2021年11月30日
ビースタイルグループ
仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は『女性活躍と岸田政権』をテーマに、主婦層を中心とする就労志向の女性にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:586件)
1.女性活躍の推進について岸田政権に「期待する」28.6%
2.女性活躍推進への期待:岸田政権と菅政権の比較
3.フリーコメントより
◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態) ※全員女性
<女性活躍の推進について岸田政権に「大いに期待する・少しは期待する」と答えた人>
・結婚や育児でブランクとなってしまう期間を埋めるすべを提供してくれるかもと思っている
(40代:パート/アルバイト)
・岸田首相は家事の役割分担を理解して、柔軟な考え方をお持ちだと思われます(50代:派遣社員)
・支援金の動きがさっそくあったから。経済を活性化することを優先した取り組みが増えることを期待したいです
(50代:パート/アルバイト)
・コロナの落ち着いているいまの時期に変えられなかったら、コロナで広まった遠隔での働き方の定着などぐっと
推し進められないから、ここで変えることを期待したい(50代:今は働いていない)
・女性に理解がありそうに見える(30代:今は働いていない)
・コロナ禍というひとつの節目を、せっかくなので浮き出た問題点、変わったこと(在宅ワークの広がり)を、今後も
継続していってほしい。働き方を多様化させてそれが当たり前、とならないと、出産育児妊娠、仕事家事とある女性
が働くことは難しい(40代:SOHO/在宅ワーク)
・中間層が復権すれば女性が働かないでもいい稼ぎを夫が持ってくる世帯が増える可能性があるから
(30代:その他の働き方)
・比較的若いため、女性が働くことへの理解がありそう(40代:正社員)
・人の話を聞こうとして下さる岸田総理だと思うので期待したいです(50代:パート/アルバイト)
・保育士の給料アップのお話があったので、ぜひ期待したい(40代:パート/アルバイト)
<女性活躍の推進について岸田政権に「全く期待しない・あまり期待しない」と答えた人>
・首相が誰でもあまり変わらないと思う。現場の意識が国主導で変わると思えないから(40代:公務員/団体職員)
・年配の男性閣僚ばかりだから(40代:契約社員)
・あまり岸田さん本人には期待はしていませんが岸田さんの奥さんが岸田さんを方向つけてくれないかなと
期待しています(50代:フリー/自営業)
・活躍の推進と言われると 都合の良いように持ち上げて働かされている気がするので期待したくない
(50代:その他の働き方)
・他に解決せねばならない懸案事項が今の時代には多すぎるから(60代:派遣社員)
・今まで良くなったと思ったこと実感がない。大手企業のみではないか。対策してもみんなに行き渡るのかわからない
(30代:今は働いていない)
・仕事することが活躍するということになっているから。専業主婦でも子育てしたり介護したりしているのに。
私はつまらないパートしているが活躍してないと言われているみたいな被害妄想に取りつかれるからやめてほしい(40代:パート/アルバイト)
・そこまで女性活躍の推進に注力しているイメージがない(30代:フリー/自営業)
・支持はしていますが、外交やコロナ対策など優先すべき事項が多く、このテーマにどれだけ時間とお金を割く
ことができるのかな?と疑問です(30代:派遣社員)
・育児、家事、介護をしてこなかった男性なので(50代:契約社員)
<女性活躍の推進について岸田政権に「わからない」と答えた人>
・女性限定で活躍を推進するという切り口がいいのかどうか疑問があるため(50代:派遣社員)
・すぐには企業体質が変わると思えないから(40代:今は働いていない)
・コロナ禍で様々な対策が優先されているので、優先順位的に後回しになりそう(50代:今は働いていない)
・分からない。女性の働き方について発している所を見た事がないため(30代:今は働いていない)
・政党が変わらないので人が変わってもそこまで変化ないと思うため(40代:正社員)
衆議院選挙が終わり、いよいよ本格スタートとなった岸田政権。主婦層を中心とする就労志向の女性に「女性活躍の推進について、あなたは岸田政権にどれくらい期待しますか」と尋ねたところ、「大いに期待する」「少しは期待する」を合わせて28.6%が期待すると回答しました。最も多い回答は「あまり期待しない」で40.1%。「全く期待しない」と合わせると期待しない比率は6割を超えました。 以前、菅政権が発足した当初に行った調査(※)と比較すると「期待する」声は11.5ポイント下がったのに対し「期待しない」声は12.9ポイント上昇しています。不妊治療の保険適用拡大を目玉政策に掲げた菅政権に対し、岸田政権では保育士や介護士の賃上げに意欲を見せているものの女性活躍というテーマに対するインパクトは薄くなっているようです。 女性活躍のあり方は様々で、必ずしも働くことだけが活躍ではありません。一方で、働きたいと考える女性が働きづらかったり、キャリア形成が思うようにいかないジレンマを抱えている人もたくさんいます。岸田政権への期待値の低さは数字だけ見ると残念な印象を受けますが、今後の取り組み次第で評価が大きく変わる可能性を秘めているとも言えます。新型コロナウイルス対策においては、オミクロン株の世界的流行を察知していち早く外国人の新規入国を原則停止にする施策を発表しました。女性活躍推進においても、岸田政権の今後の施策に期待したいと思います。 ※菅政権で、女性活躍の推進はどうなる?!:https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/news-23799/ |
1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦・主夫層”のべ35000人以上の声を調査・分析し、200本以上のレポートを配信。2021年に独立。“ワークスタイル”をメインテーマにした研究・執筆・講演、企業の事業支援および広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。
人材派遣、紹介、アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げなど事業現場の最前線から、広報ブランディング・経営企画・人事など管理部門までを管轄。雇用・労働分野の有識者として多数のメディアに出演し、人材マネジメントから法規制まで雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。
Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/JCAST会社ウォッチ解説者/日本労務学会員
※当リリースに関して、研究顧問 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研公式ツイッター⇒https://twitter.com/shufujobsoken
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
<ビースタイルグループについて>
best basic style~時代に合わせた価値を創造する~を共通の基本理念に掲げ、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、主婦の雇用をのべ16万人以上創出してきた『しゅふJOB』や多様な働き方×ハイキャリアを実現する『スマートキャリア』、すきま時間で働く『ご近所ワーク』など人材サービス事業を主軸に、RPA導入支援やスーパーフード“モリンガ”のプロデュースなど事業領域を広げながら、グループ共通のバリュー「四方善」を実践して参ります。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先
ビースタイルグループ広報担当:兒玉・川﨑
Mail:pr@b-style.net
お問い合わせページ:https://www.bstylegroup.co.jp/contact/media/
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