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働く主婦と鬱(うつ)について/セクハラやパワハラとの関係性は? うつの原因「過労」が過半数 働いている間に「鬱になった」33.8%、低年齢ほど増加傾向~しゅふJOB総研調査~

2018年9月27日

株式会社ビースタイル


主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』(事業運営者:株式会社ビースタイル/本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)の調査機関しゅふJOB総研は『仕事と鬱(うつ)』をテーマに働く主婦にアンケート調査を行いました。以下にご報告します。(有効回答数999件)


調査結果概要

1.これまでの経験の中で働いている期間に鬱になったことが「ある」33.8%
2.鬱になったことが「ある」の年代別集計
3.鬱になったことが「ある」とハラスメントとの関係性についてクロス集計
4.鬱になった原因「頑張り過ぎによる過労」54.4%


これまでの経験の中で働いている期間に鬱になったことが「ある」33.8%

グラフ1


鬱になったことが「ある」の年代別集計

グラフ2


鬱になったことが「ある」とハラスメントとの関係性についてクロス集計

<参考>セクハラ・パワハラ…働く主婦のハラスメント事情より

https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/news-14636/
上記アンケートにて、「現在も含め、これまでの職場でセクハラやパワハラなどのハラスメント(嫌がらせ)を受けた経験はありますか。(複数回答)」との質問に対し「ハラスメントを受けたことはない」「セクハラを受けたことがある」「パワハラを受けたことがある」と回答した人と、「現在も含め、これまでの経験の中で働いている期間に鬱(うつ)になったことはありますか?」との質問への回答とのクロス集計。


グラフ2


鬱になった原因「頑張り過ぎによる過労」54.4%

グラフ2



◇「その他」と回答した人のフリーコメントより抜粋(年代:雇用形態)

・家計の不安や将来の設計に不安を感じた時(40代:パート/アルバイト)
・新人の性格(50代:その他)
・他従業員の不正(40代:今は働いていない)
・後輩のだらしなさ(40代:パート/アルバイト)
・子育てと家事の両立(20代:パート/アルバイト)
・自分に合わない仕事が苦痛(50代:フリー/自営業)
・同僚との相性、家庭の事情が重なった(50代:パート/アルバイト)
・顧客への罪悪感(本当は勧めたくない事をノルマのために勧めなくてはいけない) (30代:パート/アルバイト)
・セクハラ(40代:正社員)
・同じ鬱のような顧客に精神的に引っ張られた(30代:正社員)
・給与が少ない(40代:派遣社員)
・頑張りが給料に反映されない(50代:パート/アルバイト)
・仕事を覚えられないこと(50代:パート/アルバイト)


しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎より

 体の健康だけでなく、心の健康も大切であることは言うまでもありません。せっかく希望の仕事に就くことができたとしても、心が疲れてしまうと思うように能力を発揮することができなくなります。働く主婦層に「現在も含め、これまでの経験の中で働いている期間に鬱(うつ)になったことはありますか?」と尋ねたところ、1/3強の人が「ある」と回答しました。鬱は職場において身近な存在だと言えます。

 別で分析したハラスメントに関するデータとクロス集計したところ、鬱になったことが「ある」と回答した人の割合は「ハラスメントを受けたことはない」人に限ると13.3%に減少する一方で、「パワハラを受けたことがある」人に限ると47.3%と半数近くに上昇。「セクハラを受けたことがある」人の場合も、4割を超える結果となりました。
また、年代別に見てみると30代以下で鬱になったことが「ある」と回答した人の割合は41.7%と4割を超えるのに対し、40代は33.5%、50代以上だと30.7%と年代を追うごとに減少していきます。データから見ると、年代が低いほど鬱になりやすい傾向があると言えそうです。

 鬱になったことがある人に原因を尋ねたところ、「頑張り過ぎによる過労」がトップで過半数となりました。2位・3位はそれぞれ「仕事のプレッシャー」「職場での上司からの嫌がらせ・無理解」で、どちらも49%台とほぼ半数です。ハラスメントとの相関関係を考えても、なるほどと思える結果です。過労と精神的苦痛の排除は、働き方改革推進の重要な鍵を握っていると言えるのではないでしょうか。ぜひ今回の調査結果を心の健康を保つ上での参考にしていただきたいと思います。

川上所長


<しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎プロフィール>
1997年愛知大学文学部卒業。テンプスタッフ株式会社(現パーソルホールディングス)に入社し新規事業責任者等を歴任。転職後、執行役員としてキャリアカウンセリングやマーケティング部門を統括するなど、営業・経営企画・人事といった人材サービス事業のほぼ全てのセクションに携わる。業界専門誌『月刊人材ビジネス』では営業推進部部長 兼 編集委員を務め、人材ビジネス企業の経営者に向けた勉強会を企画運営。2010年株式会社ビースタイル入社。2011年より現職。
人材サービス業界の『声なき声』を社会に届けるインタラクティブメディア『ヒトラボ https://www.facebook.com/hitolabo.jinzai/』及びフェイスブックグループ『人材サービスの公益的発展を考える会 https://www.facebook.com/groups/jinzai.koueki/』主宰。有識者として内閣府 規制改革会議 雇用ワーキンググループ勉強会への参加、男女共同参画センターでの講演など、主婦人材の活躍推進や人材サービス業界のあり方について積極的な意見提言を行う。

◇委員等 厚生労働省 委託事業
平成29~30年度:民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」委員
平成29~31年度:労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」委員

一般社団法人 日本人材派遣協会
派遣事業運営支援委員会委員(平成20~21年)、派遣事業運営支援部会員(平成24年)

◇メディア出演歴 NHK あさイチ 解説/フジテレビ みんなのニュース『ふかぼり』 解説/テレビ朝日 ビートたけしのTVタックルパネラー出演、他新聞・テレビ・雑誌などでコメント多数

◇寄稿・連載歴 日本経済新聞:私見卓見『日雇い派遣は主婦を助ける』(寄稿)/時事通信『働くデキる女性たち』(連載)/マネープラス:『ワークスタイルの見つけ方』https://moneyforward.com/media/special/shuhunohonne/(連載)など

▼ヒトラボ資料館 『是々非々』 http://zezehihi.wix.com/jinzai


■調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:999名
調査実施日:2018年5月23日(水)~2018年6月4日(月)まで
調査対象者:ビースタイル登録者/求人媒体『しゅふJOBパート』登録者

<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、 もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志のもとにつくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために定期的なアンケート等の調査を実施、結果を社会に発信しています。

※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ

<株式会社ビースタイルについて>
企業理念は「best basic style」。時代に合わせて新たなスタンダードをつくる会社です。この理念に基づき、2002年の創業以来、働きたい主婦に対して就業支援を行って参りました。約15年間で生み出した主婦の雇用数はのべ10万人。女性がそれぞれの価値観、ライフスタイルに合わせて働くことができる社会の実現に向け、派遣・在宅・エグゼクティブなど、様々な『しゅふJOBサービス』を提供しています。



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本プレスリリースに関するお問い合わせ先

(株)ビースタイル広報担当:柴田・兒玉・川上
〒160-0022東京都新宿区新宿4-3-17FORECAST新宿SOUTH7階
Mail:pr@b-style.net ホームページ:http://www.bstylegroup.co.jp/
※当リリースに関して、所長 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。

※本リリースの引用の際は、必ず「しゅふJOB総合研究所調べ」とクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。