フルタイム求人に短時間や短日数でも応募できれば・・・活躍の幅広がる 84.6% 短時間勤務不可で応募断念した主婦7割。求人情報閲覧は「インターネットの方が多い」89.3%
2020年11月2日
ビースタイルグループ
ビースタイルグループ(株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦/およびグループ各社)が展開する、主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』の調査機関しゅふJOB総研は、『就活と勤務時間・日数』をテーマに、働く主婦層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。
(有効回答数:766件)
調査結果概要
1.就職活動の際に見る求人情報は「インターネットの方が多い」89.3%
2.求人条件に短時間勤務が不可だったために応募を断念した経験が「ある」71.3%
3.求人条件に短日数勤務が不可だったために応募を断念した経験が「ある」69.8%
4.フルタイムの求人が短時間や短日数で応募できると活躍の幅は「広がる」84.6%
5.フリーコメントより
就職活動の際に見る求人情報は「インターネットの方が多い」89.3%
求人条件に短時間勤務が不可だったために応募を断念した経験が「ある」71.3%
求人条件に短日数勤務が不可だったために応募を断念した経験が「ある」69.8%
フルタイムの求人が短時間や短日数で応募できると活躍の幅は「広がる」84.6%
フリーコメントより
◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)
・持病とアレルギーのため、出勤時間をなるべく少なくし、健康でいられる家にて仕事をしたいが、
そういう求人があまりにも少ない(40代:フリー/自営業)
・扶養の範囲内かどうかで違う。また、130万円からの壁でもそれぞれ働く事情が違うのでそれぞれの
考えかたがあると思う(50代:パート/アルバイト)
・子供が小さい頃は時短や日数を減らした仕事の中から選んでいましたが、なかなか求人数もなく職探しが
大変でした(40代:派遣社員)
・子育てや介護など、一時的なことであってもフルタイム働けないことで除外されてしまう。
もっとワークシェアリングが進めば残業も削減されみんなが働きやすくなると思う(30代:フリー/自営業)
・求人広告ではOKでも実際には勤務時間や日数で合否をきめることが多いと思う(20代:今は働いていない)
・勤務時間が18時までという条件が多いと思います。18時は主婦には難しいです(40代:パート/アルバイト)
・今現在は、時短、週3日勤務と ちょうど良い条件で働かせてもらっているのでこのコロナ禍でありがたいとは、
思っている(50代:派遣社員)
・時間を決めずに成果主義にしてくれたらいいのに、と思うことがあります(30代:正社員)
・結局フルタイムでないと仕事が見つからないため無理をして仕事につくか働くのを諦めるかの選択になりがち
(40代:派遣社員)
・働き方改革になっていない均一時間帯と給料格差の地方の落差(70代:公務員/団体職員)
・業務内容がルーティンワークであれば、週5日と拘束する必要性は無いと思います。数人でシフトを組めば
充分なのではと思います(50代:派遣社員)
・通勤の感染リスクを考えるとオンライン事務などの仕事があると良いと思う(50代:今は働いていない)
・最低勤務時間のみ決まっていて曜日や時間帯は自由なところがあればいいなと思います
(40代:パート/アルバイト)
・経験やスキル等が合致していても『通勤に時間が掛かる』応募は泣く泣く見送っている。やりがいを感じても。
なので、移動時間を鑑みて時短や日数調整等での柔軟な企業が求人に沢山アップされる事を願ってやみません
(50代:今は働いていない)
・資格や経験や気力があっても、フルタイムでは働けませんし、60代ですので厳しいです
(60代:パート/アルバイト)
・子どもが学校や幼稚園に行っている間にできる仕事が少なく、通勤時間を含めると帰宅時間に間に合わないので、
中々見つかりません(30代:今は働いていない)
・応募者のなかで調整できれば良いと思う(50代:派遣社員)
・残業前提の採用には疑問を感じる(40代:その他の働き方)
・社会保険に加入する前に、短時間で試してみてからフルタイムにステップアップできるような求人が増えたら
良いと思う。扶養されている主婦の場合、外れて働き続ける事が出来るかハードルが高いので
(50代:今は働いていない)
・正社員、契約社員、派遣社員、業務委託など選択肢が増えてきているので、自分にあった働き方を見つけられるのが
嬉しい(40代:派遣社員)
・ダブルワークと扶養内のため、短時間で、週2日がよい(40代:パート/アルバイト)
・人混みをさけるため、勤務時間を細切れにすれば、ウィルスの拡散も防ぐことができ、たくさんの時短勤務希望
の人も勤務ができるので良いと思う(50代:パート/アルバイト)
・今はいろいろな働き方があるので、希望に合わせて選べるか、入社したあとも変更できるとよい
(40代:公務員/団体職員)
・平日の短時間勤務の求人が増えて欲しい(50代:パート/アルバイト)
・フルタイムで働けないと正規雇用の仕事を見つけることはほぼ不可能で、短時間イコール非正規。雇用する側が、
スキルより無制限に働けることが大事という考え方を変えない限り、日本の生産性は上がらないと思う
(50代:派遣社員)
・現在の職場は、採用主は、子供がいるので、働ける時間が限られているのに理解があるが、他の従業員の理解が
ないためパワハラをうけている。(保育園勤務)(30代:パート/アルバイト)
・主婦だからといって短時間が希望ではないので、短時間、扶養以内と書かれているものの方が応募しずらかった
(50代:今は働いていない)
・企業の営業時間や人員も関することなので、働く人の都合だけでは上手くマッチしないのは仕方ないのではないかと
思う。その上で、フレックスや出勤日数の選択ができるようになると良いと思う(30代:派遣社員)
・子どもが10歳くらいまでは、家にいる時間を長くしたい。子どもの年齢に応じて勤務時間を調整できる職場があれば
いいのにと思う(30代:今は働いていない)
・フルフレックスや在宅勤務を活用であれば、短時間にする必要もなく、逆に私のように未就学児二人を育てながら
正社員で働くことができると思います(40代:正社員)
・時間、日数等要相談の一言があれば可能性が広がりそうだが、その分他の人にしわ寄せが行くので応募するのを
やめる(40代:今は働いていない)
・短時間勤務・テレワークを含め、ライフスタイルに合わせて多様な勤務体制が広く認められたら、企業にも
就業者にもメリットが大きいと思う(40代:派遣社員)
・応募が可能でもフルタイムの募集だったら短時間しかできない人は受かる可能性は低いのでは?なので欲しい
条件を明確にしてくれた方が応募する方もムダがない気がする(40代:パート/アルバイト)
しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎より
安倍政権を継承する菅政権が取り組む女性活躍推進。仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”にとって、仕事探しには様々なハードルがあります。「あなたは就職活動の際、求人情報はインターネットと紙のどちらを見ることが多いですか」と尋ねたところ、働く主婦層の実に9割近くが「インターネットの方が多い」と回答しました。スマートフォンの普及もあり、いつでもどこでも仕事検索ができる便利な環境が整備されてきたことが伺えます。しかし、仕事探しが便利になったとしても、肝心の仕事条件が希望するものでなければ就活自体は簡単には進みません。「就職活動の際、求人条件にスキルも経験も合致するのに短時間勤務が不可だったために応募を断念した経験はありますか」との質問に対して、7割超が「ある」と回答しています。また、「就職活動の際、求人条件にスキルも経験も合致するのに短日数勤務が不可だったために応募を断念した経験はありますか」という質問に対しても7割近くが「ある」と回答しており、勤務時間や勤務日数が希望と合致しないことが、主婦層の就活を難しくしている決定的な要因であることがわかります。 では、ずばり「就職活動の際、フルタイムで募集されている求人が短時間や短日数でも応募できるようになれば、あなたの活躍の幅は広がると思いますか」と尋ねたところ、「大いに広がる」「少し広がる」をあわせて84.6%が「広がる」と回答しました。年代別では50代以上で「広がる」と回答する比率が下がるものの、それでも8割を超えています。働きたいと考える女性の活躍推進において、短時間や短日数でも応募できる求人が増えることが有力な解決策になることを示す結果だと言えます。菅政権発足当初の調査では、菅政権の女性活躍推進に期待する人が4割、期待しない人が5割でした(※)。デジタル化の推進など、働き方を根本的に変える上で鍵となる施策を打ち出している菅政権と歩調を合わせ、テレワーク環境などとともに、短時間・短日数でも応募可能な求人が世の中に増えていけば、働きたいと考えている女性の活躍は大きく推進されるはずだと考えます。 ※菅政権で、女性活躍の推進はどうなる?!:https://www.bstylegroup.co.jp/news/report/news-23799/ |
<しゅふJOB総研所長 兼 ヒトラボ編集長 川上敬太郎 ープロフィールー>
1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、テンプスタッフ株式会社(当時)入社。責任者として営業・企画・新規事業起ち上げなどを行う。転職後、執行役員としてマーケティング・求人・キャリアカウンセリング部門を統括。業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼 編集委員を経て、2010年株式会社ビースタイル入社。2011年より現職(2020年より株式会社ビースタイル ホールディングス)。
人材派遣、紹介など多様な人材サービス事業に20年以上携わり、事業現場の最前線から経営企画・人事・広報などの管理部門まで、あらゆるセクションで責任者を歴任。2011年に設立したしゅふJOB総合研究所では仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”のべ30000人以上の声を調査・分析。同年開設した『ヒトラボ』(https://www.facebook.com/hitolabo.jinzai/)では、人材サービスの公益的発展に資することを目的に、日々様々なテーマを取り上げて議論の場を提供。その他、人材マネジメントや法規制など、雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父。
◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会委員
民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」(平成29~30年度)
労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」(平成29~31年度)
日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会議 雇用WG勉強会(平成26年)など
◇メディア出演等 NHK『あさイチ』解説、フジテレビ『みんなのニュース:ふかぼり』解説,テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』
パネラー出演、他新聞・テレビ・雑誌などでコメント多数
◇執筆・その他 マネープラス連載『ワークスタイルの見つけ方』:https://media.moneyforward.com/series/13
日本経済新聞/日経MJ/時事通信/ITメディア/NEWSポストセブンなど執筆・寄稿多数/
大学や男女共同参画センターなどでの講演、モデレーターなど/JCAST会社ウォッチ解説者、日本労務学会員
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数: 766名
調査実施日:2020年9月16日(水)~2020年9月23日(水)まで
調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOBパート』登録者
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/report/
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
<ビースタイル グループについて>
best basic style~時代に合わせた価値を創造する~を共通の基本理念に掲げ、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、主婦の雇用をのべ16万人以上創出してきた『しゅふJOB』や時短×ハイキャリアを実現する『スマートキャリア』、すきま時間で働く『ご近所ワーク』など人材サービス事業を主軸に、RPA導入支援、スーパーフード“モリンガ”のプロデュースなど事業領域を広げながら、グループ共通のバリュー「四方善」を実践して参ります。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先
ビースタイル グループ広報担当:柴田・兒玉・川上
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-3-10 新宿御苑ビル 6F
Mail:pr@b-style.net
ホームページ:http://www.bstylegroup.co.jp/
※当リリースに関して、所長 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。
※本リリースの引用の際は、必ず「しゅふJOB総合研究所調べ」とクレジットを明記していただきますよう
お願い申し上げます。