.bstylegroup.co.jp/category/report/news-13330/

川上所長


<しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎プロフィール>
1997年愛知大学文学部卒業。テンプスタッフ株式会社(現パーソルホールディングス)に入社し新規事業責任者等を歴任。転職後、執行役員としてキャリアカウンセリングやマーケティング部門を統括するなど、営業・経営企画・人事といった人材サービス事業のほぼ全てのセクションに携わる。業界専門誌『月刊人材ビジネス』では営業推進部部長 兼 編集委員を務め、人材ビジネス企業の経営者に向けた勉強会を企画運営。2010年株式会社ビースタイル入社。2011年より現職。
人材サービス業界の『声なき声』を社会に届けるインタラクティブメディア『ヒトラボ https://www.facebook.com/hitolabo.jinzai/』及びフェイスブックグループ『人材サービスの公益的発展を考える会 https://www.facebook.com/groups/jinzai.koueki/』主宰。有識者として内閣府 規制改革会議 雇用ワーキンググループ勉強会への参加、男女共同参画センターでの講演など、主婦人材の活躍推進や人材サービス業界のあり方について積極的な意見提言を行う。

◇委員等 厚生労働省 委託事業
平成29~30年度:民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」委員
平成29~31年度:労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」委員

一般社団法人 日本人材派遣協会
派遣事業運営支援委員会委員(平成20~21年)、派遣事業運営支援部会員(平成24年)

◇メディア出演歴 NHK あさイチ 解説/フジテレビ みんなのニュース『ふかぼり』 解説/テレビ朝日 ビートたけしのTVタックルパネラー出演、他新聞・テレビ・雑誌などでコメント多数

◇寄稿・連載歴 日本経済新聞:私見卓見『日雇い派遣は主婦を助ける』(寄稿)/時事通信『働くデキる女性たち』(連載)/マネープラス:『ワークスタイルの見つけ方』https://moneyforward.com/media/special/shuhunohonne/(連載)など

▼ヒトラボ資料館 『是々非々』 http://zezehihi.wix.com/jinzai


■調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:651名
調査実施日:2019年1月30日(水)~2019年2月6日(水)まで
調査対象者:ビースタイル登録者/求人媒体『しゅふJOBパート』登録者

<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、 もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志のもとにつくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために定期的なアンケート等の調査を実施、結果を社会に発信しています。

※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/category/report/
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ

<株式会社ビースタイルについて>
企業理念は「best basic style」。時代に合わせて新たなスタンダードをつくる会社です。この理念に基づき、2002年の創業以来、働きたい主婦に対して就業支援を行って参りました。約15年間で生み出した主婦の雇用数はのべ10万人。女性がそれぞれの価値観、ライフスタイルに合わせて働くことができる社会の実現に向け、派遣・在宅・エグゼクティブなど、様々な『しゅふJOBサービス』を提供しています。



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本プレスリリースに関するお問い合わせ先

(株)ビースタイル広報担当:柴田・兒玉・川上
〒160-0022東京都新宿区新宿2-3-10 新宿御苑ビル 6階
Mail:pr@b-style.net ホームページ:http://www.bstylegroup.co.jp/
※当リリースに関して、所長 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。

※本リリースの引用の際は、必ず「しゅふJOB総合研究所調べ」とクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。