2018年8月13日(月)
株式会社ビースタイル
主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』(事業運営者:株式会社ビースタイル/本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)の調査機関しゅふJOB総研は『専業主婦への罪悪感』をテーマに働く主婦にアンケート調査を行いました。以下にご報告します。(有効回答数999件)
1.専業主婦・主夫だったこと「ある」81.6%
2.専業主婦・主夫であることに、後ろめたさや罪悪感のようなものを覚えたことが 「ある」25.4%、
「少しはある」31.2%、「ない」41.7%
3.フリーコメントより
n=815(女性804、男性11)
◇「その他」に寄せられたコメントより
自分自身の存在意義が無くなった気がした/気にしなかった/罪悪感より焦りを感じた/
病気療養も兼ねていたので、遠慮なくでした/自分には合わないと思った 孤独を感じた
◇寄せられたフリーコメントより(年代:雇用形態)
<後ろめたさや罪悪感のようなものを覚えたことが「ある」「少しある」と答えた理由より抜粋>
・自分の稼いだお金でないと何となく自由に使うのに気がひけます(40代:今は働いていない)
・無職(主婦)という肩書きと、税金を納めないことについて肩身が狭かった(50代:契約社員)
・夫ばかりが金銭的な負担を負っているから(40代:今は働いていない)
・専業主婦だとお金持ちと思われることがあるのが嫌だ(20代:今は働いていない)
・経済的に依存している気がして、罪悪感がありました(60代:パート/アルバイト)
・自分は何もしていないと思えて、嫌な気持ちになる(40代:今は働いていない)
・世間から取り残されている感じ(40代:今は働いていない)
・やはり楽であり、働く夫に申し訳ない気がする(50代:今は働いていない)
・ネットで専業主婦がたたかれずきる(40代:パート/アルバイト)
・夫に、人の稼いだ金で楽をしていると言われた(40代:契約社員)
<後ろめたさや罪悪感のようなものを覚えたことが「ない」と答えた理由より抜粋>
・子供たちの成長の全てを見ることが出来たから(40代:契約社員)
・人生には様々なライフイベントがあるので、人によっては専業主婦である時期もあろう、と考えている
(40代:正社員)
・子供が小さかったので、育児が仕事と思った(50代:パート/アルバイト)
・子育てする中で一定時期、専業主婦である事はとても賢い選択だったと思います(50代:今は働いていない)
・うしろめたさや罪悪を感じる理由がない 収入がなく贅沢ができなくても家庭をおろそかにする方が罪悪
(50代:派遣社員)
・主婦も立派な仕事なので(40代:派遣社員)
・仕事をしていては出来ない事(PTA役員、子供の習い事での事等)に時間を使う事が出来た
(50代:パート/アルバイト)
・海外在住で帯同家族だった為会社の規定で就業不可だった(50代:派遣社員)
・子育ても家事も間接的に収入に繋がっているから(40代:今は働いていない)
・一日中子供の面倒をみるより、外で働いている方が楽だとずっと思っていた(40代:契約社員)
女性活躍推進や働き方改革が進められる中、働く女性の数は増えています。しかし一方で、敢えて働かないことを選んだり、働くことができない人が肩身を狭くしているという声も耳にします。そこで専業主婦・主夫の経験者に、「専業主婦・主夫であることに、後ろめたさや罪悪感のようなものを覚えたことはありますか?」と質問したところ、半数を超える56.6%が「ある」または「少しはある」と回答しました。
「ある」と答えた人のフリーコメントには、「経済的に依存している」「世間から取り残されている」などの声が寄せられました。一方、「ない」と答えた41.7%のフリーコメントには、「主婦も立派な仕事」「外で働いている方が楽」などのように、主婦(夫)業自体の意義や大変さを訴える声が多く見られました。 主婦(夫)業は家庭運営に必要不可欠であり、家庭を支えることを通して社会も支えています。女性活躍推進も働き方改革も、決して主婦(夫)業を軽んじたり否定したりするものではありません。しかし働くことだけにフォーカスしすぎてしまうことで、メッセージが正しく伝わっていない可能性があります。働きたい人がより働きやすくなる社会を実現する一方で、家族とはチームであり、主婦(夫)業もまた社会における大切な役割であることをしっかりと認識する必要があると考えます。 |
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1997年愛知大学文学部卒業。テンプスタッフ株式会社(現パーソルホールディングス)に入社し新規事業責任者等を歴任。転職後、執行役員としてキャリアカウンセリングやマーケティング部門を統括するなど、営業・経営企画・人事といった人材サービス事業のほぼ全てのセクションに携わる。業界専門誌『月刊人材ビジネス』では営業推進部部長 兼 編集委員を務め、人材ビジネス企業の経営者に向けた勉強会を企画運営。2010年株式会社ビースタイル入社。2011年より現職。
人材サービス業界の『声なき声』を社会に届けるインタラクティブメディア『ヒトラボ https://www.facebook.com/hitolabo.jinzai/』及びフェイスブックグループ『人材サービスの公益的発展を考える会 https://www.facebook.com/groups/jinzai.koueki/』主宰。有識者として内閣府 規制改革会議 雇用ワーキンググループ勉強会への参加、男女共同参画センターでの講演など、主婦人材の活躍推進や人材サービス業界のあり方について積極的な意見提言を行う。
◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会
平成29~30年度:民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」委員
平成29~31年度:労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」委員
一般社団法人 日本人材派遣協会
派遣事業運営支援委員会委員(平成20~21年)、派遣事業運営支援部会員(平成24年)
◇メディア出演歴 NHK あさイチ 解説/フジテレビ みんなのニュース『ふかぼり』 解説/テレビ朝日 ビートたけしのTVタックルパネラー出演、他新聞・テレビ・雑誌などでコメント多数
◇寄稿・連載歴 日本経済新聞:私見卓見『日雇い派遣は主婦を助ける』(寄稿)/時事通信『働くデキる女性たち』(連載)/
マネープラス:https://moneyforward.com/media/post_author/kawakamikeitaro/(連載)など
▼ヒトラボ資料館 『是々非々』 http://zezehihi.wix.com/jinzai
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」そんな志のもとにつくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために定期的なアンケート等の調査を実施、結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
<株式会社ビースタイルについて>
企業理念は「best basic style」。時代に合わせて新たなスタンダードをつくる会社です。この理念に基づき、2002年の創業以来、働きたい主婦に対して就業支援を行って参りました。約16年間に生み出してきた主婦の雇用数は、10万人以上。女性がそれぞれの価値観、ライフスタイルに合わせて働くことができる社会の実現に向け、派遣・在宅・ハイキャリアなど、様々な『しゅふJOBサービス』を提供しています。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先
(株)ビースタイル広報担当:柴田・兒玉・川上
〒160-0022東京都新宿区新宿4-3-17FORECAST新宿SOUTH7階
Mail:pr@b-style.net ホームページ:http://www.bstylegroup.co.jp/
※当リリースに関して、所長 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。
※本リリースの引用の際は、必ず「しゅふJOB総合研究所調べ」とクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
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