2020年7月6日
ビースタイルグループ
ビースタイルグループ(株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦/およびグループ各社)が展開する、主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』の調査機関しゅふJOB総研は、『コロナ禍と夫の家事育児』をテーマに働く主婦層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。
(有効回答数866件:既婚女性のみ)
1.コロナ禍で在宅時間が増えている中、夫の家事・育児に「満足」17.4%
2.夫が積極的に取り組んでいる家事・育児1位「買い物」41.1%
3.夫がもっと積極的に取り組んだ方が良い家事・育児1位「掃除や片づけ」42.5%
4.夫が積極的に「取り組んだこと」と「取り組んだ方が良いこと」との比較
5.コロナ禍発生前(2019年11月)との3つの比較
6.フリーコメントより
◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)
<夫の家事・育児について「十分行っていて満足」と回答した人>
・十分すぎるほどやってくれているので、なにも言うことはない(50代:派遣社員)
・できる範囲でいい。在宅になったからといって仕事が休みになってる訳ではなく、家で仕事をしているので
(50代:パート/アルバイト)
・思った以上に家事をしてくれて、かなり嬉しかった(40代:正社員)
・しばらく、コロナ禍前より家事しなくなったと感じた時期があったが、指摘しあって今はやってくれている
(40代:正社員)
・保育園児の次男の相手をしながら仕事をこなしてくれていた(40代:正社員)
・感謝していますが、これに慣れてしまい、たまに出社されると自分がキツい(30代:今は働いていない)
・今まで全て私が行っていたのに、夫が在宅勤務で私が仕事に外出した時は、子供の相手と夕飯を作って
くれました。本当にこの人と結婚して良かったと実感しました(40代:公務員/団体職員)
・今まではちょっとした手伝いだった家事を、自分の仕事として動いてくれています。大満足です
(40代:派遣社員)
・昼の支度等の家事が増えたことを思ってか、常に食器洗いをしてくれて、週末にはお風呂掃除もしてくれます。
頼んだわけではないのに手伝ってくれることは気持ちがとても嬉しいです(50代:今は働いていない)
・コロナ以前から家事に積極的で特に変わらないので問題はない(40代:派遣社員)
<夫の家事・育児について「少しは行っていて不満はない」と回答した人>
・私が体調悪い際に初めて気を使って夕飯を作ってくれました(40代:パート/アルバイト)
・いつもある程度は手伝ってくれるので変化はないけれど、もう少し手伝ってくれると嬉しいとは思う
(50代:派遣社員)
・家にいるからといって、勤務時間内に当てにするつもりはない(40代:今は働いていない)
・できることを、やらされ感なくやればいいと思う(50代:パート/アルバイト)
・仕事も大変だと思うのでそこそこで大丈夫です。あまり家のことを負担にしないで欲しい
(40代:パート/アルバイト)
・うちはやるし出来る方、でも少しずつ足りない|洗物は積極的にしてくれるがキッチンは水浸し、
排水溝ゴミは100%捨ててない(50代:派遣社員)
・食事の後片付けを積極的にやってくれるようになった(50代:派遣社員)
・全くやらなくても、不満はない 男は仕事が出来ればいい(50代:パート/アルバイト)
・体力的に余裕があるらしく、自ら動くようになった(40代:派遣社員)
・在宅で夫が家にいる時間が増えた=夫に家事や育児を今までよりもさせようという意識がない
(30代:パート/アルバイト)
<夫の家事・育児について「少しは行っていたが不満」と回答した人>
・言われてからするのではなくて、自分からやってほしい(50代:派遣社員)
・在宅勤務でも主体は女性がやるものだと夫は思っている(40代:派遣社員)
・もっと家事をするべき。|休みの日くらい料理や風呂掃除をしてほしい(50代:パート/アルバイト)
・夫は元々自宅での勤務でしたが、家事は分担してやってはいませんでしたので、私が自宅待機になった後は、
更に何もしなくなりました(50代:正社員)
・いろいろしてくれるが、いちいち文句ばかり。家にいない方がいい(40代:今は働いていない)
・夫は「手伝ってあげてる」との認識なのが納得いかないが、機嫌損ねて何も手伝ってくれなくなるのは困るので、
ありがとうと言わなければならないのがモヤモヤする(40代:契約社員)
・子供の学習の相手はするが、それ以外の家事は殆ど行わない所が不満(40代:今は働いていない)
・色々やってくれてるけど、微妙にずれている。洗濯はしてくれるけど、私も仕事中なのに食事の支度には非協力的
(40代:正社員)
・在宅時間が増えているのだから、普段できない家事を積極的にやってほしいのに、気が利かずやってくれない
(40代:パート/アルバイト)
・やった家事をいちいち報告するのが嫌だ 大したことやってないから見れば分かるのに(30代:パート/アルバイト)
<夫の家事・育児について「全く行っておらず不満」と回答した人>
・主人は運送業のため、コロナでますます忙しくなった。もとからワンオペだが、更にひどくなった
(30代:今は働いていない)
・夫は、ほとんど在宅勤務で私は、相変わらず出勤してるのに家事は、まるでやる気なし(50代:派遣社員)
・我が家の主人は家事放棄組なので、毎日居られると、協力的な夫との差を実感する(50代:パート/アルバイト)
・在宅勤務になっても、全く家事をしない夫。通勤時間が無くなった分、ゴロゴロしながらスマホで遊んでいます。
日中夫が占拠している部屋は、毎日私が掃除しています(30代:パート/アルバイト)
・何もしないので、むしろ仕事に行ってほしい(40代:パート/アルバイト)
・コロナ自粛になる前も今も、家事は一切やらなくて腹立たしい。妻の苦労に気づかないことに驚く
(30代:派遣社員)
・今までは帰宅が遅い為、家事ができないのだと思っていたが、たんにやりたくないだけだったのが
わかって腹が立ちます(40代:契約社員)
・仕方がないとは思いつつも、在宅で仕事してるのに雨が降っても洗濯物は取り込んでくれない、
私が作ったお弁当を食べた後にゲームしても後片付けすらしない状況に腹が立ちます(40代:派遣社員)
・在宅ワークになったら食事、トイレ以外は作業部屋から出てこず、子どもも静かにしようと気を使う始末。
主婦は365日在宅ワークですがわかってる?と言いたい(40代:パート/アルバイト)
・コロナ以前より、何もしない。むしろ、いるだけ、こちらの家事が増えている。気付いていない
(50代:その他の働き方)
コロナ禍による緊急事態宣言発令中、在宅勤務する人が一気に増えました。在宅勤務は今後も普及が望まれる働き方ですが、コロナ禍の影響を受けた中での在宅勤務では生活環境の整備がより重要であることがわかりました(※)。緊急事態宣言発令中、働く主婦層に「コロナ禍で在宅時間が増えている中、夫は家事・育児に十分取り組んでいると思いますか」と尋ねたところ、不満を感じている人とそうでない人とがほぼ半々という結果でした。コロナ禍発生前の2019年11月調査と比較して大きくは変わりませんが「家事・育児を全く行っておらず不満」と回答した人の比率が6ポイント以上増えているのが気になります。 調査ではさらに、「夫が“積極的に取り組んでいる”と思うこと」と「夫が“もっと積極的に取り組んだ方が良い”と思うこと」とのギャップ、またそれぞれについて、コロナ禍発生前との変化について比較を行いました。夫が積極的に取り組んだことと取り組んだ方が良いこととのギャップからは、「買い物」や「ゴミ出し」などの充足感が高く、「名もなき家事全般」や「料理」などは不足感が強いことがわかりました。コロナ禍発生前と後との変化においては、取り組んだこととして最も増加した項目は「特になし」。一方、最も減少した項目は「子どもの学校行事」でした。休校となっていた学校が多かったことが影響していると考えられます。また、取り組んだ方が良いこととして最も増加した項目は「料理」で、反対に最も減少した項目は、取り組んだことと同じく「子どもの学校行事」でした。 緊急事態宣言解除後も、夫婦ともに在宅勤務が続いているご家庭もあります。また、withコロナの働き方として、在宅勤務は今後さらに普及していく可能性があります。一方で共働き世帯は増加し続けており、これから夫婦がともに家庭で過ごす時間が長くなることが予想されます。家事育児は得てして妻に負担が偏る傾向にあります。共に家庭にいる時間が長くなることを想定して、夫の中にある“家事育児を手伝う”という感覚を払拭し、家庭の共同運営者として夫婦が共に家事育児をシェアしあう関係性の構築が望まれます。その上で、夫婦の間に、家事育児に対する認識ギャップがどこにあるのかを把握する参考として当調査結果をご活用いただければ幸いです。 ※コロナ禍で、働く主婦の在宅勤務に異変?!:https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/news-20617/ |
1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、テンプスタッフ株式会社(当時)入社。責任者として営業・企画・新規事業起ち上げなどを行う。転職後、執行役員としてマーケティング・求人・キャリアカウンセリング部門を統括。業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼 編集委員を経て、2010年株式会社ビースタイル入社。2011年より現職(2020年より株式会社ビースタイル ホールディングス)。
人材派遣、紹介など多様な人材サービス事業に20年以上携わり、事業現場の最前線から経営企画・人事・広報などの管理部門まで、あらゆるセクションで責任者を歴任。2011年に設立したしゅふJOB総合研究所では仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”のべ30000人以上の声を調査・分析。同年開設した『ヒトラボ』(https://www.facebook.com/hitolabo.jinzai/)では、人材サービスの公益的発展に資することを目的に、日々様々なテーマを取り上げて議論の場を提供。その他、人材マネジメントや法規制など、雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父。
◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会委員
民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」(平成29~30年度)
労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」(平成29~31年度)
日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会議 雇用WG勉強会(平成26年)など
◇メディア出演等 NHK『あさイチ』解説、フジテレビ『みんなのニュース:ふかぼり』解説,テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』
パネラー出演、他新聞・テレビ・雑誌などでコメント多数
◇執筆・その他 マネープラス連載『ワークスタイルの見つけ方』:https://media.moneyforward.com/series/13
日本経済新聞/日経MJ/時事通信/ITメディア/NEWSポストセブンなど執筆・寄稿多数/
大学や男女共同参画センターなどでの講演、モデレーターなど/JCAST会社ウォッチ解説者、日本労務学会員
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
<ビースタイル グループについて>
企業理念は~best basic style~時代に合わせた価値を創造する。創業以来、主婦の雇用をのべ13万人以上創出してきた『しゅふJOB』や時短×ハイキャリアの働き方を実現する『スマートキャリア』など人材サービス事業を主軸とし、スーパーフード“モリンガ”のプロデュースなど、新たに事業領域を広げながら、日本の幸福度向上に全力で取り組んでいるソーシャルカンパニーです。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先
ビースタイル グループ広報担当:柴田・兒玉・川上
〒160-0022 東京都新宿区新宿4-3-17 FORECAST新宿SOUTH 7F
Mail:pr@b-style.net
ホームページ:http://www.bstylegroup.co.jp/
※当リリースに関して、所長 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。
※本リリースの引用の際は、必ず「しゅふJOB総合研究所調べ」とクレジットを明記していただきますよう
お願い申し上げます。
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