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【コロナ禍前後のギャップ、働く主婦の「優先時間」と「自由時間」】勉強時間 希望との比率差3倍|優先したい時間1位「家族のコミュニケーション」、自由になれる時間1位「22時~深夜0時」

2020年8月26日

ビースタイルグループ


ビースタイルグループ(株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦/およびグループ各社)が展開する、主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』の調査機関しゅふJOB総研は、『優先したい時間と自由になれる時間』をテーマに、働く主婦層にアンケート調査を行いましたので、以下にご報告します。(有効回答数:897件)

調査結果概要

1.コロナ禍が発生する前に優先してきた時間「仕事時間」49.8%
2.コロナ禍発生後に優先したい時間「家族のコミュニケーション時間」47.3%
3.優先時間:コロナ禍発生前後の比較
4.コロナ禍が発生前に1日のなかで自由になれた時間帯「22時~深夜0時」48.3%
5.コロナ禍が発生後に1日のなかで自由になれる時間帯「22時~深夜0時」44.9%
6.自由時間:コロナ禍発生前後の比較
7.フリーコメントより

コロナ禍が発生する前に優先してきた時間「仕事時間」49.8%

グラフ1


コロナ禍発生後に優先したい時間「家族のコミュニケーション時間」47.3%

グラフ1


優先時間:コロナ禍発生前後の比較

グラフ1

グラフ1


コロナ禍が発生前に1日のなかで自由になれた時間帯「22時~深夜0時」48.3%

グラフ1


コロナ禍が発生後に1日のなかで自由になれる時間帯「22時~深夜0時」44.9%

グラフ1


自由時間:コロナ禍発生前後の比較

グラフ1

グラフ1


フリーコメントより

◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)

・家事と家族がある限り自由はあまりない気がする(40代:今は働いていない)
・外出自粛で美容や健康、買い物に費やす時間が無くなった(50代:今は働いていない)
・仕事がなくなったので、日中の自由時間が増えたが、主人がリモート勤務で家にいるので、完全な一人での自由時間
 とは言えない(30代:今は働いていない)
・自分の仕事時間とボンヤリする時間が深夜になってしまい辛い(40代:SOHO/在宅ワーク)
・仕事を減らして自由な時間は増えました。一方であまり人と会わなくなり、メリハリも減りました
 (50代:フリー/自営業)
・今は働いていないのでほぼ日中は自由時間になったので、料理や掃除に手を掛けたり、資格の勉強をしたりする
 余裕ができた(40代:今は働いていない)
・今までも家事はお仕事をしていても頑張っていましたが更に時間を増やしたいです(40代:パート/アルバイト)
・子供が寝た後は、趣味のハワイアンキルトの製作やフリマアプリで不用品の出品などしている
 (40代:パート/アルバイト)
・夫に家事や育児を手伝ってもらえると自分の時間が増える(50代:SOHO/在宅ワーク)
・優先したい時間は仕事です。早く仕事を探したいです(60代:パート/アルバイト)
・仕事している主婦には自由になる時間はほとんどないと思います(40代:今は働いていない)
・自宅待機時間ができたので、ゆっくり家事をしたり、子どもたちと話をする時間、自分の体力作りの時間が
 できて嬉しいです(40代:パート/アルバイト)
・働くと対価があって嬉しい反面、仕事をしていないと時間が自由な事がとても嬉しい(50代:今は働いていない)
・趣味のピアノをしたいが、主人が在宅ワークでいる為、時間はあるが趣味を行えない(40代:今は働いていない)
・家事は嫌いではないが、やることが沢山ありすぎて、仕事との両立は本当に大変です。自由時間と言っても
 神経は休まらないです(40代:派遣社員)
・収入が減った分、趣味にお金が掛けられなくなったので、趣味の時間は絶望的に諦め状態です
 (60代:その他の働き方)
・在宅勤務を主流に出来れば通勤時間が減る若しくは無くなれば自由時間が増えると考える様になった
 (40代:正社員)
・子供がまだ2歳なので、自由時間等存在しない。仕事と家事、育児で寧ろ、時間が足りない
 (40代:パート/アルバイト)
・休校の始まった3月1日から7月10日までの間に、家族全員が仕事や学校に行き、私が本当に家で一人で過ごせた
 日は2日間しかありませんてした(40代:SOHO/在宅ワーク)
・夫の飲み会がなくなったので、以前より早く、晩ごはんの後片付けができるようになり、ゆとりが生まれました
 (40代:フリー/自営業)
・今までは友人とのランチなど外に出かけることが多かったが、今は自由な時間はLINEなどで人と連絡を取っている
 ことが多い(30代:SOHO/在宅ワーク)
・もっと勉強したい(30代:契約社員)
・コロナ禍でストレスもあるようなので、今は子ども達と向き合う時間を最優先したいが、落ち着いたら自分の時間も
 確保したい(40代:パート/アルバイト)
・コロナ禍発生後は、命や健康を犠牲にしてまで働くことはないと思うようになった(40代:その他の働き方)
・自由な時間がもっと欲しい(40代:契約社員)


しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎より

 コロナ禍は、人々の時間の使い方にも少なからず影響を与えています。仕事と家庭の両立を希望する働く主婦層に「コロナ禍が発生する前、
あなたが優先してきた時間は何でしたか」と尋ねたところ、最も多かったのは「仕事時間」で49.8%でした。それに対し「コロナ禍発生後、
これからあなたが優先したいと願う時間は何ですか」と尋ねたところ、トップは「家族のコミュニケーション時間」で47.3%でした。
 
 コロナ禍発生前の現実と発生後の希望を比較したところ、現実に対して希望する比率が極端に減少しているのは「人づきあいの時間」です。本意か否かは別として、新型コロナウイルスへの感染リスクを考えると、人と接する時間を減らす方向に意識が向いてしまうということだと思います。一方、コロナ禍発生前の現実に対して、発生後に希望する比率が最も顕著に増えたのは「資格取得などの勉強時間」です。8.7%から25.0%とほぼ3倍になっています。苦しいコロナ禍の中でも、時間をできるかぎり有効に使い前向きに乗り越えようとする姿勢が表れているように感じます。
 
 自由になれる時間についての質問に対しては、コロナ禍発生前と後ともに「22時~深夜0時」が最も多い比率となりました。コロナ禍発生後では決して大きな差ではないものの、ほぼすべての時間帯において自由になれる時間だと感じる比率が増えています。一日の中で、自由に使える時間が全体的に若干増えたという感覚が、資格取得などの勉強時間確保への意欲を高めている面もあるのかもしれません。

 時間に対する意識変化は、今後の働き方の希望にも影響を与えるのではないかと考えます。特にコロナ禍後の優先希望が大きく増えた「資格取得などの勉強時間」「家族のコミュニケーション時間」「休息・睡眠時間」は、ニューノーマル時代に求められる働き方の条件として優先順位がより高くなる可能性があるのではないでしょうか。

川上所長


<しゅふJOB総研所長 兼 ヒトラボ編集長 川上敬太郎 ープロフィールー>

1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、テンプスタッフ株式会社(当時)入社。責任者として営業・企画・新規事業起ち上げなどを行う。転職後、執行役員としてマーケティング・求人・キャリアカウンセリング部門を統括。業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼 編集委員を経て、2010年株式会社ビースタイル入社。2011年より現職(2020年より株式会社ビースタイル ホールディングス)。
人材派遣、紹介など多様な人材サービス事業に20年以上携わり、事業現場の最前線から経営企画・人事・広報などの管理部門まで、あらゆるセクションで責任者を歴任。2011年に設立したしゅふJOB総合研究所では仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”のべ30000人以上の声を調査・分析。同年開設した『ヒトラボ』(https://www.facebook.com/hitolabo.jinzai/)では、人材サービスの公益的発展に資することを目的に、日々様々なテーマを取り上げて議論の場を提供。その他、人材マネジメントや法規制など、雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父。
 
◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会委員
民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」(平成29~30年度)
労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」(平成29~31年度)
日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会議 雇用WG勉強会(平成26年)など
 
◇メディア出演等 NHK『あさイチ』解説、フジテレビ『みんなのニュース:ふかぼり』解説,テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』
パネラー出演、他新聞・テレビ・雑誌などでコメント多数
 
◇執筆・その他 マネープラス連載『ワークスタイルの見つけ方』:https://media.moneyforward.com/series/13
日本経済新聞/日経MJ/時事通信/ITメディア/NEWSポストセブンなど執筆・寄稿多数/
大学や男女共同参画センターなどでの講演、モデレーターなど/JCAST会社ウォッチ解説者、日本労務学会員


■調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:897名
調査実施日:2020年7月15日(水)~2020年7月22日(水)まで
調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOBパート』登録者

<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。

※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ


<ビースタイル グループについて>
企業理念は~best basic style~時代に合わせた価値を創造する。創業以来、主婦の雇用をのべ13万人以上創出してきた『しゅふJOB』や時短×ハイキャリアの働き方を実現する『スマートキャリア』など人材サービス事業を主軸とし、スーパーフード“モリンガ”のプロデュースなど、新たに事業領域を広げながら、日本の幸福度向上に全力で取り組んでいるソーシャルカンパニーです。


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本プレスリリースに関するお問い合わせ先

ビースタイル グループ広報担当:柴田・兒玉・川上

〒160-0022 東京都新宿区新宿2-3-10 新宿御苑ビル 6F
Mail:pr@b-style.net
ホームページ:http://www.bstylegroup.co.jp/
※当リリースに関して、所長 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。
※本リリースの引用の際は、必ず「しゅふJOB総合研究所調べ」とクレジットを明記していただきますよう
お願い申し上げます。