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災害を想定した時の “仕事選び”で、子どもがいる主婦・主夫が気にするポイントは?「距離の短さ」82.0%、「通勤時間の短さ」65.8%、「休みがとりやすい仕事環境」49.0%

2022年9月22日

ビースタイルグループ


仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は、『災害と仕事選び』をテーマに仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層にアンケート調査を実施し、お子さんがいる人といない人の傾向について追加分析を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:510件)


調査結果概要

1.就職活動の際に災害を「考慮する」/子どもいる:73.4%、いない:66.3%
2.「家と職場の距離の短さ」がポイント/子どもいる:82.0%、いない:63.5%
3.「家族全員が連絡手段を持っている」/子どもいる:52.2%、いない:50.0%
4.フリーコメントより/就活時に災害発生を考慮して仕事を選ぶと回答した人

就職活動の際に災害を「考慮する」/子どもいる:73.4%、いない:66.3%

 

 

「家と職場の距離の短さ」がポイント/子どもいる:82.0%、いない:63.5%


「家族全員が連絡手段を持っている」/子どもいる:52.2%、いない:50.0%


フリーコメントより/就活時に災害発生を考慮して仕事を選ぶと回答した人

◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態:子どもいる・いない)

・東日本大震災以降、職場から家まで徒歩で帰れる距離を意識している(40代:派遣社員:いる)
・安全な職場が基本である(50代:パート/アルバイト:いる)
・大規模な災害時には、落ち着くまで休暇が取れる働き方がしたい(40代:派遣社員:いる)
・いつ起きてもおかしくないので、常に想定している(50代:パート/アルバイト:いる)
・避難した時の集合場所を決めようと思う(40代:パート/アルバイト:いない)
・これだけ災害が多いと、なるべく近距離のパートを探そうと思ってしまう(50代:パート/アルバイト:いる)
・一番優先的に考えるのは勤務先と自宅との連絡手段です(60代:派遣社員:いない)
・災害がおきてからのその後の状況の把握が大事だと思う。3.11の時のことを思い出すと今でも怖い。
 何も情報がない状態では動けないので通信の手段が切れないことを願う(50代:パート/アルバイト:いる)
・小学生がいると、すぐ迎えに行ける環境でいたい。仕事は自宅でできるとありがたい。自宅の仕事は業務
 委託ばかりで単価が安く、収入が少なすぎて結局外に仕事に行かざるをえない(40代:今は働いていない:いる)
・災害があった時の仕事の保証や給与保証があるといい(40代:パート/アルバイト:いる)
・災害によって仕事が急にできなくなることも想定して、リモートワークなら他へ一時的に引っ越しても続けられる
 ので、そういった面では良い働き方だと思っている(40代:今は働いていない:いない)
・職場がどのような対応を考えているかが大切(50代:パート/アルバイト:いる)
・3.11の経験者です。その時は独身でしたが、家庭を持っていた方は子供のお迎え等で苦労していました。
 災害時の子供の引き取り等も考慮し、歩いて帰ることができる距離で仕事を探しています
 (40代:派遣社員:いる)
・災害は忘れたころにやっているといいます。賢く恐れたいと思います(50代:公務員/団体職員:いない)
・子供たちと離れていることが1番の不安です。何かあった時にすぐに駆けつけられる距離感が良いなと思います
 (30代:今は働いていない:いる)
・もし、大きな地震が起きた時、冷静になってお客様を誘導できるか、あまり自信がありません。怖くて、動けない
 と思うし、家も心配だし。。何も備えてないので、不安だらけです(40代:パート/アルバイト:いない)
・業務中に自分の安全をどう確保できるか、心配(40代:パート/アルバイト:いる)
・災害で交通手段がなくなった時に、自宅までの道を検索したりしています(40代:今は働いていない:いない)
・やはり、過去の帰宅困難者の実状などを見たり聞いたりしてるので、それは避けたい!と思いますし、歩いても
 30分から1時間くらいで帰れる所で働きたいなとは思います(40代:今は働いていない:いる)
・子供も小さいため近場で働きたいと思っても、なかなかちょうどいい職がなく、結局都心まで出なければ
 ならなかったりする。両立が難しい(30代:パート/アルバイト:いる)

1.『就職活動の際に災害を「考慮する」/子どもいる:73.4%、いない:66.3%』について
質問:「就職活動の際、あなたは災害が発生した場合のことも考慮した上で仕事を選びますか。(単一回答)」に対する回答をお子さんいる・いない別に集計して比較。

2.『「家と職場の距離の短さ」がポイント/子どもいる:82.0%、いない:63.5%』について
質問:「災害を想定した場合、仕事選びで気になるポイントがあればお教えください。(複数回答)」に対する回答をお子さんいる・いない別に集計して比較。

3.『「家族全員が連絡手段を持っている」/子どもいる:52.2%、いない:50.0%』について
質問:「仕事でご自身が外出中に災害が発生した場合を想定して、あらかじめ備えていることはありますか。(複数回答)」に対する回答をお子さんいる・いない別に集計して比較。

<前回調査>
災害を考慮して、仕事選びする?
https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/news-29560/


しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎より

 就職活動の際に、災害が発生した場合のことも考慮した上で仕事を選ぶか。仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層を対象に調査し、お子さんがいる・いない別で傾向比較したところ災害が発生した場合のことも「考慮する」と回答した人の比率は、お子さんがいる人の方が7.1ポイント高くなりました。お子さんがいると、仕事選びの際に災害発生について考慮する傾向がより強くなるようです。災害を想定した際の仕事選びで気になるポイントについては、お子さんがいる・いないに関わらず「家と職場の距離の短さ」と回答する人が最も多くなったものの、お子さんがいる人の方が18.5ポイントも高くなっています。フリーコメントには、「職場から家まで徒歩で帰れる距離を意識している」「何かあった時にすぐに駆けつけられる距離感が良い」といった声が見られました。

 仕事で外出中に災害が発生した場合を想定して備えていることについては、お子さんがいる・いないに関わらず「家族全員が携帯電話などの連絡手段を持っている」が最も多かったものの、総じてどの項目においてもお子さんがいる人の方が数値は高くなっています。家庭と両立させることが可能な仕事を探すのは簡単ではありませんが、お子さんがいると災害発生時のことを考慮する傾向がより強くなる分、仕事探しの難易度はさらに高くなってしまうようです。働き方の選択肢のさらなる多様化を進めることは、災害対応の観点からも必要なことなのだと考えます。

川上研究顧問


<しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎 ープロフィールー​>

1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。2011年に設立したしゅふJOB総合研究所では仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”のべ40000人以上の声を調査・分析。2021年に独立。“ワークスタイル”をメインテーマにした研究・執筆・講演、企業の事業支援および広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。

人材派遣、紹介、アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げなど事業現場の最前線から、広報ブランディング・経営企画・人事など管理部門までを管轄。雇用・労働分野の有識者として多数のメディアに出演し、人材マネジメントから法規制まで雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。

Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/JCAST会社ウォッチ解説者/日本労務学会員​
 

◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会委員​
民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」(平成29~30年度)​
労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」(平成29~31年度)​
日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会議 雇用WG勉強会(平成26年)など​
 
◇メディア出演 NHK『あさイチ』解説、テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』パネラー、フジテレビ『みんなのニュース:​
ふかぼり』解説などのテレビ出演の他、ラジオ・新聞・雑誌・ビジネス系ウェブメディアなどでコメント多数​
 
◇執筆・その他 ITメディア連載『「人材サービス」が滅ぶ日は来るのか?』/マネープラス連載『ワークスタイルの見つけ方』​他、
日本経済新聞、日経MJ、時事通信、NEWSポストセブン、アーバンライフメトロなど執筆・寄稿記事多数​
大学や男女共同参画センターなどでの講演、パネルディスカッションのモデレーターなども務める​


調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:510名(※)
調査実施日:2022年7月12日(火)~2022年7月19日(火)まで
調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者
※調査対象者のうち、家周りの仕事について「同居家族はいるが主に自分が担当」または「同居家族と自分で概ね平等に担当 」のいずれかを選択した人のみを抽出して集計。
※当リリースに関して、研究顧問 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。

<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。

※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研公式ツイッター⇒https://twitter.com/shufujobsoken
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ

<ビースタイルグループについて>
『時代に合わせた価値を、創造する。』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、主婦の雇用をのべ17万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」、すきま時間で働く「ご近所ワーク」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、使命 -MISSION- 『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を、人と仕事の適材適所によって実現してまいります。

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本プレスリリースに関するお問い合わせ先

ビースタイルグループ広報担当:兒玉・川﨑

Mail:pr@b-style.net
お問い合わせページ:https://www.bstylegroup.co.jp/contact/media/