【働く主婦が2020年に優先したい時間の1位は?】家族コミュニケーション 43.0% 2位:「休息・睡眠時間」37.5%、昨年優先した時間の1位:「家事・育児・介護」51.3%

2020年1月15日

株式会社ビースタイル


主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』(事業運営者:株式会社ビースタイル/本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)の調査機関しゅふJOB総研は『優先したい時間』をテーマに働く主婦層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数725件)


調査結果概要

1.2019年に優先した時間 1位「家事・育児・介護の時間」51.3%
2.優先した時間の直近3年比較
3.2020年に優先したい時間 1位「家族のコミュニケーション時間」43.0%
4.2019年に優先してきた時間の疑似本意率
5.2020年に優先したい時間の疑似欠乏率

2019年に優先した時間 1位「家事・育児・介護の時間」51.3%

グラフ2

優先した時間の直近3年比較

グラフ2


2020年に優先したい時間 1位「家族のコミュニケーション時間」43.0%

グラフ2


2019年に優先してきた時間の疑似本意率

グラフ2

疑似本意率が最も高い項目:趣味の時間
疑似本意率が最も低い項目:仕事時間


※2019年に優先してきた時間の疑似本意率 算出方法
「2019年を振り返って優先してきた時間」を尋ねた際にその項目を選択した人が、「2020年に優先したいと願う時間」を尋ねた際にも同じ項目を選択した比率を疑似本意率として集計。「その他」については選択者が具体的に想定する内容が異なるため集計から除外。


2020年に優先したい時間の疑似欠乏率

グラフ2

疑似欠乏率が最も高い項目:資格取得などの勉強時間
疑似欠乏率が最も低い項目:家事・育児・介護の時間


※2020年に優先したい時間の疑似欠乏率 算出方法
「2020年に優先したいと願う時間」を尋ねた際にその項目を選択した人が、「2019年を振り返って優先してきた時間」を尋ねた際には、同じ項目を選択していなかった比率を疑似欠乏率として集計。「その他」については選択者が具体的に想定する内容が異なるため集計から除外。


しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎より

 いま日本中で進められている働き方改革の最も大切な目的の一つは、時間の使い方を変えることにあります。仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”は、日常生活の中で日々時間に追われています。働く主婦層に「2019年を振り返って、あなたが優先してきた時間は何でしたか?」と尋ねたところ、半数以上の人が「家事・育児・介護の時間」と回答しました。「仕事時間」と回答した人も1/3以上に及んでいますが、 「家事・育児・介護の時間」を優先した人の方が多かったようです。同調査結果の直近3か年の推移を見てみると全体としては似た傾向にあるものの、 「仕事時間」と回答した人の比率は43.5⇒38.3⇒36.6と年々下降傾向にあります。仕事時間を優先しようとする意識が少しずつ和らいでいるように見えます。
 
 一方、「2020年にあなたが優先したいと願う時間は何ですか?」という質問については、「家族のコミュニケーション時間」と回答した人が最も多く43.0%となりました。 「仕事時間」と回答した人の比率は、奇しくも2019年に優先してきた時間の比率と同じ36.6%です。そこで、「2019年に優先してきた時間」で「仕事時間」を選択した人が「2020年に優先したい時間」でも「仕事時間」を選択した比率を確認したところ、49.8%と約半数となりました。2019年に「仕事時間」を優先した人の約半数は本意だったと見なしてもよいかもしれません。しかしながら、他項目と比較すると49.8%は最も低い数値です。最も高かったのは「趣味の時間」で、77.5%になります。
 
 逆に「2020年に優先したいと願う時間」を尋ねた際にその項目を選択した人が、「2019年を振り返って優先してきた時間」を尋ねた際には同じ項目を選択していなかった比率を疑似欠乏率とみなして集計したところ、最も高い比率を示したのは「資格取得などの勉強時間」で74.2%でした。資格取得などの勉強時間を取りたいと思っていても、実際にはなかなか取ることができていない人が多いようです。一方で、最も低い比率を示したのは「家事・育児・介護の時間」です。家事・育児・介護の時間を優先したい人の多くは、実際に優先することができているようです。
 
 2020年に優先したい時間の1位に選ばれた「家族のコミュニケーション時間」は、3年連続でトップとなっています。日本中が、幸せな一家団欒で包まれる一年になることを願います。
川上所長


<しゅふJOB総研所長 兼 ヒトラボ編集長 川上敬太郎 ープロフィールー>
1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、テンプスタッフ株式会社(当時)入社。責任者として営業・企画・新規事業起ち上げなどを行う。転職後、執行役員としてマーケティング・求人・キャリアカウンセリング部門を統括。業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼 編集委員を経て、2010年株式会社ビースタイル入社。2011年より現職。
 
人材派遣、紹介など多様な人材サービス事業に20年以上携わり、事業現場の最前線から経営企画・人事・広報などの管理部門まで、あらゆるセクションの責任者を歴任。2011年に設立したしゅふJOB総合研究所では、仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”のべ約30000人の声を調査・分析。同年開設した『ヒトラボ』(https://www.facebook.com/hitolabo.jinzai/)では、人材サービスの公益的発展に資することを目的に、日々様々なテーマを取り上げて議論の場を提供。その他、人材マネジメントや法規制など、雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父。
 
◇委員等
厚生労働省 委託事業検討会委員
民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」(平成29~30年度)
労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」(平成29~31年度)
日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会議 雇用WG勉強会(平成26年)など
 
◇メディア出演等
NHK『あさイチ』解説、フジテレビ『みんなのニュース:ふかぼり』解説,テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』
パネラー出演、他新聞・テレビ・雑誌などでコメント多数
 
◇執筆・その他
マネープラス連載『ワークスタイルの見つけ方』:https://media.moneyforward.com/series/13
日本経済新聞/日経MJ/時事通信/NEWSポストセブンなど執筆・寄稿多数/
大学や男女共同参画センターなどでの講演、モデレーターなど/JCAST会社ウォッチ解説者、日本労務学会員


■調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:725名
調査実施日:2019年11月13日(水)~2019年11月22日(金)まで
調査対象者:ビースタイル登録者/求人媒体『しゅふJOBパート』登録者

<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、 もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために定期的なアンケート等の調査を実施、結果を社会に発信しています。
※しゅふJOB総研公式ツイッター⇒https://twitter.com/shufujobsoken
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/category/report/
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ

<株式会社ビースタイルについて>
企業理念は~best basic style~時代に合わせた価値を創造する。創業以来、主婦の雇用をのべ13万人以上創出してきた『しゅふJOB』や時短×ハイキャリアの働き方を実現する『スマートキャリア』など人材サービス事業を主軸とし、スーパーフード“モリンガ”のプロデュースなど、新たに事業領域を広げながら、日本の幸福度向上に全力で取り組んでいるソーシャルカンパニーです。



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本プレスリリースに関するお問い合わせ先

(株)ビースタイル広報担当:柴田・兒玉・川上

〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-32-7 野村不動産南新宿ビル 3階
Mail:pr@b-style.net
ホームページ:http://www.bstylegroup.co.jp/
※当リリースに関して、所長 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。

※本リリースの引用の際は、必ず「しゅふJOB総合研究所調べ」とクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。