2020年7月28日
ビースタイルグループ
ビースタイルグループ(株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦/およびグループ各社)が展開する、主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』の調査機関しゅふJOB総研は、『小学生くらいの子どもに勧めたい職業』をテーマに、働く主婦層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:1000件)
1.もし今小学生くらいのお子さんがいるとしたら勧めたい職業TOP5
2.勧めたい職業得票率
3.もし今小学生くらいのお子さんがいるとしたら避けて欲しい職業TOP5
4.避けて欲しい職業得票率
5.フリーコメントより
◇調査に用いた職業分類について
当調査に用いた職業分類は、内閣府が行った「平成25年度 小学生・中学生の意識に関する調査」にて用いられた「将来就きたい職業」に関する選択項目を参考に当研究所にて作成。
◇選択項目の名称と質問票の並び順
法曹関連(裁判官、検察官、弁護人など)、医療関連(医者、歯科医、薬剤師、看護師など)、介護関連(介護福祉士、ヘルパーなど)、動物関連(獣医、動物飼育、ペットショップ、トリマーなど)、行政系公務員関連(国家公務員、地方公務員など)、公安系公務員関連(警察官、消防士、自衛官など)、幼児育成関連(幼稚園教諭・保育士など)、学校教諭関連(小学校、中学校、高校など)、学識者関連(大学教授、科学者、研究者など)、航空関連(パイロット、キャビンアテンダントなど)、IT関連(SE、データサイエンティスト、AI技術者など)、設計関連(建築士、設計士など)、調理関連(コック、調理師、栄養士、パティシエなど)、物品系店員関連(花、雑貨、文房具、食料品、おもちゃなど)、飲食系店員関連(喫茶、ケーキ、パン、居酒屋、ファストフードなど)、ヘアサロン系店員関連(理容師、美容師など)、語学関連(通訳者、翻訳者、日本語教師、通訳ガイドなど)、経営関連(会社社長、役員、起業家など)、企業勤務関連(会社員、団体職員、中間管理職など)、有資格系自営業関連(弁護士、税理士、社会保険労務士など)、無資格系自営業関連(商店主、フリーランスなど)、運搬系運転手関連(タクシー、電車、トラックなど)、競争系運転手関連(カーレーサー、ボートレーサー、騎手など)、スポーツ選手関連(野球、サッカー、ゴルフ、格闘家など)、ゲームプレーヤー関連(eスポーツ選手、プロゲーマーなど)、芸能関連(ミュージシャン、俳優、タレント、芸人、モデルなど)、芸術関連(画家、デザイナー、写真家、音楽家、作曲家など)、クリエイター関連(作家、アニメ、漫画家、映画監督、CM製作など)、ネット投稿関連(ユーチューバー、インスタグラマーなど)、メディア関連(新聞記者、アナウンサー、テレビディレクターなど)、その他、勧めたい職業はない/避けて欲しい職業はない
◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)
・自分の将来は自分で考えるべきだと思うので、親が特にいうことはない。経験など伝えられることがあれば
伝えるが、自分で考えてほしいと思っている(50代:パート/アルバイト)
・これから先もなくならない仕事についてほしい(50代:派遣社員)
・休暇が取りやすく時短勤務などがしやすい仕事(50代:パート/アルバイト)
・色んな仕事があることをまず教えたい(30代:今は働いていない)
・子どもが興味あることを自分で見つけて、それをとことんやり切ってほしい(40代:今は働いていない)
・安定性が一番だけど。時代と子供の性格による(50代:契約社員)
・これからの時代、様々なウィルスが出てくる。医療関係者となり、知識を持っていてほしい
(50代:パート/アルバイト)
・時代によって求められる仕事は変わるので、なるべく子供うちから知見を増やして自分で考えられるように
なって欲しいと思う(50代:その他の働き方)
・まっとうに努力して汗水して働く職業についてほしい(40代:SOHO/在宅ワーク)
・何かしら理念等信じるものを持って、選んで努力するなら、親は信じてあげるしかない
(50代:パート/アルバイト)
・コロナ禍により何の職を勧めたら良いか分からない(40代:正社員)
・AIがとって変わって出来ない職業について欲しいと思います(40代:派遣社員)
・考えれば考えるほど、わからなくなる。どの仕事も一長一短なので、本人の価値観で決めてほしい
(40代:正社員)
・何かあった時には、やはり手に職があった方が良いと思う(40代:派遣社員)
・女1人でも、不自由無く生活できる職業(40代:今は働いていない)
・女の子であれば、子供を持っても続けられる、またはいったん辞めてもまた仕事につけるような、経済的に
自立ができる仕事を選んでほしい(50代:派遣社員)
・年齢を重ねても定年のない職業に付いて欲しい(60代:パート/アルバイト)
・なんでもやりたいことをやればいいと思う(30代:今は働いていない)
・今回コロナがあったが、自分がテレワークで家で仕事をし収入も全く変わらないため、テレワークでできる
仕事が良いと思った(40代:派遣社員)
・公務員はどんなときでも強い(30代:パート/アルバイト)
・子どもの人生なので自分で決めて欲しい。親として勧めたり強要はしたくない。ただ職業の選択肢は多い方が
いいので勉学に励んで高学歴を目指して欲しい。職業はそこからゆっくり考えても構わない(30代:正社員)
・なって欲しい職業は教育にかかる費用が高い(40代:パート/アルバイト)
・自分で決めないと、悔いが残ると思うのであまり誘導したくない(50代:パート/アルバイト)
・今は漫画家になりたいと言っているので、全面的に協力してあげたいと思っている
(40代:SOHO/在宅ワーク)
・仕事とはなにか、子供と一緒に考えたい(50代:派遣社員)
・勧める前に、子どもたちが社会のイメージや幅広い職業のイメージをもてるような教育内容が必要だと思い
ます(50代:その他の働き方)
・芸能系に出来たら進んでほしい(30代:今は働いていない)
・本人がやりたいものをやって欲しいが、今回の自粛であまり影響のなかった職種を勧めたいと思います
(30代:派遣社員)
・好きな職業についたらいいと思っていましたが、上記のように質問されると意外と自分の思惑があるんだなと
思いました(50代:今は働いていない)
・勧めるより、やりたい事をみつけられるように応援したい(40代:パート/アルバイト)
日進月歩でテクノロジーが進化し、ただでさえ世の中の流れが早かったところにコロナ禍が発生し、未来の姿はますますみえづらくなった感があります。そんな未来を受け継いで創っていく子どもたちに、主婦たちはどんな仕事に就くことを勧めるのかを調査しました。「もし今あなたに小学生くらいの年齢のお子さんがいるとしたら、勧めたい職業はありますか」と尋ねたところ、最も多くの人が選択したのは、国家公務員などの「行政系公務員関連」でした。フリーコメントにも、コロナ禍によって改めて公務員の安定性を感じたという声がいくつも見られました。2位はSEやデータサイエンティストなどの「IT関連」、3位には医者などの「医療関連」が入りました。 それに対し、「もし今あなたに小学生くらいの年齢のお子さんがいるとしたら、避けて欲しい職業はありますか」という質問に、最も多くの人が選んだのは「避けて欲しい職業はない」でした。勧めたい職業を尋ねた質問においても、「勧めたい職業はない」が5位に入っています。フリーコメントにも、子ども自身が決めるべきものに口出しはしない、という声が多数寄せられました。そんな声が多い一方で、避けて欲しい職業の2位にはユーチューバーなどの「ネット投稿関連」が入り、3位はカーレーサーなど「競争系運転手関連」、4位にはeスポーツ選手など「ゲームプレーヤー関連」が入りました。子どもたちが憧れの気持ちを抱きそうな職業が、親から見ると避けて欲しい職業として映るというギャップもあるようです。 子どもが就く職業について、勧めたり避けて欲しいと考えたりする背景には親心があります。一方で、親心が仇になって子どもの可能性を潰してしまうようなこともあります。職業に貴賎などありません。就きたい職業は、大人として自立した子ども自身が自らの意思で決めるべきものです。しかしながら、親が勧めたり避けて欲しいと考えたりする背景には、何らかの理由があるのも事実です。それらを無視するのでも、鵜呑みにするのでもなく、より適切な判断をするための参考にすることで、お子さん自身にとっての最良の選択へとつながるのではないかと考えます。コロナ禍の影響で今年の夏休みは期間が短めの傾向にあります。そんな例年より貴重な休み期間に、将来の職業について親子で真剣に語り合ってみていただくと、いつもとは違った充実感が得られる夏休みになるかもしれません。 |
1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、テンプスタッフ株式会社(当時)入社。責任者として営業・企画・新規事業起ち上げなどを行う。転職後、執行役員としてマーケティング・求人・キャリアカウンセリング部門を統括。業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼 編集委員を経て、2010年株式会社ビースタイル入社。2011年より現職(2020年より株式会社ビースタイル ホールディングス)。
人材派遣、紹介など多様な人材サービス事業に20年以上携わり、事業現場の最前線から経営企画・人事・広報などの管理部門まで、あらゆるセクションで責任者を歴任。2011年に設立したしゅふJOB総合研究所では仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”のべ30000人以上の声を調査・分析。同年開設した『ヒトラボ』(https://www.facebook.com/hitolabo.jinzai/)では、人材サービスの公益的発展に資することを目的に、日々様々なテーマを取り上げて議論の場を提供。その他、人材マネジメントや法規制など、雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父。
◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会委員
民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」(平成29~30年度)
労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」(平成29~31年度)
日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会議 雇用WG勉強会(平成26年)など
◇メディア出演等 NHK『あさイチ』解説、フジテレビ『みんなのニュース:ふかぼり』解説,テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』
パネラー出演、他新聞・テレビ・雑誌などでコメント多数
◇執筆・その他 マネープラス連載『ワークスタイルの見つけ方』:https://media.moneyforward.com/series/13
日本経済新聞/日経MJ/時事通信/ITメディア/NEWSポストセブンなど執筆・寄稿多数/
大学や男女共同参画センターなどでの講演、モデレーターなど/JCAST会社ウォッチ解説者、日本労務学会員
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
<ビースタイル グループについて>
企業理念は~best basic style~時代に合わせた価値を創造する。創業以来、主婦の雇用をのべ13万人以上創出してきた『しゅふJOB』や時短×ハイキャリアの働き方を実現する『スマートキャリア』など人材サービス事業を主軸とし、スーパーフード“モリンガ”のプロデュースなど、新たに事業領域を広げながら、日本の幸福度向上に全力で取り組んでいるソーシャルカンパニーです。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先
ビースタイル グループ広報担当:柴田・兒玉・川上
〒160-0022 東京都新宿区新宿4-3-17 FORECAST新宿SOUTH 7F
Mail:pr@b-style.net
ホームページ:http://www.bstylegroup.co.jp/
※当リリースに関して、所長 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。
※本リリースの引用の際は、必ず「しゅふJOB総合研究所調べ」とクレジットを明記していただきますよう
お願い申し上げます。
© 2020 b-style holdings Inc.