いよいよ解禁!主婦・主夫層は、給与のデジタル払いを利用したい?「利用したくない」71.0%、解禁を「知っていた」46.5%

2023年3月30日

ビースタイルグループ


仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は『給与のデジタル払い』をテーマに、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:510件)

調査結果概要

1.給与のデジタル払いが解禁されることを「知っていた」46.5%
2.給与デジタル払いのメリット「銀行から現金を引き出す手数料が不要」35.3%
3.給与デジタル払いのデメリット「不正アクセスなど不安」71.0%
4.給与のデジタル払いを「利用したくない」71.0%
5.給与のデジタル払いを利用したいか:年代別比較
6.フリーコメントより

給与のデジタル払いが解禁されることを「知っていた」46.5%

 

 

給与デジタル払いのメリット「銀行から現金を引き出す手数料が不要」35.3%


給与デジタル払いのデメリット「不正アクセスなど不安」71.0%


給与のデジタル払いを「利用したくない」71.0%


給与のデジタル払いを利用したいか:年代別比較


フリーコメントより

◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)

<給与のデジタル払いを「利用したい」と回答した人>
・色々な世代がいますので、デジタル払いはよいと思います(40代:今は働いていない)
・希望金額のみならありがたいかも(50代:パート/アルバイト)
・換金出来るかどうか、正直かなり課題があるだろうけれど、急いでいるときなど、手間が省けるのがありがたい
 (40代:フリー/自営業)
・今、会社指定の銀行に給与振り込みのため凄く不便。だから、デジタル払いありがたい(30代:正社員)
・よく使う決済アプリへのデジタル払いであれば利便性が高まると思うのでぜひ利用したい
 (40代:パート/アルバイト)
・多いに歓迎(40代:派遣社員)
・もう現金を持っ時代じゃ無くなるんだろなと 日本は遅れてる位だと思う(50代:フリー/自営業)
・簡単な操作と自由な時間に操作ができるので良いと思う(50代:派遣社員)
・セキュリティの面がクリアできればとても良い試みだと思う(40代:パート/アルバイト)
・面白い取り組みだと思う(30代:パート/アルバイト)
 
<給与のデジタル払いを「利用したくない」と回答した人>
・給与を全て決済アプリで使用する人は限られていると思われるし、そのアプリから現金でおろすことも面倒。
 またそのデジタル機器を忘れたり紛失したり故障するリスクは金融機関に振り込まれるより高いと思う
 (50代:派遣社員)
・やはりシステムが脆弱だと怖い。停電時に何も出来なくなるし…データが消えたりしないとも言えない
 (30代:今は働いていない)
・制度が始まって動向を見ないとわかりません(60代:契約社員)
・自然災害が発生しやすい国だとわかっているのに、電気がなければ終わりなツールに頼るのは少し浅はか
 ではないだろうか(40代:今は働いていない)
・詐欺搾取個人情報漏洩などのリスクマネージメントを一双強化していくことがマストだと思います
 (50代:契約社員)
・給与支払銀行が指定されているので、同様にデジタル払いが指定されると困る(50代:正社員)
・確実に現金化できることを保証してほしい(40代:今は働いていない)
・クレジットカードも不正に使われた過去があるから、給与がいつの間にか無くなったりしないか心配
 (50代:正社員)
・お金のありがたみ、価値が分からなくなるのではないか、という不安が少しある(40代:派遣社員)
・やりたい人がやればいいと思うので、この先ずっと「選べる」のならいいと思うが、マイナンバーカードのように
 結局持っていないと損をするような方向に行かない事を望みます(50代:今は働いていない)
 
<給与のデジタル払いを利用したいかは「どちらともいえない」と回答した人>
・様子を見て、利便性が勝るならば利用してみたい(50代:パート/アルバイト)
・電子マネーの種類によって、使える店やサービスが異なるので、使い勝手が悪そう(40代:正社員)
・公共料金利用と銀行と同じ保証があれば安心(50代:パート/アルバイト)
・全額ではなく振り分けができると良い(50代:派遣社員)
・キャッシュレスの方が、家計簿つけが楽になるとは思いますが、各決済方法がどこでも均一に利用できるように
 整備を先にして欲しいです(50代:パート/アルバイト)
・安全を保証されるのなら考えても良い(50代:パート/アルバイト)
・良く内容を知らないので、何とも言えませんが、便利になる事は良いのですがデメリットが発生するのは
 ちょっと不安に思います(50代:今は働いていない)
・デジタル一択ではなく選択肢を設けること(50代:パート/アルバイト)
・今後は当たり前になると思うが、不正が起きないとよい(50代:派遣社員)
・電波障害や、デジタル払いできない時など、まだまだ不安要素あり(40代:今は働いていない)

しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎より

いよいよ給与のデジタル払いが解禁されます。仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層に給与のデジタル払いが解禁されることを知っていたかを確認すると「知っていた」と回答した人は46.5%にとどまりました。認知が進んでいない様子が伺えます。続けて「給与のデジタル払い解禁で、どんなメリットがあると思いますか」と尋ねると、「銀行口座から現金を引き出す手数料が不要になる」が最も多く35.3%。さらに、「銀行口座がなくても給与を受け取れる」31.8%、「メリットは何もない」27.8%と続きました。比率が最も多い項目でも1/3程度にとどまり、かつメリットはないと回答する人も3割近くいることから、総じて給与デジタル払いにメリットを感じている人は少ないようです。
 
一方、「給与のデジタル払い解禁で、どんなデメリットがあると思いますか」との質問には「不正アクセスでデジタルマネーが盗まれるなどセキュリティが不安」と回答した人が7割を超えました。また、「決済アプリ業者などが破綻した際に給与が保証されるか心配」と回答した人も5割を超えています。それに対し「デメリットは何もない」と答えた人は3.3%にとどまります。さらに、「あなたは給与のデジタル払いを利用したいと思いますか」との質問には、「利用したくない」と回答した人が7割を超えました。年代別に比較すると「利用したい」と回答した人は30代以下が最も多かったものの「利用したくない」との回答が5割を超えており、どの年代でも総じて給与デジタル払いには前向きではないようです。同様の傾向は、まだデジタル払い解禁が決まる前に行った2年前の調査(※)にも見られました。ただ、今は不安感の方が勝っている給与のデジタル払いですが、今後デジタルマネーがさらに普及して馴染みを感じる人が増えていくと、徐々に状況が変わっていく可能性もあるように思います。

給与のデジタル払いを利用したい?:https://www.bstylegroup.co.jp/category/report/news-26815/

川上研究顧問


<しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎 ープロフィールー​>

1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。2011年に設立したしゅふJOB総合研究所では仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”のべ40000人以上の声を調査・分析。2021年に独立。“ワークスタイル”をメインテーマにした研究・執筆・講演、企業の事業支援および広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。

人材派遣、紹介、アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げなど事業現場の最前線から、広報ブランディング・経営企画・人事など管理部門までを管轄。雇用・労働分野の有識者として多数のメディアに出演し、人材マネジメントから法規制まで雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。

Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/JCAST会社ウォッチ解説者/日本労務学会員​
 

◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会委員​
民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」(平成29~30年度)​
労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」(平成29~31年度)​
日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会議 雇用WG勉強会(平成26年)など​
 
◇メディア出演 NHK『あさイチ』解説、テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』パネラー、フジテレビ『みんなのニュース:​
ふかぼり』解説などのテレビ出演の他、ラジオ・新聞・雑誌・ビジネス系ウェブメディアなどでコメント多数​
 
◇執筆・その他 ITメディア連載『「人材サービス」が滅ぶ日は来るのか?』/マネープラス連載『ワークスタイルの見つけ方』​他、
日本経済新聞、日経MJ、時事通信、NEWSポストセブン、アーバンライフメトロなど執筆・寄稿記事多数​
大学や男女共同参画センターなどでの講演、パネルディスカッションのモデレーターなども務める​


<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。

※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/category/report/
※しゅふJOB総研公式ツイッター⇒https://twitter.com/shufujobsoken
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ

■調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:510名(※)
調査実施日:2023年3月15日(水)~2023年3月22日(水)まで
調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者
※調査対象者のうち、家周りの仕事について「同居家族はいるが主に自分が担当」または「同居家族と自分で概ね平等に担当」のいずれかを選択した人のみを抽出して集計。

※当リリースに関して、研究顧問 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。

<ビースタイルグループについて>
『時代に合わせた価値を、創造する。』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、主婦の雇用をのべ17万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」、すきま時間で働く「ご近所ワーク」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、使命 -MISSION- 『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を、人と仕事の適材適所によって実現してまいります。

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本プレスリリースに関するお問い合わせ先

ビースタイルグループ広報担当:兒玉・川﨑

Mail:pr@b-style.net
お問い合わせページ:https://www.bstylegroup.co.jp/contact/