2020年11月9日
ビースタイルグループ
ビースタイルグループ(株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦/およびグループ各社)が展開する、主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』の調査機関しゅふJOB総研は、『自由時間』をテーマに働く主婦層にアンケート調査を行いました。その調査結果をお子さんがいる女性に限定して再集計し、コロナ禍前後での違いを比較分析しましたので以下にご報告します。(有効回答数:670件)
1.子どもがいる女性の自由時間帯1位は、コロナ禍前後ともに「22時~深夜0時」
2.年代別比較:30代以下・40代・50代以上
3.フリーコメントより
◇コロナ禍後「自由な時間はなし」と回答した子どもがいる女性のフリーコメントより抜粋
(年代:就業形態)
・自分の為だけに自由に使える時間が激減してストレスが溜まっています。夫が退職したら再び同じ状況に
なるので、お互いにストレスを感じずにそれぞれの時間の持ち方を考える必要があります。
良い解決策を見つけたいと思います (50代:パート/アルバイト)
・育休中に資格取得を考えていたので、勉強したい反面、子供との時間は
今しかないのでそちらを優先もしたい。結果、家事がかなり手抜きになりました(30代:正社員)
・ストレス解消のため外に出る時間を作りたいが、まだまだ油断できないので、結局自由時間のない自宅で
家事優先で過ごすことになりそうなのが、苦痛(40代:契約社員)
・占有される部屋が多く片付けすら出来ない。疲れても横になる場所がない(50代:パート/アルバイト)
・自由時間はとても大事だと思いました(30代:パート/アルバイト)
・自分の時間や睡眠時間が欲しい(50代:今は働いていない)
・仕事を掛け持ちしているが、家事の量は減らない。減らないどころか増えている。配偶者は私を捕まえては
数時間怒鳴る。睡眠時間は3時間。安全に眠りたい(50代:契約社員)
・母子家庭なので自分の時間は持てなくても良い。医療機関勤務で仕事で疲れて、余裕がないので、、
今後子どもたちとの時間を増やしたい。自分の体も労われる職場に転職したい(40代:正社員)
・普段からなかなか思うように時間が作れない。仕事と子育てのため(40代:パート/アルバイト)
・元々育児をしながら働いていたので、夫が育児を代わってくれる週1回の夜しか自由な時間がありません
でした。今は育休中なので、基本的に自由な時間は全くありません。本当は趣味のスポーツや、試験の勉強に
時間を取りたいと思っていますがコロナ禍では諦めています(40代:正社員)
仕事と家庭の両立を希望する働く主婦層に、コロナ禍前と後とに分けてそれぞれ「1日のなかで自由になれる時間帯はいつでしたか?就寝時間以外で当てはまるだけお答えください」と質問して得た回答をクロス集計し、お子さんがいる人だけを抽出して再分析しました。コロナ禍前と後とで、共に最も多くの人が選択したのは「22時~深夜0時」という時間帯です。家のことが一通り落ち着いて、お子さんも就寝した後にようやく自由時間が訪れるという人が多いようです。コロナ禍前後の比較では、殆どの時間帯でコロナ禍後の方が、自由になれる時間帯として選択されている比率が高くなっています。22時~深夜0時を選択する人の比率が若干下がっていますが、コロナ禍後は飲み会自粛などの影響で夫が早く帰宅したり、在宅勤務しているケースが増えていることが関係しているのかもしれません。
一方で気になるのは、「自由な時間はなし」と回答する人の比率がコロナ禍後に上昇していることです。自由時間として選択している人が各時間帯で増えている反面、自由時間がなくなっている人も増えていることになり、二極化が進んでいるように見えます。さらに年代別で比較してみると30代以下の層は、コロナ禍後に「自由な時間はなし」と回答している人の比率が他年代よりも高く、2割を超えています。30代以下の場合、他年代よりもお子さんの年齢が低いケースが多く、子育てに手間がかかることが要因の一つとなっている可能性が考えられます。 殆どの時間帯でコロナ禍後に自由時間が増えている理由としては、外出予定がキャンセルになるなどプライベート面での環境変化も考えられますが、コロナ禍で仕事を失ってしまったり、仕事は継続しているもののシフトや勤務時間が減少した結果、望まない形で自由時間ができてしまったケースなども考えられます。自由時間が増えたとしても望ましくない場合もあり、また自由時間がなくなってしまった人も増えていることなどから、コロナ禍で生じた時間配分のひずみが新たなストレス要因となっているご家庭もあるのではないかと考えます。 |
1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、テンプスタッフ株式会社(当時)入社。責任者として営業・企画・新規事業起ち上げなどを行う。転職後、執行役員としてマーケティング・求人・キャリアカウンセリング部門を統括。業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼 編集委員を経て、2010年株式会社ビースタイル入社。2011年より現職(2020年より株式会社ビースタイル ホールディングス)。
人材派遣、紹介など多様な人材サービス事業に20年以上携わり、事業現場の最前線から経営企画・人事・広報などの管理部門まで、あらゆるセクションで責任者を歴任。2011年に設立したしゅふJOB総合研究所では仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”のべ30000人以上の声を調査・分析。同年開設した『ヒトラボ』(https://www.facebook.com/hitolabo.jinzai/)では、人材サービスの公益的発展に資することを目的に、日々様々なテーマを取り上げて議論の場を提供。その他、人材マネジメントや法規制など、雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父。
◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会委員
民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」(平成29~30年度)
労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」(平成29~31年度)
日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会議 雇用WG勉強会(平成26年)など
◇メディア出演等 NHK『あさイチ』解説、フジテレビ『みんなのニュース:ふかぼり』解説,テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』
パネラー出演、他新聞・テレビ・雑誌などでコメント多数
◇執筆・その他 マネープラス連載『ワークスタイルの見つけ方』:https://media.moneyforward.com/series/13
日本経済新聞/日経MJ/時事通信/ITメディア/NEWSポストセブンなど執筆・寄稿多数/
大学や男女共同参画センターなどでの講演、モデレーターなど/JCAST会社ウォッチ解説者、日本労務学会員
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
<ビースタイル グループについて>
best basic style~時代に合わせた価値を創造する~を共通の基本理念に掲げ、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、主婦の雇用をのべ16万人以上創出してきた『しゅふJOB』や時短×ハイキャリアを実現する『スマートキャリア』、すきま時間で働く『ご近所ワーク』など人材サービス事業を主軸に、RPA導入支援、スーパーフード“モリンガ”のプロデュースなど事業領域を広げながら、グループ共通のバリュー「四方善」を実践して参ります。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先
ビースタイル グループ広報担当:柴田・兒玉・川上
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-3-10 新宿御苑ビル 6F
Mail:pr@b-style.net
ホームページ:http://www.bstylegroup.co.jp/
※当リリースに関して、所長 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。
※本リリースの引用の際は、必ず「しゅふJOB総合研究所調べ」とクレジットを明記していただきますよう
お願い申し上げます。
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