南海トラフ地震に台風上陸/仕事選びで主婦層は災害を 「考慮する」68.8%
2024年8月20日
ビースタイルグループ
仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は『災害と仕事選びおよび備え』をテーマに、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:420件)
調査結果概要
1.仕事選びの際、災害が発生した場合を「考慮する」68.8%
2.災害を想定した時に仕事選びで気になるポイント「職場の距離の短さ」82.9%
3.災害を想定した時に仕事選びで気になるポイント TOP5
4.仕事で外出時の災害を想定して備えていること「飲料水や食料の貯蔵」42.4%
5.仕事で外出時の災害を想定して備えていること TOP5
6.フリーコメントより
1.仕事選びの際、災害が発生した場合を「考慮する」68.8%
2.災害を想定した時に仕事選びで気になるポイント「職場の距離の短さ」82.9%
3.災害を想定した時に仕事選びで気になるポイント TOP5
4.仕事で外出時の災害を想定して備えていること「飲料水や食料の貯蔵」42.4%
5.仕事で外出時の災害を想定して備えていること TOP5
フリーコメントより
・逃げ方や避難所などを想定している(50代:フリー/自営業)
・いざという時に歩いて帰宅できるか、または職場の安全対策や緊急避難用物資の備えがあるを考慮する(60代:パ
ート/アルバイト)
・子供のお迎えが可能かを重視しています。今の職場は川の近く職場の方が川より低い位置なため、万が一津波が来た
際は不安です。今現在、転職も考えて資格の勉強をしており、自宅と学校のお迎え可能な勤務地を探しています
(40代:正社員)
・大きな川は越えないと決めた。災害で川が渡れない事態を想定して子どもが小さいうちは遠い職場は諦めた(40代:
パート/アルバイト)
・3.11を経験してから常に被災した時の行動を考えてはいるが、自力で行動することを考えると自宅から近い職場を
選ぶことは第一にしている。だが、なかなか難しいとは思う(50代:派遣社員)
・災害意識が低いので、仕事選びについてあまり考えてこなかったが、意識を高めないといけないと思う(50代:パ
ート/アルバイト)
・東日本大震災の時は帰宅出来なかった。幸い会社へ泊まれてそのまま夜通し仕事ができたが、子どもがいる今はどう
にかして帰宅しなければならない。今は家の近くか在宅が条件で仕事を探している(40代:フリー/自営業)
・災害対策しているかをみて職場を選ぶのは難しいと思う(50代:パート/アルバイト)
・職場が防災の備え意識が高ければ信頼できる(60代:今は働いていない)
・会社が早い段階で判断して帰宅難民が出ないようにする会社が増えるといいですね(60代:パート/アルバイト)
・何かの災害があった場合、いち早く子ども達の安否の確認と引き取りに向かいたい。子ども達の引き取りの為に職場
を早く出ることが可能な職場を選びたい(40代:今は働いていない)
・普段はコンタクトなので、メガネを必ず携帯するようにしている(30代:パート/アルバイト)
・あまり古い建物は避ける。ドアツードアで30分以内。歩いても帰れる距離で探す(50代:派遣社員)
・スマホ用に容量の大きいモバイルバッテリーを持ち歩いている(40代:パート/アルバイト)
・今まで考えたことがありませんでした。これを機に、災害のこともふまえて職を探そうと思います(40代:今は働
いていない)
・災害時はスマホも繋がらなくなりそうなので、従業員を自社でしっかり守ることができる企業が増えてほしい(50代
:パート/アルバイト)
・高層ビルは除外確定(高所恐怖症&停電時等階段使用の体力は無い)(50代:フリー/自営業)
・災害のことまで気にしていたら好きな仕事ができない。その時はその時だと思う(40代:パート/アルバイト)
・とにかく在宅ワーク。子供と離れすぎない、すぐ動ける距離にいたい(30代:派遣社員)
・家の近くが良いです。職場に必ず災害対策が考えられ直ぐに避難が出来き耐震がちゃんとされている所は安心出来
ます(50代:パート/アルバイト)
・職場から歩くということを年一回行っている。職場は通勤も考えると近い方がいいが、近さの優先順位は低い(50代
:公務員/団体職員)
・私は、母親でもあるので第一に子供達が不安にならないように気をつけて仕事選びをしています(50代:パート/アル
バイト)
・在宅で仕事ができる、は体調不良や交通の混乱があっても仕事を休まないですみ、収入を得られるからよい(40代:
派遣社員)
・サービス業だから、という理由で、災害時にまで家族を蔑ろにして職場に出勤しろ、という職場には就職したくない
(40代:パート/アルバイト)
・災害のことを考えて仕事を選びたいが、それを第一条件に考えられないのが現状(40代:契約社員)
・子どものために働かなければと必死だったので災害のことまで考えて就職活動できてませんでした よく考えれば電車
通勤ではなく徒歩で子どもの迎えに行ければ災害時も安心だったかもしれません(30代:パート/アルバイト)
・正社員を選択しないことにより、自由の幅を増やしているので、災害の時にはなるべく出勤しないようにしている
(50代:パート/アルバイト)
・最近の災害は地震だけでなく、水害や火事も多いので、地下鉄は時々、不安に感じる事があります(50代:派遣
社員)
・東京直下型などきたら夫は絶対帰宅出来ないし、自宅には小鳥がいるので仕事ほっぽりだして帰宅します!(60代:
パート/アルバイト)
・自分が家の事をやっているので、必ず家族の中で一番近くの職場を選ぶようにしている(40代:派遣社員)
しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎より
能登半島地震という大災害から始まった2024年。その後も大雨被害が発生するなど、日々の生活の中で災害への不安が消え去ることはありません。仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層に「就職活動の際、あなたは災害が発生した場合のことも考慮した上で仕事を選びますか」と尋ねると、68.8%の人が「考慮する」と答えました。続けて「災害を想定した場合、仕事選びで気になるポイントがあればお教えください」と質問したところ、最も多かったのは「家と職場の距離の短さ」で82.9%、次いで「通勤時間の短さ」「休みがとりやすい仕事環境」と続きました。災害が起きた際にすぐに帰宅できるなど、家庭の状況に対処しやすいことを重視している様子が伺えます。
さらに、「仕事でご自身が外出中に災害が発生した場合を想定して、あらかじめ備えていることはありますか」と尋ねると、最も多かったのは「飲料水や食料を貯蔵している」で42.4%、次いで「家族全員が携帯電話などの連絡手段を持っている」「家族全員がLINEなどSNSのアカウントを持っている」と続いた一方で、「特に備えはしていない」と答えた人も23.3%いました。フリーコメントには、今回のアンケート調査を機に災害も踏まえて職を探そうと思うという声も見られました。気象庁は南海トラフ地震への注意を呼びかけたばかりで、9/1には防災の日を迎えます。災害の発生を想定した職場環境や働き方の選択肢の整備、ご家庭での備えなどについて、各職場やご家庭にてぜひ検証してみていただきたいと思います。 |
<しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎 ープロフィールー>
1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。
これまでに、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層を中心にのべ約50000人の声を調査・分析し、300本以上のレポートを配信。2021年に独立し現職の他、ワークスタイル研究家として解説記事の執筆・講演、広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。
実務経験分野は、人材派遣・紹介・アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げ、広報ブランディング、経営企画、人事など事業現場の最前線から管理部門まで管轄するなど多岐にわたる。人材マネジメントから法規制まで、雇用労働分野の幅広いテーマについて多数のメディア出演などを通して意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。
Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/すばる審査評価機構株式会社 非常勤監査役/JCAST会社ウォッチ解説者/日本労務学会員
厚生労働省 委託事業検討会委員
民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」(平成29~30年度)
労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」(平成29~31年度)
日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会議 雇用WG勉強会(平成26年)など◇メディア出演
NHK『あさイチ』解説、テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』パネラー、フジテレビ『みんなのニュース:ふかぼり』解説などのテレビ出演の他、ラジオ・新聞・雑誌・ビジネス系ウェブメディアなどでコメント多数◇執筆・その他
ITメディア連載『働き方の見取り図』/JCAST会社ウォッチ連載『ここがヘンだよ会社の常識 ~兼業主夫のひとりごと』他、JBpress、日本経済新聞、日経MJ、時事通信、BUSINESS INSIDER JAPAN、NEWSポストセブンなど執筆・寄稿記事多数。大学や地方自治体、男女共同参画センターなどでの講演、パネルディスカッションのモデレーターも務める
有効回答者数:420名(※)
調査実施日:2024年7月25日(木)~2024年8月1日(木)まで
調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者
※調査対象者のうち、家周りの仕事について「同居家族はいるが主に自分が担当」または「同居家族と自分
で概ね平等に担当 」のいずれかを選択した人のみを抽出して集計。
当リリースに関して、研究顧問 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志から始まった2011年設立の研究所です。ライフスタイルと仕事の望ましいバランスに対する社会の理解を高め、女性のみならず誰もが働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/category/report/
※しゅふJOB総研公式ツイッター⇒https://twitter.com/shufujobsoken
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
<ビースタイルグループについて>
『時代に合わせた価値を、創造する。』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、しゅふの雇用をのべ18万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、使命 -MISSION- 『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を、人と仕事の適材適所によって実現してまいります。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先
ビースタイルグループ広報担当:川﨑・岩﨑
Mail:pr@b-style.net
お問い合わせページ:https://www.bstylegroup.co.jp/contact/