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【働く主婦に聞く、卵子凍結と仕事の両立について】卵子凍結経験あり 7.7%、検討したことはある 8.9%

2020年7月17日

ビースタイルグループ


ビースタイルグループ(株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦/およびグループ各社)が展開する、主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』の調査機関しゅふJOB総研は、『卵子凍結』をテーマに働く主婦層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数700件)

調査結果概要

1.卵子凍結をした経験が「ある」7.7%
2.卵子凍結をした経験:不妊治療経験の有無別比較
3.卵子凍結をした当時、「長期の仕事をしていた」50.0%
4.卵子凍結と仕事を両立させる場合の課題:卵子凍結経験別比較
5.フリーコメントより


卵子凍結をした経験が「ある」7.7%

グラフ1


卵子凍結をした経験:不妊治療経験の有無別比較

グラフ1


卵子凍結をした当時、「長期の仕事をしていた」50.0%

グラフ1


卵子凍結と仕事を両立させる場合の課題:卵子凍結経験別比較

グラフ1


フリーコメントより

◇卵子凍結と仕事の両立に関するフリーコメントより(年代:卵子凍結経験あり・なし)

・経済的負担・精神的負担がすごいと聞きました。助成金もありますがそれでもつらいと言っていたのが印象的です
 (30代:なし)
・1ヶ月外に出ることをドクターストップされていたので、仕事をしながらでは無理だった(40代:あり)
・卵子凍結をした際の体の負担は非常にきつかったので、働いていたらできないだろうなと思いました。
 卵子凍結の為の注射や採血も辛かったです(40代:あり)
・卵子凍結についても、気軽に話せる社会環境ではない。保険適用を進めたり、行政や会社に相談窓口を
 設けるべき(40代:なし)
・余り関連性がないと思う(30代:あり)
・情報が少なく、認知度が低い(30代:なし)
・そもそも。卵子凍結を考える方の気持ちが分からない(40代:なし)
・指定日、指定時間に病院に行かなければできないのことなので大変だったが、私の場合は職場の
 理解があり大変助かった。やはり周りの理解がないと色々なストレスに押しつぶされてしまう(40代:あり)
・費用がかかりすぎるので、仕事を辞めたら支払えない(30代:なし)
・知識不足なので、卵子を取り出して凍結するだけで、何の仕事に差し障るのかわからない(50代:なし)


しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎より

 不妊治療に比べると、卵子凍結については馴染みが薄いと感じる方が多いかもしれません。仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”に「あなたは卵子凍結をした経験がありますか」と尋ねたところ、「経験がある」と答えた人は7.7%にとどまりました。不妊治療の経験について尋ねた際(※)には経験があると答えた人は3割程度だったのと比較するとその1/4程度ということになります。しかしながら、不妊治療の経験者だけに絞ってクロス集計して見ると、卵子凍結の経験があると回答した人の比率は25.5%と大きく増えました。「経験はないが検討したことはある」と答えた人も含めると5割近くとなり、不妊に悩まれた方の卵子凍結に対する関心度の高さが伺えます。
 
 卵子凍結経験者に当時仕事をしていたか否かを尋ねたところ、半数の人が長期で仕事をしていたと回答しました。卵子凍結と仕事を両立させる上での課題について、卵子凍結の経験がある人とない人に分けて集計したところ、「施術に対する職場の理解不足」については20.1ポイント、「施術と両立できる条件の仕事が少ない」については24.2ポイントも、経験ありの人の方が多い比率となっています。実際に卵子凍結を経験してみると、仕事との両立の困難さを強く実感することになるようです。
 
 卵子凍結はまだ一般的に浸透しているとは言えないようです。しかしながら不妊治療を経験している人の関心度は高く、少子化が進む社会的背景とあいまって今後検討する人が増えていく可能性があります。実際に卵子凍結を経験する人が増えていくと、仕事との両立の困難さを実感する人の数も比例して増えていくと考えられます。柔軟な働き方を可能にする仕事を社会の中により多く創り出してくことは、根本的な解決策の一つになるはずだと考えます。
 
※不妊治療の経験、仕事との両立、そして課題:https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/news-20299/
川上所長


<しゅふJOB総研所長 兼 ヒトラボ編集長 川上敬太郎 ープロフィールー>

1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、テンプスタッフ株式会社(当時)入社。責任者として営業・企画・新規事業起ち上げなどを行う。転職後、執行役員としてマーケティング・求人・キャリアカウンセリング部門を統括。業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼 編集委員を経て、2010年株式会社ビースタイル入社。2011年より現職(2020年より株式会社ビースタイル ホールディングス)。
人材派遣、紹介など多様な人材サービス事業に20年以上携わり、事業現場の最前線から経営企画・人事・広報などの管理部門まで、あらゆるセクションで責任者を歴任。2011年に設立したしゅふJOB総合研究所では仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”のべ30000人以上の声を調査・分析。同年開設した『ヒトラボ』(https://www.facebook.com/hitolabo.jinzai/)では、人材サービスの公益的発展に資することを目的に、日々様々なテーマを取り上げて議論の場を提供。その他、人材マネジメントや法規制など、雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父。
 
◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会委員
民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」(平成29~30年度)
労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」(平成29~31年度)
日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会議 雇用WG勉強会(平成26年)など
 
◇メディア出演等 NHK『あさイチ』解説、フジテレビ『みんなのニュース:ふかぼり』解説,テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』
パネラー出演、他新聞・テレビ・雑誌などでコメント多数
 
◇執筆・その他 マネープラス連載『ワークスタイルの見つけ方』:https://media.moneyforward.com/series/13
日本経済新聞/日経MJ/時事通信/ITメディア/NEWSポストセブンなど執筆・寄稿多数/
大学や男女共同参画センターなどでの講演、モデレーターなど/JCAST会社ウォッチ解説者、日本労務学会員


■調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:700名 ※女性のみ
調査実施日:2020年1月23日(木)~2020年1月31日(金)まで
調査対象者:ビースタイル登録者/求人媒体『しゅふJOBパート』登録者

<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。

※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ


<ビースタイル グループについて>
企業理念は~best basic style~時代に合わせた価値を創造する。創業以来、主婦の雇用をのべ13万人以上創出してきた『しゅふJOB』や時短×ハイキャリアの働き方を実現する『スマートキャリア』など人材サービス事業を主軸とし、スーパーフード“モリンガ”のプロデュースなど、新たに事業領域を広げながら、日本の幸福度向上に全力で取り組んでいるソーシャルカンパニーです。


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本プレスリリースに関するお問い合わせ先

ビースタイル グループ広報担当:柴田・兒玉・川上

〒160-0022 東京都新宿区新宿4-3-17 FORECAST新宿SOUTH 7F
Mail:pr@b-style.net
ホームページ:http://www.bstylegroup.co.jp/
※当リリースに関して、所長 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。
※本リリースの引用の際は、必ず「しゅふJOB総合研究所調べ」とクレジットを明記していただきますよう
お願い申し上げます。