2020年8月11日
ビースタイルグループ
ビースタイルグループ(株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦/およびグループ各社)が展開する、主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』の調査機関しゅふJOB総研は、『コロナ禍と忙しさの変化および利用が増えたサービス』をテーマに働く主婦層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:897件)
1.コロナ禍をきっかけに日常生活が「忙しくなった」29.9%
2.コロナ禍で利用が増えたサービス:ランキング/1位「インターネット等の通販」
3.コロナ禍で利用が増えたサービス:得票率
4.コロナ禍で利用が増えたサービス:日常生活の忙しさ別比較
5.フリーコメントより
◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)
<コロナ禍をきっかけに日常生活が「忙しくなった」と回答した人>
・家に家族がいることがほとんどになってしまったので、家族が外に出ていた時にやっていた仕事が、なかなかでき
なくなってしまい、仕事や自分の時間が深夜になってしまい辛い(40代:SOHO/在宅ワーク)
・母(80代)がバスに乗って、あちこち一人で行けるが、感染のリスクが高すぎるので、常に私が車で連れていくので
自分の時間が少なくなった(50代:今は働いていない)
・家族が在宅や休校で、食事ばかり作ってる(40代:今は働いていない)
・家族が家にいる時間が増え家事も多くなった。子どものオンライン授業中は掃除機をかけられないなど 自分の
都合良く家事が進められない(50代:その他の働き方)
・アルバイトを増やしたので、お休みや睡眠時間が減った(40代:パート/アルバイト)
・もう主人と四六時中家で一緒は、耐えられない。私は、お手伝いさんか?(50代:今は働いていない)
・子どもたちは自粛でヒマ。私は医療機関勤務のため、日々時間が足りなかった。そんな母親を見てか、子どもたちが
家事などを助けてくれるようになった(40代:正社員)
・体温測定や消毒などに時間がかかる(40代:契約社員)
・自分の休日といえるものが無くなったため、5月下旬頃ストレスと疲労で倒れて病院に運ばれたこともあったので、
無理をしないように気をつけているが、時間的負担は減っていない(40代:パート/アルバイト)
・インターネット購入は時間がかかる。物の細かい点が判断しにくかったり、情報が不足しているサイトが多い為
(30代:その他の働き方)
<コロナ禍をきっかけに日常生活が「暇になった」と回答した人>
・夫がコロナ休業日により、家にいる時間が増え、家事を手伝ってくれるようになった(40代:公務員/団体職員)
・出掛けなくなった|外食しなくなった お化粧が薄くなった(50代:パート/アルバイト)
・とにかく子供のこと、仕事、学校の役員と立ち止まる暇がなかったので、いい意味で考える時間はできた
(40代:今は働いていない)
・子どもの小学校のPTA会長をしている。毎年3~6月は各種行事や書類発行が目白押しで忙しいが、今年はコロナ禍に
よる休校でそれらが軒並み中止や延期になり負荷が激減した(40代:公務員/団体職員)
・資格を取るべくスクールに行くことができなくなった(50代:パート/アルバイト)
・家にいる時間が増えて、その時間をどう使うか、考える機会が増えた(50代:パート/アルバイト)
・夫は在宅時間が増え、子供は習い事自粛のため在宅。家族の時間が増えた(30代:今は働いていない)
・自身の働き方や家庭や育児、家族について考えるきっかけにはなった(40代:パート/アルバイト)
・リモートワークに変わり、出勤時間不要になったぶん余裕も出来たので子供にも優しくなれた(30代:派遣社員)
・いつも人がいる安心、家族が穏やかになった(50代:パート/アルバイト)
<コロナ禍をきっかけに日常生活が「変わらない」と回答した人>
・完全テレワークになり通勤時間がなくなった分、睡眠時間が増えたりやれる事が多くなった(40代:派遣社員)
・仕事より家庭の比重が高まった(40代:パート/アルバイト)
・衛生面が気になり、掃除などが大変になった。趣味やスポーツの為の外出が減った(40代:今は働いていない)
・自分があまり変わらないので皆騒ぎすぎと感じてしまう(50代:派遣社員)
・家での時間がたっぷりできました。その中で、家にいることが大好きになり、丁寧に暮らすことの必要性を感じ
ました(40代:正社員)
・家での巣ごもりのため、ストレスがたまる(30代:今は働いていない)
・家族全員基礎疾患があり、Covid-19以前から社会的距離が必須だったので、かわりようなし
(40代:フリー/自営業)
・家計のために働きたいが、感染リスクを増やす働き方は躊躇してしまいます(30代:今は働いていない)
・会社や地域の行事など外部との余計な付き合いが減り、そういう煩わしさは格段に減りました。が、その分LINEなど
での細かいやり取りが増え、細切れでの時間を頻繁に取られるようになりました(40代:パート/アルバイト)
・子どもとの時間がめちゃくちゃ増えた事で、親子喧嘩も増えた(30代:パート/アルバイト)
withコロナ時代の生活のあり方として、ニューノーマル(新常態)という言葉を聞くことが多くなりました。ニューノーマルへの過渡期に表れた変化を探るべく、仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦”に「コロナ禍をきっかけに、あなたの日常生活の忙しさは変わりましたか」と尋ねたところ、「忙しくなった」「暇になった」「変わらない」との回答がほぼ3分されました。仕事のシフトや残業が減るなど、時間が浮く場面もあれば、在宅勤務する夫のための食事などで却って時間が取られるようになったケースもあり、新たに生まれた時間と奪われた時間とのバランスが各ご家庭において三者三様であることが伺えます。 では、コロナ禍がきっかけで利用することが増えたサービスがあるかを尋ねたところ、最も多くの人が回答したのは「インターネット等の通販」でした。利用することが増えたサービスを日常生活の忙しさの変化別で比較したところ、「インターネット等の通販」については「忙しくなった」人と「暇になった」人のいずれもが半数近い数値でした。日常生活の中で外出機会そのものを減らす効果があるサービスは、忙しさに関わらず多くの人に利用されたようです。一方、「Suicaなど非接触型決済」「ドライブスルー」は、日常生活が忙しくなった人の方が比率がやや高く、「Netflixなど動画配信サービス」「Uber Eatsなどデリバリーサービス」は、日常生活が暇になった人の方が比率がやや高くなっています。この結果だけで 一概には言い切れませんが、外出頻度や家の中での時間の使い方の違いが多少なりとも影響しているのかもしれません。 コロナ禍によって利用が増えたサービスのトップ5をみると、共通するのは人と人との直接接点を極力少なくすることができるサービスだと言えます。そこから見えるニューノーマルの姿とは、人同士の接点を最小限に抑えようとする中で、豊かさと幸せをどう最大限享受するかに知恵を絞る世界なのではないかと考えます。 |
1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、テンプスタッフ株式会社(当時)入社。責任者として営業・企画・新規事業起ち上げなどを行う。転職後、執行役員としてマーケティング・求人・キャリアカウンセリング部門を統括。業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼 編集委員を経て、2010年株式会社ビースタイル入社。2011年より現職(2020年より株式会社ビースタイル ホールディングス)。
人材派遣、紹介など多様な人材サービス事業に20年以上携わり、事業現場の最前線から経営企画・人事・広報などの管理部門まで、あらゆるセクションで責任者を歴任。2011年に設立したしゅふJOB総合研究所では仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”のべ30000人以上の声を調査・分析。同年開設した『ヒトラボ』(https://www.facebook.com/hitolabo.jinzai/)では、人材サービスの公益的発展に資することを目的に、日々様々なテーマを取り上げて議論の場を提供。その他、人材マネジメントや法規制など、雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父。
◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会委員
民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」(平成29~30年度)
労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」(平成29~31年度)
日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会議 雇用WG勉強会(平成26年)など
◇メディア出演等 NHK『あさイチ』解説、フジテレビ『みんなのニュース:ふかぼり』解説,テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』
パネラー出演、他新聞・テレビ・雑誌などでコメント多数
◇執筆・その他 マネープラス連載『ワークスタイルの見つけ方』:https://media.moneyforward.com/series/13
日本経済新聞/日経MJ/時事通信/ITメディア/NEWSポストセブンなど執筆・寄稿多数/
大学や男女共同参画センターなどでの講演、モデレーターなど/JCAST会社ウォッチ解説者、日本労務学会員
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
<ビースタイル グループについて>
企業理念は~best basic style~時代に合わせた価値を創造する。創業以来、主婦の雇用をのべ13万人以上創出してきた『しゅふJOB』や時短×ハイキャリアの働き方を実現する『スマートキャリア』など人材サービス事業を主軸とし、スーパーフード“モリンガ”のプロデュースなど、新たに事業領域を広げながら、日本の幸福度向上に全力で取り組んでいるソーシャルカンパニーです。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先
ビースタイル グループ広報担当:柴田・兒玉・川上
〒160-0022 東京都新宿区新宿4-3-17 FORECAST新宿SOUTH 7F
Mail:pr@b-style.net
ホームページ:http://www.bstylegroup.co.jp/
※当リリースに関して、所長 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。
※本リリースの引用の際は、必ず「しゅふJOB総合研究所調べ」とクレジットを明記していただきますよう
お願い申し上げます。
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