主婦層が、今後の家族の形として増えると思うもの「夫婦別姓」62.8%|コロナ離婚「した人を知っている」1.6%、「考えている人を知っている」15.5%

2020年11月25日

ビースタイルグループ


ビースタイルグループ(株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦/およびグループ各社)が展開する、主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』の調査機関しゅふJOB総研は、『これからの家族の形』をテーマに、働く主婦層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:766件)

調査結果概要

1.コロナ離婚「考えている人を知っている」15.5%
2.今後の家族の形として増えると思うもの「夫婦別姓」62.8%
3.今後の家族の形として増えると思うもの「その他」コメントより
4.今後の家族の形として増えると思うもの:年代別と子どもの数別比較
5.フリーコメントより


コロナ離婚「考えている人を知っている」15.5%

グラフ1


今後の家族の形として増えると思うもの「夫婦別姓」62.8%

グラフ1


今後の家族の形として増えると思うもの「その他」コメントより抜粋

都市と田舎の二重生活/事実婚/親との同居/異国籍者との結婚/一人暮らし/別居婚/夫婦共稼ぎ/
ステップファミリー/家族でもばらばらに暮らす/結婚しない/週末婚/1人親世帯/特に増えると思うものはない

今後の家族の形として増えると思うもの:年代別と子どもの数別比較

グラフ1


グラフ1


フリーコメントより

◇フリーコメントより抜粋(年代:お子さんの数)

・在宅勤務が増えればより夫婦で子育てする時間が増え、男性の子育て意識が強まり良いと思う(40代:1人)
・家族の在り方は今まで通りでよいと思います。しかし企業側はオンラインでできる業務を少しずつ増やして
 転居を伴う転勤はなくすようにしてほしいと思います。転勤による家族の犠牲はものすごいです
 (40代:2人以上)
・お互いを、尊重し協力する事(40代:2人以上)
・1人になっても生きていける収入確保が必要と感じます(40代:いない)
・「家事は女性の仕事」的な考え方はもうナンセンス。男女共に幼少期から当たり前のように分担するべし。
 その為には、男性や父親に限らず、女性や母親の考え方も変えないとダメだと思う(50代:2人以上)
・主夫もあって良いと思う(50代:1人)
・家事育児を手伝うという意識がなくなればいい このふたつは手伝うものではない(40代:1人)
・血縁や性別、氏にこだわることなく、気の会った者同士が助け合ってひとつ屋根の下で暮らす形も良いかと
 思います(50代:2人以上)
・共に生活をし、年齢を重ねる身内がいることに価値が高まる思う(50代:2人以上)
・結婚、離婚がしやすい世の中になると良いと思います。たとえ離婚してひとり親になったとしても、子育てに
 お金がかからず全ての子どもが良い環境で良い教育を受けられる世の中になって欲しいです
 (30代:2人以上)
・それぞれ本人が良ければ共働きでも、そうでなくても、別姓でも、子どもがいてもいなくても、事実婚でも、
 全てが普通になり、多様性が認められる社会になると良い(40代:2人以上)
・核家族よりも3世帯くらいで皆で協力し合って暮らした方が楽しいし、それが、人間として真っ当な生き方なの
 ではと、義父母を亡くして強く思った(50代:2人以上)
・男の人も家事をこなせるようにならないと良い夫婦関係はきづけなくなると思う(40代:2人以上)
・夫婦二人三脚で頑張らないとと思う。助け合いが大事だと思います(40代:2人以上)
・寄り添って励ましあって生活したい(50代:2人以上)
・主な世帯収入が夫によらなくなるのではないかと思う。また、そういう空気になってほしい
 (50代:2人以上)
・結婚生活より一人暮らしの方が楽である(40代:いない)
・価値観の多様化が進み過ぎていて、人として大切な事が失われていると思う。人は一人では生きていけないの
 だから、もっとみんなが昔みたいに譲り合って暮らす必要があると思う(50代:いない)
・私と夫は再婚同士、しかもシニアでの再婚。子供家族とも仲良く、これからこういったステップファミリーが
 増えると思う(60代:2人以上)
・ネットの普及で会話の少なかった生活が、夫婦や家族でいる時間が増えることにより、多様な問題について
 話し合い解決していくことが本来のあり方だと思います(50代:1人)
・夫婦の事は結局2人にしか分からないことだと思います。時代が変わってきていると言う事もあるとは思い
 ますが、お互い健康に長生きしてが1番かと思います(40代:いない)
・夫婦だから、家族だからと締め付けに近い感覚を嫌う人が多くなる気がする(50代:いない)
・家族の絆を一層大事にしなくてはならない(40代:いない)
・結婚しない選択も増えてくると思うので、家族の定義が変わってくると思う(30代:いない)
・家族はもうコロナの影響でおかしくなってるので、どうにかしてほしい(30代:2人以上)
・主婦、主夫という職業がなくなると良いと思います(50代:いない)
・やはり家族は一緒に暮らしてこそ家族なのではないでしょうか。単身赴任になり気付きましたが、離れて
 暮らしていると、何のための家族?と疑問に思います(40代:2人以上)
・「価値観の多様化」は必ずしも良いこととは思いません。むしろこれからは、古き良き日本に回帰することが
 重要だと考えます(40代:1人)
・各個人が自立する家族と、二世代三世代同居家族の二極化が進む(50代:2人以上)
・夫婦だから必ずしも寝食を共にしないといけないとは思わない。別世帯としても必要な時に1番の理解者で
 居ればいいと思う(40代:2人以上)
・家族とはそもそも生活を共にするモノという概念が変わって行けば良いと思う。死ぬまで誰かと一緒に生活
 するなんて、そんな契約、長すぎる(50代:2人以上)
・養子縁組や、里親の制度が世の中にもっと広がって当たり前になれば良いなぁと思います。世の中の子供達が
 皆、幸せになれば良いなぁと祈ってます(40代:1人)

しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎より

 仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦”層に、コロナ禍で夫婦や家族のあり方が変化するかを尋ねたところ、変化すると回答した人が約7割でした(※)。一時話題になったコロナ離婚についても、「コロナ禍により夫婦関係が悪化して生じる“コロナ離婚”について、当てはまるものをお教えください」と尋ねると「コロナ離婚した人も考えている人も知らない」と回答した人が8割強であった一方で、2割弱の人は、自分を含め「コロナ離婚した人を知っている」または「考えている人を知っている」と回答しています。コロナ禍が夫婦関係の歯車を狂わせる原因となってしまう家庭があることを示す心配な数字です。

 では、主婦たちは家族の形がどのように変化していくと考えているのでしょうか。「価値観の多様化が進む中で、今後の家族の形として増えると思うものがあればお教えください」と尋ねたところ、最も多かったのが「夫婦別姓」で62.8%、「同性婚」が54.6%と続きました。それぞれの回答について、年代別とお子さんの数別で比較したところ、お子さんの数の違いにおいては顕著な違いは見られなかったものの、年代別では「同性婚」「養子縁組」「里親」の3項目で年代が低いほど「増える」と回答する率が高くなっています。特に「養子縁組」と「里親」については、30代以下と50代以上との間で2倍近い比率差となっており、世代間の感覚の違いが顕著に現れているようにも見受けられます。

 調査結果から、家族のあり方が多様になっていく可能性を感じる一方で、フリーコメントに家族の絆を大切にする声が見られたように、必ずしも家族の存在を軽視したり関係性が希薄になっていくことを良しとする風潮が支配的になっているという訳でもないようです。時代の変化に合わせて家族のあり方も新しい形を模索しながら進化していくのではないかと考えます。

※コロナ禍で、夫婦や家族のあり方は変化するか?:https://www.bstylegroup.co.jp/news/report/news-24059/

川上所長


<しゅふJOB総研所長 兼 ヒトラボ編集長 川上敬太郎 ープロフィールー>

1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、テンプスタッフ株式会社(当時)入社。責任者として営業・企画・新規事業起ち上げなどを行う。転職後、執行役員としてマーケティング・求人・キャリアカウンセリング部門を統括。業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼 編集委員を経て、2010年株式会社ビースタイル入社。2011年より現職(2020年より株式会社ビースタイル ホールディングス)。
人材派遣、紹介など多様な人材サービス事業に20年以上携わり、事業現場の最前線から経営企画・人事・広報などの管理部門まで、あらゆるセクションで責任者を歴任。2011年に設立したしゅふJOB総合研究所では仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”のべ30000人以上の声を調査・分析。同年開設した『ヒトラボ』(https://www.facebook.com/hitolabo.jinzai/)では、人材サービスの公益的発展に資することを目的に、日々様々なテーマを取り上げて議論の場を提供。その他、人材マネジメントや法規制など、雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父。
 
◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会委員
民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」(平成29~30年度)
労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」(平成29~31年度)
日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会議 雇用WG勉強会(平成26年)など
 
◇メディア出演等 NHK『あさイチ』解説、フジテレビ『みんなのニュース:ふかぼり』解説,テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』
パネラー出演、他新聞・テレビ・雑誌などでコメント多数
 
◇執筆・その他 マネープラス連載『ワークスタイルの見つけ方』:https://media.moneyforward.com/series/13
日本経済新聞/日経MJ/時事通信/ITメディア/NEWSポストセブンなど執筆・寄稿多数/
大学や男女共同参画センターなどでの講演、モデレーターなど/JCAST会社ウォッチ解説者、日本労務学会員


■調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数: 766名
調査実施日:2020年9月16日(水)~2020年9月23日(水)まで
調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOBパート』登録者

<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。

※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/report/
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ


<ビースタイル グループについて>
best basic style~時代に合わせた価値を創造する~を共通の基本理念に掲げ、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、主婦の雇用をのべ16万人以上創出してきた『しゅふJOB』や時短×ハイキャリアを実現する『スマートキャリア』、すきま時間で働く『ご近所ワーク』など人材サービス事業を主軸に、RPA導入支援、スーパーフード“モリンガ”のプロデュースなど事業領域を広げながら、グループ共通のバリュー「四方善」を実践して参ります。


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本プレスリリースに関するお問い合わせ先

ビースタイル グループ広報担当:柴田・兒玉・川上

〒160-0022 東京都新宿区新宿2-3-10 新宿御苑ビル 6F
Mail:pr@b-style.net
ホームページ:http://www.bstylegroup.co.jp/
※当リリースに関して、所長 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。
※本リリースの引用の際は、必ず「しゅふJOB総合研究所調べ」とクレジットを明記していただきますよう
お願い申し上げます。