2025年の家計と収入:本業以外の収入増、7割が「副業」を選択

2025年2月7日

ビースタイルグループ

 

仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は『家計と収入の増やし方2025』をテーマに、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:715件)

調査結果概要

1.2024年の家計「ゆとりがあった」14.0%、「苦しかった」47.7%
2.2025年の家計「ゆとりができそう」13.4%、「苦しくなりそう」43.5%
3.2025年の家計のゆとり予測:2024年の家計状況別比較
4.家計のゆとり予測:直近3か年比較
5.収入増やすなら「ポイントためる」42.0%、「副業(委託・請負)」37.1%
6.本業以外で家計のために収入を増やす方法ランキング TOP5
7.収入増やす方法:「副業」関連の選択肢をひとまとめにした場合
8.フリーコメントより

1.2024年の家計「ゆとりがあった」14.0%、「苦しかった」47.7%

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2.2025年の家計「ゆとりができそう」13.4%、「苦しくなりそう」43.5%

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3.2025年の家計のゆとり予測:2024年の家計状況別比較

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4.家計のゆとり予測:直近3か年比較

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5.収入増やすなら「ポイントためる」42.0%、「副業(委託・請負)」37.1%

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6.本業以外で家計のために収入を増やす方法ランキング TOP5

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7.収入増やす方法:「副業」関連の選択肢をひとまとめにした場合

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フリーコメントより

◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)

<2025年の家計はゆとりができそうと回答した人>
・今はゆとりがあるが、今後については不安もある(40代:派遣社員)
・かなり苦しいが頑張っている(30代:正社員)
・今年は結婚して30年の節目の年だし、昨年孫も生まれたし、楽しく明るい老後の為にはお金を大事にしなくてはと
いう思考になり、「家計の見直し」というのを初めてやってみました。やってみて驚いたのは、今まで何十年と当
たり前と思ってお金を出して来て、止めるなんて考えもしなかったけど、止めても意外と何とかなるもんなんだっ
てことですね~(50代:今は働いていない)
・今年は物価高騰や子どもの塾代が重なりかなり苦しい年でした(40代:派遣社員)
・定年過ぎもまだ会社に残って働ける夫には感謝です。収入も贅沢しなければ十分です。来年以降も会社が望む限り
働いて稼いでほしい(60代:SOHO/在宅ワーク)
・今年も値上がりが続いて、なかなか食費も高くなりました。育ち盛りの娘のため、娘の食費は削れないので自分の
おやつのお金や朝ごはんなどを見直し、手作りしたりお金のかかりにくいお米をたくさん食べるようになりました
(30代:今は働いていない)
・私の読みが当たり、今のうちが高く売れたので、夫が優しく、家事もやっと手伝ってくれる様になりました。物価
が安いところに引っ越すので、今より気持ち楽になるかなと思います(40代:派遣社員)
・今年8月に介護離職し、現在は失業保険を受け取りながら求職活動を行っています。夫は年金と株や投資信託で収入
を得ており、私も運用商品で利益を出しながら家計費を補填しています。来年以降はパートタイムで週3回ほど働
いて収入を得て家計にゆとりを持たせたいと考えています(60代:今は働いていない)
・来年は増やして貯めていきたいです(50代:フリー/自営業)
・ムリして収入を増やそうとは思わない。上手に使うことを考えたい(50代:今は働いていない)

<2025年の家計は苦しくなりそうと回答した人>
・物価が高い、食費が高い、教育費がかかる(50代:今は働いていない)
・今はそれ程負担は感じていないものの、じわじわと食品や日用品など物価が高くなり、来年は子供の受験もあるので
家計が厳しくなりそうだなと感じています(40代:パート/アルバイト)
・最低賃金が上がっても、103万の壁がなくなっても、苦しいものは苦しい(50代:派遣社員)
・裕福になりたいとかじゃ無いけど、せめてこれから、最低どのくらい収入があれば苦しまずに生活できるのか、どの
くらいの出費が普通なのか知りたいです(30代:フリー/自営業)
・地方の時給はどうしてこんなに低いのか不満しかない(50代:派遣社員)
・仕事を増やさないと、余裕がでない(40代:パート/アルバイト)
・家計が苦しいと、自分のケアが後回しになり、歯医者も行けません(50代:派遣社員)
・これだけ物価が上がるなか、消費税の負担は大きいと思います(50代:パート/アルバイト)
・子ども達の年齢が上がる毎に学費や習い事費が増え、物価も高騰。反対に夫は働き方改革で残業が激減し、かなりの収
入減。辛いです(40代:派遣社員)
・お給料が上がらないのに物価が上がり辛いところです。節約して乗り切ろうと思っています(60代:パート/アルバイト)

<2025年の家計は変化はなさそうと回答した人>
・裕福ではないが、すごく不自由でもない。満足しています(40代:派遣社員)
・物価上昇の割に給料は上がらないので、この先の漠然とした不安はある(50代:フリー/自営業)
・色々なものが値上がりし続ける状況は仕方ないことだとしても買わざるおえないものが多いので、なにを切り捨てるかの
判断が大変(40代:今は働いていない)
・趣味にかけるお金の捻出のため、さらなる節約が必要(50代:派遣社員)
・これから教育費が、かなりかかるので、収入を増やしたい(40代:パート/アルバイト)
・旦那の給料上がっても、パートの時給上がっても、米、ガソリン、物価の値上げで前よりも苦しい(50代:パート/アルバ
イト)
・家計簿をしっかりつけています 衣類や外食を減らして節約を心がけています(60代:正社員)
・家計が苦しいのでパートを頑張りたいです(30代:今は働いていない)
・妻が働きに出たから家計がどうにかなっていることに気づいているのか、家事の手伝いも、物価が上がったことによる生活
費の不足の心配もしない夫にいらいらする(50代:派遣社員)
・色々と値上がりしているのでやりくりが大変ですが 今の時間も大事にしたいので 仕事、仕事となるのはどうなのかなと
思っています。かと言って、生活の質も落としたくないので悩ましいです(50代:今は働いていない)

しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎より

<しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎より>
何年にも渡って物価はジワジワと上がり続けています。仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層に「2024年を振り返って、あなたのご家庭では家計の状況はいかがでしたか。感覚に近いものをお教えください」と尋ねたところ「家計にゆとりがあった」が14.0%、「家計が苦しかった」との回答は47.7%と半数近くでした。続けて2025年の家計はどうなりそうかを尋ねると「家計にゆとりができそう」が13.4%、「家計が苦しくなりそう」は43.5%でした。しかしながら、2024年の家計にゆとりがあったと回答した人だけに限ると、2025年の家計にゆとりができそうと答えた人は36.0%であるのに対し苦しくなりそうと答えた人は26.0%に留まります。それに対し、2024年に家計が苦しかった人は2025年も苦しくなりそうと答えた人が55.1%と過半数です。2024年の家計状況に応じて、2025年の家計のゆとり度合いが二分化されている傾向が見られます。一方で、家計のゆとり予測について直近3か年を比較すると「家計にゆとりができそう」と回答した人の比率が上昇傾向にあります。厳しい中にも少しずつ、明るい兆しも感じられるようになってきているのかもしれません。「もしあなた自身が本業以外で家計のために収入を増やすとしたら、どんな方法を選択しますか」との質問には「ポイントをためる」が最も多く42.0%、次いで「副業(長期や短期の業務委託・請負契約)」が37.1%でした。4番目に「副業(雇用契約)」が35.1%、5番目に入った「副業(タイミーやウーバーイーツなどスポット仕事)」も27.4%あり、副業に関する選択肢のどれか一つ以上を選んだ人の比率は7割近くに及びます。副業への注目は、2025年もさらに高まっていきそうです。
川上研究顧問

 

<しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎 ープロフィールー​>

1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。

これまでに、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層を中心にのべ約50000人の声を調査・分析し、300本以上のレポートを配信。2021年に独立し現職の他、ワークスタイル研究家として解説記事の執筆・講演、広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。

実務経験分野は、人材派遣・紹介・アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げ、広報ブランディング、経営企画、人事など事業現場の最前線から管理部門まで管轄するなど多岐にわたる。人材マネジメントから法規制まで、雇用労働分野の幅広いテーマについて多数のメディア出演などを通して意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。

Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/すばる審査評価機構株式会社 非常勤監査役/JCAST会社ウォッチ解説者/日本労務学会員

◇委員等
厚生労働省 委託事業検討会委員
民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」(平成29~30年度)
労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」(平成29~31年度)
日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会議 雇用WG勉強会(平成26年)など◇メディア出演
NHK『あさイチ』解説、テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』パネラー、フジテレビ『みんなのニュース:ふかぼり』解説などのテレビ出演の他、ラジオ・新聞・雑誌・ビジネス系ウェブメディアなどでコメント多数◇執筆・その他
ITメディア連載『働き方の見取り図』/JCAST会社ウォッチ連載『ここがヘンだよ会社の常識 ~兼業主夫のひとりごと』他、JBpress、日本経済新聞、日経MJ、時事通信、BUSINESS INSIDER JAPAN、NEWSポストセブンなど執筆・寄稿記事多数。大学や地方自治体、男女共同参画センターなどでの講演、パネルディスカッションのモデレーターも務める
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:715名(※)
調査実施日:2024年11月26日(火)~2024年12月8日(日)まで
調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者
※調査対象者のうち、家周りの仕事について「同居家族はいるが主に自分が担当」または「同居家族と自分
で概ね平等に担当 」のいずれかを選択した人のみを抽出して集計。
※当リリースに関して、研究顧問 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください

 

<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志から始まった2011年設立の研究所です。ライフスタイルと仕事の望ましいバランスに対する社会の理解を高め、女性のみならず誰もが働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。

※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研公式ツイッター⇒https://twitter.com/shufujobsoken
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ

<ビースタイルグループについて>
『時代に合わせた価値を、創造する。』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、しゅふの雇用をのべ18万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」、すきま時間で働く「ご近所ワーク」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、使命 -MISSION- 『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を、人と仕事の適材適所によって実現してまいります。

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本プレスリリースに関するお問い合わせ先

ビースタイルグループ広報担当:川﨑・岩﨑

Mail:pr@b-style.net
お問い合わせページ:https://www.bstylegroup.co.jp/contact/media/