出産後は早く仕事に戻りたい!?過半数が未就学児のうちに仕事復帰を希望!
トピックス
■子どもが未就学児のうちに仕事復帰したいと答えた女性の数は52%。
■子どもの年齢層別に見ると、もっとも多かったのは0-3歳。
■年齢層が上がるにつれて仕事復帰希望者は減少。出産後少しでも早く仕事復帰したい傾向。
主婦に特化した人材サービスを展開する株式会社ビー・スタイル(本社:東京都新宿区 代表取締役:三原邦彦)は、女性の仕事選びの基準が、結婚・出産というライフイベントを機にどのように変化するのかをテーマにアンケート調査を実施しています。今回は『出産後の女性の仕事復帰』についてご報告いたします。
調査概要
・調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
・有効回答者数:375名(すべて女性)
・調査実施日:2011年10月19日から2011年10月30日まで
・調査対象者:ビー・スタイル/しゅふJOB登録者及びフェイスブック等にて一般公募
調査結果
出産後、仕事復帰したいと考える子ども年齢
『未就学児の間に復帰したい』が過半数
出産後、子どもが何歳になったら仕事復帰したいかについて尋ねたところ、未就学児までと回答した人が一番多く過半数を占めた。さらに小学生の間に仕事復帰したいと考える人の数を加えると、全体の86%に上る。一方、中学生の間という回答は6%。高校生もしくは18歳以上と答えた人は3%であった。
出産後、少しでも早く仕事復帰したい傾向
さらに過半数を占めた「未就学児」について内訳を見てみると、0-3歳までが一番多く28%。次いで3-6歳までが24%。「小学生」との回答35%の内訳は、小学校低学年が18%。次いで小学校中学年が10%、小学校高学年が6%となった。
グラフで見ると、0-3歳から18歳以上へと年齢が上がるに連れて左から順にパーセンテージを示す幅が狭くなっていくことが分かる。出産直後から3歳までを頂点として、徐々にその比率が低くなっていくことから、女性が出産後に少しでも早く仕事復帰したいと希望する傾向にあることが見てとれる。
しかし一方で、フリーコメント欄には、「こどもが風邪をひいた時などに休めるか」「ブランクが長いので、仕事をこなせるか」「育児家事に差支えない働き方が出来るのか」など、実際に仕事復帰できるか不安を感じている声が多く寄せられた。
多くの女性は出産後、少しでも早く仕事復帰したいと希望しつつも、個々の家庭事情によりスムーズに復帰できるか不安を抱えており、結果必ずしも希望通りに仕事復帰できていない可能性も考えられる。
以下、仕事復帰の際の不安・障害要素(フリーコメント一例)
●子育ての理解・休みの取得に関するコメント
・「子ども、家庭の都合で休めることを許してくれる会社、職場なのか。子育てをわかってくれる上司がいるか。」
・「結婚後は「いつ子どもができるかわからない」、出産後は「いつ子どもが原因で休むかわからない」と何処も雇ってくれなかった」
・「子どもがしょっちゅう熱や病気になったとき、又は長引いたりしたときに、休ませてもらえるかが不安です。」
・「子どもの体調不良で休めるか、そのことに理解のある会社かということと、両立が負担にならない範囲で仕事ができるかどうか。」等
●ブランクに関するコメント(一例)
・「ブランクがあっても、周りが理解してくれるのか。また、受け入れて貰えるのか。」
・「ブランクが長くて会社に馴染めるかどうか、また年齢的に無理がなくよい仕事が見つかるかどうか。」
・「ブランクがあったり、子どもの熱などで休みやすい職場か?とか、周りの人との年齢層等。」
・「すぐにキャッチアップできるかどうか。時間が短くても貢献できるかどうか。」等
●パートタイムでの仕事の有無に関するコメント(一例)
・「週5日や7~8時間労働が困難な為、仕事数が少なかったので、就業出来るのか不安でした。」
・「出勤日数や時間に制限があるので、それを受け入れてもらえるか。」
・「出産後は、パートタイムでの仕事を希望するが募集があるのかどうか心配。」
・「勤務時間帯や勤務場所を重視して仕事を探すのでなかなか働く場所がない。」等
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株式会社ビースタイル
担当 : 柴田、川上
e-mail:pr@b-style.net