【緊急事態宣言解除で、主婦たちがしたいこと】1位「外食」43.6%、「都道府県をまたいで移動」36.7%、「買い物」36.6%|解除「良かった」37.7%
2020年6月1日
ビースタイルグループ
ビースタイルグループ(株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦/およびグループ各社)が展開する、主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』の調査機関しゅふJOB総研は、『緊急事態宣言解除』をテーマに働く主婦層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数1000件)
調査結果概要
1.全都道府県で緊急事態宣言が解除されたこと「良かった」37.7%
2.緊急事態宣言解除の賛否:臨時休校の対象となった子どもの有無別比較
3.緊急事態宣言発令中と行動を変えたいこと「外食しに出かけたい」43.6%
4.緊急事態宣言発令中と行動を変えたいこと:緊急事態宣言解除への賛否別比較
5.フリーコメントより
全都道府県で緊急事態宣言が解除されたこと「良かった」37.7%
緊急事態宣言解除の賛否:臨時休校の対象となった子どもの有無別比較
緊急事態宣言発令中と行動を変えたいこと「外食しに出かけたい」43.6%
緊急事態宣言発令中と行動を変えたいこと:緊急事態宣言解除への賛否別比較
フリーコメントより
◇フリーコメントより(年代:就業形態)
<緊急事態宣言が解除されたことについて「良かった」と回答した人の理由>
・単純に感染者数が減った事や過度の自粛をしなくて良いという喜びですが、未だ対処法が現行の方法しかない事に
懸念を感じます(40代:正社員)
・精神的にそろそろ限界だった(50代:パート/アルバイト)
・全国で解除されないと移動が出来ない為(50代:派遣社員)
・経済活動をこれ以上抑えると日本経済が破綻しかねないから(50代:今は働いていない)
・緊急事態ではないという、気持ち的な部分が少し楽だから(40代:今は働いていない)
・子供の教育の場が少しでも戻ってほしいから(40代:今は働いていない)
・長かった。保育園の休園が仕事にダイレクトに影響があるのできつかった。子どもと二人みっちり部屋の中で過ごす
のもきつい(40代:SOHO/在宅ワーク)
・注意しながら行動するなら良いと言われなければ、不要不急な微妙な感じの介護が必要な親に会いづらいので、
解除されたことで後ろめたさがなくなったので良かった(50代:派遣社員)
・家族みんな家にいることで、ゆっくりする場がなくどこにも出かけられないのが主婦にとってはかなりのストレス
(40代:パート/アルバイト)
・保育園と幼稚園が再開され、仕事ができるようになるから(30代:フリー/自営業)
<緊急事態宣言が解除されたことについて「良くなかった」と回答した人の理由>
・自粛疲れは確実にあるが、不安はかなりある。どこかで誰かが規制をしていてくれなければ。頭の片隅に規制を意識
していないと自分にも自信がない(50代:パート/アルバイト)
・周りの人間が自由に出かけることで、安全でなくなったから。コロナが収まったわけではないので全く安心できない
(30代:今は働いていない)
・電車が混むから(50代:パート/アルバイト)
・コロナを治す薬もまだ無い上、他の病気やケガをした時にすぐに受け入れてくれる病院も少ない中での生活に不安
(40代:今は働いていない)
・未だにマスクしないで、外出する人が居ると、不安になる。私の仕事は、在宅勤務出来ない(60代:派遣社員)
・まだ早い。第二波で医療関係者がどれだけ苦労するのかと思うと申し訳ない(50代:パート/アルバイト)
・コロナが消えたかのように行動する人がいるから(50代:パート/アルバイト)
・未だ完全に収束していないので、感染者0になるまで、解除するべきではない(60代:パート/アルバイト)
・まだ感染者は増えている状態なのに、職場からは今週から出勤を求められてしまいました(40代:派遣社員)
・子供が幼稚園に通えるのは嬉しいけど、今の状態で解除しても、すぐに第2波がおこってしまう気がするので
(40代:SOHO/在宅ワーク)
<緊急事態宣言が解除されたことについて「わからない」と回答した人の理由>
・何もない地域は解除されてもいいと思うが、他府県に行くようなことはまだ避けた方がいいと思うから
(50代:パート/アルバイト)
・ワクチンや治療薬がまだ開発されていないので、果たして安全な選択なのか疑問です。直ぐにまた感染が広がる気も
します。只、経済的な面では良かったと思います(40代:パート/アルバイト)
・難しい問題だから。今まで経験がないので(40代:今は働いていない)
・本当に解除して大丈夫か不安な反面、元の生活に戻れそうな喜びとで半々(40代:派遣社員)
・感染が広がる恐れがあるから。でもお店などが再開してうれしい(60代:パート/アルバイト)
・良かったと思う反面コロナの収束は完全では無いため気持ちは晴れない。ただ、経済の為に飲食店などにはお金を
使いたい思いがあります(60代:フリー/自営業)
・経済も人々の生活も大切だが、第二波も心配(50代:フリー/自営業)
・解除された事でまた感染が起こることが怖いですが、生活のため働かなくてはならない
(40代:パート/アルバイト)
・解除されてからの感染者の数値がでるのがもっと先なので、まだ何とも言えないと思う(50代:派遣社員)
・街に活気が戻って(=経済が動き始めた)喜ばしいが、電車が混み始めた。また、コロナ感染者が増加しないかの心配
(40代:正社員)
しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎より
緊急事態宣言が全国で解除され、少しずつ日常が戻ってくる気配がでてきました。一方で、人によって受け止め方は様々あるようです。仕事と家庭の両立を希望する働く主婦層に「全都道府県で緊急事態宣言が解除されたことをどう思いますか」と尋ねたところ「良かった」という回答が4割近く、「良くなかった」という回答の2倍超となりました。最も多かったのは「わからない」という回答ではあるものの、どちらかといえば歓迎する声の方が多いようです。 また、「緊急事態宣言発令中と行動を変えたいことはありますか」との質問に対して最も多かったのは「外食しに出かけたい」で43.6%。続いて「都道府県をまたいで移動したい」36.7%、「買い物に出かけたい」36.6%、「遊びに出かけたい」28.4%となっています。長く続いた外出自粛期間の鬱憤がそのまま結果に表れているように感じます。 一方で、22.7%の人が「コロナ禍が完全に収まるまで行動は変えない」と回答しています。緊急事態宣言が解除されたとはいえ、新型コロナウイルスが収束したと言えるまでは安心できないと考える人が一定数いることがわかります。さらに緊急事態宣言の解除に対する賛否とクロス集計すると、緊急事態宣言の解除について「良くなかった」と回答した人のうち「コロナ禍が完全に収まるまで行動は変えない」と回答した比率は37.8%。「良かった」と答えた人と比較するとおよそ3倍の開きがあります。 外出自粛で家族全員が家にいる時間が長くなることで、食事の用意を含めた主婦層の家仕事の量はむしろ増えていたと考えられます。外食したいという希望が最も多い結果になったのは、その裏返しと見ることもできます。またフリーコメントには、自粛の必要性を感じてはいるものの、経済活動を再開させなければならないという声や、一方で第2波の到来を心配する声も多数見られました。緊急事態宣言の解除は、一歩前進した面もありますが、新型コロナウイルスは完全に収束した訳ではありません。新型コロナウイルスの感染拡大防止に対応しながら、経済活動も回していくバランス感覚が国民一人ひとりに求められているのだと考えます。 |
<しゅふJOB総研所長 兼 ヒトラボ編集長 川上敬太郎 ープロフィールー>
1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、テンプスタッフ株式会社(当時)入社。責任者として営業・企画・新規事業起ち上げなどを行う。転職後、執行役員としてマーケティング・求人・キャリアカウンセリング部門を統括。業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼 編集委員を経て、2010年株式会社ビースタイル入社。2011年より現職(2020年より株式会社ビースタイル ホールディングス)。
人材派遣、紹介など多様な人材サービス事業に20年以上携わり、事業現場の最前線から経営企画・人事・広報などの管理部門まで、あらゆるセクションで責任者を歴任。2011年に設立したしゅふJOB総合研究所では仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”のべ30000人以上の声を調査・分析。同年開設した『ヒトラボ』(https://www.facebook.com/hitolabo.jinzai/)では、人材サービスの公益的発展に資することを目的に、日々様々なテーマを取り上げて議論の場を提供。その他、人材マネジメントや法規制など、雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父。
◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会委員
民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」(平成29~30年度)
労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」(平成29~31年度)
日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会議 雇用WG勉強会(平成26年)など
◇メディア出演等 NHK『あさイチ』解説、フジテレビ『みんなのニュース:ふかぼり』解説,テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』
パネラー出演、他新聞・テレビ・雑誌などでコメント多数
◇執筆・その他 マネープラス連載『ワークスタイルの見つけ方』:https://media.moneyforward.com/series/13
日本経済新聞/日経MJ/時事通信/ITメディア/NEWSポストセブンなど執筆・寄稿多数/
大学や男女共同参画センターなどでの講演、モデレーターなど/JCAST会社ウォッチ解説者、日本労務学会員
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:1000名
調査実施日:2020年5月27日(水)~2020年5月29日(金)まで
調査対象者:『しゅふJOBスタッフィング』および『しゅふJOBパート』登録者
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/report/
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
<ビースタイル グループについて>
企業理念は~best basic style~時代に合わせた価値を創造する。創業以来、主婦の雇用をのべ13万人以上創出してきた『しゅふJOB』や時短×ハイキャリアの働き方を実現する『スマートキャリア』など人材サービス事業を主軸とし、スーパーフード“モリンガ”のプロデュースなど、新たに事業領域を広げながら、日本の幸福度向上に全力で取り組んでいるソーシャルカンパニーです。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先
ビースタイル グループ広報担当:柴田・兒玉・川上
〒160-0022 東京都新宿区新宿4-3-17 FORECAST新宿SOUTH 7F
Mail:pr@b-style.net
ホームページ:http://www.bstylegroup.co.jp/
※当リリースに関して、所長 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。
※本リリースの引用の際は、必ず「しゅふJOB総合研究所調べ」とクレジットを明記していただきますよう
お願い申し上げます。