2022年10月7日
ビースタイルグループ
仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は『在宅勤務』をテーマに、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。 (有効回答数:553件)
1.今まで在宅勤務をしたことがある人:37.1%
2.同僚や家族、友人など在宅勤務したことがある人を「知っている」80.8%
3.在宅勤務が広まると主婦・主夫層に「育児しながら働く人が増える」75.2%
4.フリーコメントより
◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)
・今の職場は在宅は職員のみ パートにも広げて欲しい(50代:パート/アルバイト)
・通勤時間がないのは、働くママにはとてもありがたいので、もっと在宅勤務が増えるといいと思う
(40代:パート/アルバイト)
・公私の区別をつけるのが難しくなりそうだと思います(50代:派遣社員)
・業種はもちろん、本人の性格によって向き不向きがあるように感じる。世間は在宅勤務を推奨する傾向が
あるが、一概に良いとはいえないと思う(30代:今は働いていない)
・同居の家族の理解や協力が必要(60代:パート/アルバイト)
・定年後も在宅勤務だったら出来そうな気がする(50代:正社員)
・通勤時間が長いことが多かったので、そのストレスははかりしれない。在宅ワークが少しでもできて、また、
在宅ワークが広がると、男女とも働きやすさはアップすると思う。そのうえ、男性も家事、育児に参加しやすく
なると考える(40代:SOHO/在宅ワーク)
・通勤時間を削減できるのは、大変ありがたい。その分、仕事に充てられる。サボる人が増えて「在宅勤務はダメだ」
とならないよう、成果を確認できる仕組みは必要だと思う(40代:今は働いていない)
・是非在宅勤務できる会社で働きたいと思う(50代:正社員)
・在宅ワークだと食事や生活音を気にして、息が詰まる(50代:今は働いていない)
・通勤時間として無駄になっていた時間を、家事等に当てることができるため、実際の勤務時間は変わらないままに
QOLの向上が望めるようになる(40代:派遣社員)
・気分転換や運動不足になるのは否めないので 個々にその点を解決できるのならすごくいい制度と思う
(40代:派遣社員)
・まず、今の業務を在宅対応できるように改善することが大事と思います。その上で個別の環境に対応できるよう、
就業する人が在宅か出勤か選べるような体制にするのが望ましいと考えます。育児だけでなく介護対策の面で
在宅勤務できるようにするべきです(50代:公務員/団体職員)
・勤務時間が無駄だと知った。化粧代も衣装代も少なくて済む(40代:派遣社員)
・在宅勤務が増えれば、少し長く働く時間を確保できます。フルタイム勤務も夢じゃない。企業にとっても優秀な人を
採用できるキーになると思います。ただ、在宅だから子供の世話をしながら業務ができるというわけじゃないので、
そこは会社も理解してほしい(30代:正社員)
・一度在宅勤務を経験すると、通勤時間がもったいないと感じるようになった(50代:派遣社員)
・通勤や出社、人間関係のストレスが軽減する(30代:派遣社員)
・通勤が、良い運動になっていたことを痛感しました(50代:派遣社員)
・集中しすぎてしまうので、意識的に休憩を取ることが必要だと思っています(30代:正社員)
・仕事をしながら家事や育児、介護をしなければならない為、仕事の効率が落ちる。効率が落ちると終わらないので
時間が長くなり、負のスパイラルとなってしまいます(50代:その他の働き方)
・自分はほとんど経験ないですが、もし今の状況でそうなったら、と想像すると、我が家にいる社会人(4人・夫、
自分、長男、次女)が家庭内で全て賄えるとは思えない(50代:パート/アルバイト)
・家事をしない父親が在宅だと母親の負担が増えるから、男の人次第(50代:派遣社員)
・在宅するにあたり、家庭環境が整っていないと無理なこともある。交通費がかからない分、光熱費の補助も出して
欲しい(30代:派遣社員)
・夫は気分によって、在宅勤務をしたり、出社したりしています。それに振り回されてイライラします
(50代:パート/アルバイト)
・私には合わない。ケジメがつかない。内職をした時に私は家で働けないと確信した(50代:パート/アルバイト)
・実際に在宅勤務を経験し、家庭と仕事の両立のしやすさを実感しています。子どもへの見守りという意味でも、
大変意義のある働き方だと思います(40代:派遣社員)
・仕事は会社に行ってしたほうが、充実した日々を過ごせると思う。在宅は1人だし、コミュニケーション不足になり
人をダメにしそう(40代:パート/アルバイト)
・子供がいるひとや駅から家が離れている人にとって、やはりとてもいい制度だと思いますが、リモートなので、
仕事に慣れるのに、時間がかかったり、同僚の人との接点が少ない部分では。デメリットもある。しかし、私は、
在宅で働くメリットの方が高いと感じます(30代:パート/アルバイト)
・出来ない業種(医療)に勤めているため、羨ましさしかない(40代:派遣社員)
・グローバル企業で働く人には本当にメリットしかない。今までは、グローバル会議は本社で各国の時差を考慮して、
一つの会議室に集まってしていたが、その場合、日本は夜8時~とか、早朝7時~とか定時に当てはまらない時間と
なり、無駄に会社の会議室に縛られていたが、在宅なら、夜8時~のグローバル会議迄に、風呂に入って夕食も
済ませて臨むことが出来る(50代:パート/アルバイト)
・在宅勤務に切り替わったお陰で、育児と介護をしつつもギリギリだが何とか仕事出来ている
(50代:パート/アルバイト)
・在宅勤務できない職種の人が不公平を感じる(40代:パート/アルバイト)
・障害のある子を育てていて、通院や療育通所など調整する事が多いので、通勤時間を家事や登園時間に
充てられるのがよい(30代:派遣社員)
・パソコンが支給されるのか、など基本的なことの情報が知られてないので始められないと思い込んでる人も
いると思う(30代:パート/アルバイト)
・会社との連絡を滞りなくとることができる環境なら、通勤の必要はないと思います(50代:派遣社員)
・経験が無いから分からないけど、子供が帰ってきたら集中出来なくなりそう。住宅事情は直ぐ変えられない
(40代:派遣社員)
・来年地方に移り住むため在宅の仕事を探しているが、どこでもOKというものは意外に少ない(50代:派遣社員)
・通勤に時間を取られず対人ストレスも軽減しそうではあるが、在宅ならではの出費も増える。夏場冬場のエアコン等
電気代。在宅の為の準備(ネット環境、ヘッドセットなど)。自分が在宅をする場合は子どもが帰ってくるまでの時間
を集中して仕事に向けれるか。家族が在宅をする場合は子ども達を仕事の支障ないよう見守れるか
(40代:今は働いていない)
・自分と家族の在宅勤務がバッティングすると、仕事をするスペースが狭くなりやりにくかった
(70代:公務員/団体職員)
・元々夫の海外転勤があり、正社員を退職しているので、在宅制度があれば選択が変わっていたかもしれない
(40代:契約社員)
・ハイブリッドがちょうど良い。週1~2日出勤、状況に合わせられる柔軟さが必要(30代:派遣社員)
・在宅勤務が可能な企業が増えることのメリットも多くあると思うが、反面、不可の職種で働く人が減るのではないか
という懸念もある(30代:今は働いていない)
・少なからず、勤務中に家事をしたり、テレビを見たりサボる人もいると思うので、在宅勤務ができない仕事の人と
不公平感が出ます。また、出社している方は通勤時間も拘束されるのに無給で、在宅勤務の方は通勤時間が
ないのでその分時間を有効活用できるのでやはり不公平感があると思います。私は在宅勤務できない仕事なので
特に感じています(40代:派遣社員)
・出社しなくても出来る仕事でも出社必須な会社もあり、不満を感じる(40代:派遣社員)
・在宅勤務が出来る職種は決まっているので、介護の仕事をしている私には絶対に無理です
(50代:パート/アルバイト)
・職種的にできないものもあるとは思うけれど、できるところはどんどんやればいいと思う
(40代:今は働いていない)
コロナ禍発生によって出された緊急事態宣言がきっかけとなり、在宅勤務などのテレワークは一気に広がりました。仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層に「あなたは今まで在宅勤務をしたことはありますか」と尋ねたところ、在宅勤務したことがあると回答した人は37.1%。それに対し、「同僚や家族、友人など、あなたの周りで今まで在宅勤務したことがある人を知っていますか」との質問には8割を超える人が「知っている」と回答しました。在宅勤務がそれだけ身近な働き方になっていることが伺えます。 また、「在宅勤務がもっと一般的な働き方として広まった場合、主婦・主夫層の仕事環境にはどのような変化が起きると思いますか」との質問に対しては、「育児しながら働く人が増える」が最も多く75.2%、次いで「介護しながら働く人が増える」67.3%、「ウイルス感染などが広がっても働き続けられる」65.3%、「夫が転勤しても仕事を継続できる」60.4%、「遠隔地の仕事にも応募しやすくなり就職しやすくなる」59.1%と上位にポジティブな回答が続きました。 主婦・主夫層の在宅勤務経験者はまだ少数派ですが、8割以上の人が在宅勤務経験者の知人を有していることから、在宅勤務は夢の働き方から現実的な働き方の一種となり、誰もが選択できる可能性がある働き方として市民権を得たように感じます。今後、主婦・主夫層の仕事探しにおいて在宅勤務やテレワークは、定番条件の一つとして定着していくのではないかと思います。 |
1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。2011年に設立したしゅふJOB総合研究所では仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”のべ40000人以上の声を調査・分析。2021年に独立。“ワークスタイル”をメインテーマにした研究・執筆・講演、企業の事業支援および広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。
人材派遣、紹介、アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げなど事業現場の最前線から、広報ブランディング・経営企画・人事など管理部門までを管轄。雇用・労働分野の有識者として多数のメディアに出演し、人材マネジメントから法規制まで雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。
Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/JCAST会社ウォッチ解説者/日本労務学会員
※調査対象者のうち、家周りの仕事について「同居家族はいるが主に自分が担当」または「同居家族と自分で概ね平等に担当 」のいずれかを選択した人のみを抽出して集計。
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研公式ツイッター⇒https://twitter.com/shufujobsoken
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
<ビースタイルグループについて>
『時代に合わせた価値を、創造する。』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、主婦の雇用をのべ17万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」、すきま時間で働く「ご近所ワーク」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、使命 -MISSION- 『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を、人と仕事の適材適所によって実現してまいります。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先
ビースタイルグループ広報担当:兒玉・川﨑
Mail:pr@b-style.net
お問い合わせページ:https://www.bstylegroup.co.jp/contact/media/
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