災害を考慮して、仕事選びする? 就労志向の主婦・主夫層は・・・「考慮する」72.0%|災害を想定した仕事選びのポイント「家と職場の距離」78.2%、「災害は想定しない」2.5%

2022年8月25日

ビースタイルグループ


仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は『災害と仕事選び』をテーマに、仕事の家庭の両立を希望する主婦・主夫層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:510件)


調査結果概要

1.就職活動の際、災害が発生した場合のことを「考慮する」72.0%
2.災害を想定した仕事選びのポイント「家と職場の距離の短さ」78.2%
3.外出中の災害に備えていること「家族全員が連絡手段を持っている」51.8%
4.フリーコメントより


就職活動の際、災害が発生した場合のことを「考慮する」72.0%

 

 

災害を想定した仕事選びのポイント「家と職場の距離の短さ」78.2%


外出中の災害に備えていること「家族全員が連絡手段を持っている」51.8%


フリーコメントより

◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)
・3.11の経験から歩いて帰宅出来る距離の職場を希望又は職場にしっかりと防災の備えが出来ている事
 BCP策定があること(50代:派遣社員)
・心配しすぎると何もできないし、何も想定しないといざというとき心配だし、加減が難しい
 (40代:パート/アルバイト)
・現在は在宅で仕事をしているため問題はないが、外で働かざるを得なくなった際、学校に行っている間の
 子供と会えるかどうか気になる(50代:SOHO/在宅ワーク)
・職場の避難訓練に参加している。|自宅までは歩いて帰れる職場を選んだ(50代:パート/アルバイト)
・横浜に出かけていた際に311に遭遇しました。目の前でビルの壁が剥がれコンクリートの塊や窓ガラスが割れて
 ガラスが降ってくるのをみて、ヘルメットが欲しかったです(50代:今は働いていない)
・職場では災害時の指示について速やかに決定してほしい(50代:派遣社員)
・連絡を取り合う際に、送信した時間を記入する事にしている(50代:今は働いていない)
・非常時に備えての訓練が必要(60代:契約社員)
・最悪歩いて帰れる勤務先がいいと思っていますが、なかなか見つかりません(50代:パート/アルバイト)
・子供がまだ幼く、頼れる人も身近にいないので、万が一を想定した距離でないと就業ができない
 (30代:その他の働き方)
・仕事中何か起きたら猫が心配(50代:今は働いていない)
・子供が学校にいる間に災害があったら、、、どうしたらいいのか(40代:今は働いていない)
・有事の際、子どもの元に親のどちらかが確実に駆け付けられることが条件です。どうしても母親の私に委ねられる
 ので、子どもの学校に徒歩で2時間以内に迎えに行けることを条件にパート先を決めています
 (40代:パート/アルバイト)
・災害発生時、何か地域の役に立てる会社に勤務出来たら嬉しいです(50代:パート/アルバイト)
・個人で備える事も必要ですが、職場でも災害が起きた時を想定して準備してほしい(50代:今は働いていない)
・企業の災害時対策や備蓄品などを知りたい 求人やホームページに記載してもらえたら仕事探しの際参考にしたい
 (40代:フリー/自営業)
・人を守る立場の仕事の場合、家族より仕事を優先しなければいけないのが辛いと思うことがある
 (40代:パート/アルバイト)
・いまのところ短期や単発の仕事ばかりなので、あまり考えていなかったのが正直なところです。
 ただ、今このアンケートを答えていて、考えなければいけないなと思いました(40代:派遣社員)
・港付近で働いていた事があり、津波の心配があったので、次は港から離れた所で。と思っていた
 (40代:パート/アルバイト)
・接客業だからといって、お客様を優先するあまり従業員の安全を無視してもらっては困ります
 (50代:パート/アルバイト)
・3.11の時は職場から徒歩での帰宅をしたので、歩きやすい靴で通勤するようになった(ヒールは履かなくなった)
 (40代:今は働いていない)
・保育士を長くやっていたので、家族は二の次になってしまうのが心苦しい(50代:パート/アルバイト)
・急に災害が起こった時のためにもっと色々と備えないとと思った。職場で避難訓練などしたことは一度もない
 (40代:派遣社員)
・大きな地震があったとき、自分の身の安全よりも店の商品の状態を優先されたのがひどいなと思った
 (40代:パート/アルバイト)
・災害が起こった時、まず子どもたちのことしか考えられない。なので今は収入が減っても在宅の仕事をえらんだ
 (30代:フリー/自営業)
・もしものことを思っていたら何も出来ないので、家から外に出た時には考えないようにして、少しでも早く家に帰る
 ことに決めている(50代:今は働いていない)
・災害の内容にもよるが、、災害や、予期しないパンデミックの中、すぐに対応できる会社は素晴らしい。
 社内の環境など、整ってないために、選択肢が出勤しかないのは、利益優先で将来的にも未来のない会社と
 思う(50代:派遣社員)
・飲食店に勤めているので、お客様の逃道確保を心がけてる(50代:パート/アルバイト)
・職場が区役所なので災害が起きた時は家族を置いて出勤すると思う。なので職場が近いと安心できる
 (60代:公務員/団体職員)
・パートタイム社員、バイトにまで避難用具を用意してくれている企業があるのかしら?と思う
 (60代:パート/アルバイト)
・災害時の会社の反応は非常に重要な点だと思います。無理して出社を促したりせず、自宅からでも
 問題なく働ける会社がこれからの在り方だと思います(50代:派遣社員)
・ビルのあまり高い階では働かない(50代:その他の働き方)
・仕事を休むと給料が出るのか不安(50代:正社員)
・何かあれば休める環境であってほしい(40代:パート/アルバイト)
・勤務先が備蓄品がないし、避難経路も知らないから、不安(50代:契約社員)
・災害時にこそその会社の真価が問われる。社員とその家族や、地域・日本のことを考えているか、
 会社のことだけしか考えていないか(50代:派遣社員)

しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎より

9月1日は防災の日。1923年のその日、関東大震災が発生して未曽有の被害をもたらしました。日本はその後も、阪神淡路大震災や東日本大震災をはじめ、台風や大雨、洪水など様々な災害を経験してきました。仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層に、「就職活動の際、あなたは災害が発生した場合のことも考慮した上で仕事を選びますか」と尋ねたところ、7割以上の人が「考慮する」と回答しました。これまでの災害経験が、多くの働き手の仕事選びに影響を与えていることがわかります。

続いて、「災害を想定した場合、仕事選びで気になるポイントがあればお教えください」との質問には、「家と職場の距離の短さ」と回答した人が最も多く78.2%。次に「通勤時間の短さ」64.9%、「休みがとりやすい仕事環境」48.4%でした。災害への備えについては、「家族全員が携帯電話などの連絡手段を持っている」が最も多く51.8%、「家族全員がLINEなどSNSのアカウントを持っている」44.5%、「飲料水や食料を貯蔵している」44.1%と続きました。一方、「特に備えはしていない」との回答も18.8%ありました。フリーコメントには「歩きやすい靴で通勤するようになった」など、災害発生時に職場から自宅まで徒歩で帰ることをイメージした声が多く聞かれました。災害はいつ発生するかがわからないだけに、常日頃からの備えが大切です。各ご家庭での対処だけでなく、職場においても避難訓練や防災用品の準備、BCP(事業継続計画)の策定、テレワーク体制の整備など、社員や顧客の安心安全の確保および災害発生後の事業継続などを視野に入れた備えが必要だと考えます。

川上研究顧問


<しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎 ープロフィールー​>

1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。2011年に設立したしゅふJOB総合研究所では仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”のべ40000人以上の声を調査・分析。2021年に独立。“ワークスタイル”をメインテーマにした研究・執筆・講演、企業の事業支援および広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。

人材派遣、紹介、アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げなど事業現場の最前線から、広報ブランディング・経営企画・人事など管理部門までを管轄。雇用・労働分野の有識者として多数のメディアに出演し、人材マネジメントから法規制まで雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。

Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/JCAST会社ウォッチ解説者/日本労務学会員​
 

◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会委員​
民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」(平成29~30年度)​
労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」(平成29~31年度)​
日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会議 雇用WG勉強会(平成26年)など​
 
◇メディア出演 NHK『あさイチ』解説、テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』パネラー、フジテレビ『みんなのニュース:​
ふかぼり』解説などのテレビ出演の他、ラジオ・新聞・雑誌・ビジネス系ウェブメディアなどでコメント多数​
 
◇執筆・その他 ITメディア連載『「人材サービス」が滅ぶ日は来るのか?』/マネープラス連載『ワークスタイルの見つけ方』​他、
日本経済新聞、日経MJ、時事通信、NEWSポストセブン、アーバンライフメトロなど執筆・寄稿記事多数​
大学や男女共同参画センターなどでの講演、パネルディスカッションのモデレーターなども務める​


■調査概要​
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:510名(※)
調査実施日:2022年7月12日(火)~2022年7月19日(火)まで
調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者

※調査対象者のうち、家周りの仕事について「同居家族はいるが主に自分が担当」または「同居家族と自分で概ね平等に担当 」のいずれかを選択した人のみを抽出して集計。

※当リリースに関して、研究顧問 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。

<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。

※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/category/report/
※しゅふJOB総研公式ツイッター⇒https://twitter.com/shufujobsoken
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ

<ビースタイルグループについて>
『時代に合わせた価値を、創造する。』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、主婦の雇用をのべ17万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」、すきま時間で働く「ご近所ワーク」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、使命 -MISSION- 『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を、人と仕事の適材適所によって実現してまいります。

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本プレスリリースに関するお問い合わせ先

ビースタイルグループ広報担当:兒玉・川﨑

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