2023年1月4日
ビースタイルグループ
仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は『夫の家事育児2022』をテーマに、就労志向の既婚女性にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:554件)
1.夫の家事・育児に「不満なし」46.4%、「不満あり」53.6%
2.「現実とイメージ」、「直近3か年」、「子どもの数別」比較
3.取り組んでいた家事:子どもいる・いない共に1位は「ゴミ出し」
4.取り組んだ方がいい家事:子どもいる・いない共に1位は「掃除や片づけ」
5.夫の家事・育児「取り組み不足度」
6.フリーコメントより
◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)
<家事・育児を十分行っていて満足と回答した人>
・何も言うことないぐらいの満点です!(30代:正社員)
・コロナが始まった2020年から完全リモートワークとなり、家事の負担がかなり減りました。とても助かって
いますが、更に簡単なもので良いので料理も出来るようになってくれると、私が体調不良の時に助かると
思っています。また、子供の学校関係ももう少し積極的に参加してもらえると尚良しです
(40代:パート/アルバイト)
・ほぼ全ての家事をやってくれていて感謝しています(50代:派遣社員)
・特に夫に求める事はない。今の女性は育児について無責任なところがある。仕事、育児、家事等は女性だけで
大丈夫と思う。反対に夫には家庭の事を考えて仕事に責任を感じてほしい(50代:フリー/自営業)
・私より忙しいのに多くの家事全般をこなしてくれた。感謝の気持ちでいっぱいです(50代:正社員)
・皿洗い以外は頼むと代わってくれるし、言うことは有りません。感謝しています(60代:今は働いていない)
・主人は、家事をよくやってくれるので、全く不満を感じたことがありません(50代:パート/アルバイト)
・おしなべて女性に比べて、仕事が大変であるにも関わらず、家事も積極的にやるように言われ、大変だと思う
(50代:今は働いていない)
・一人暮らしが長く、料理以外は一通りこなせる。一方私は実家住まいが長く、好きな家事は料理ぐらいなので
お互いに補い合えていると思う(30代:派遣社員)
・自分と同じ時間働いているのに家事をほとんどしてくれて頭が上がらない(40代:正社員)
<家事・育児を少しは行っていて不満はないと回答した人>
・私より料理が上手いので、何かの時には気軽に頼めるので助かっている(50代:SOHO/在宅ワーク)
・家事、育児には無関心でしたが、協力を依頼する事をしなかったりせいでもあると思う。もっと、伝える努力を
すればよかったと思っている(50代:今は働いていない)
・うちの夫は家事も育児も介護も良く頑張っている方だと思いますが、やはり仕事の忙しさは変わらず、家族で晩ご飯を
一緒にたべることもできません。まともに話す時間もないくらいです。会社がもっとワークライフバランスを考えて
くれると嬉しいです(40代:SOHO/在宅ワーク)
・家事について夫に求めることはない。夫は仕事に全力で向かって欲しい。家事をする時間があれば、もっと睡眠を
とって身体を大切にして欲しい(40代:パート/アルバイト)
・夫婦常に労る気持ちがあれば、気づいたこと、等手をさしのべるだけで 気分的に楽になると思います
(60代:正社員)
・私自身「やってもらう」「やっていただく」感覚が抜けない。夫の仕事の方が大変だし、収入も多いから。
夫にやらせては逆に不公平ではないかと感じてしまう。自分がもっと稼いで、遠慮せず分担できるようになりたい
(40代:派遣社員)
・料理などをしてくれていて助かるが、こどもの前でも常時スマホを触っていて、ながら育児が多いので控えて
欲しい(30代:パート/アルバイト)
・我が家は、息子が中学に入ってから子供のケアは母親から父親へシフトした。成人まで20年と考えると、
一緒にという考え方も良いがリレーという形でも良いと思う。家事は得手不得手があるので、出来る事を出来る方が
やることで割り振り、疲れたら休むことも許しあえれば相手への不満も少なくなると思う。
我が家は上手くいってると思う(50代:正社員)
・共働きなのであれば、家事や育児は夫婦で協力するのが良いと思います。今のご時世少数かもしれませんが、
夫が働いていて、妻が働いていないのであれば家事も育児も妻がやるのが自然なのではないかなと
個人的に思います(世の中の奥方に怒られそうですが) (30代:今は働いていない)
・私は元々夫に家事をして貰いたいと思っていないので今の状態で何も嫌なことはないです
(40代:パート/アルバイト)
<家事・育児を少しは行っていたが不満と回答した人>
・以前は食事を土日作っていたが、男性更年期なのか、イライラするようになったので、わたしが全てやることに
なった(50代:今は働いていない)
・夫は育児はありませんが、コロナ禍からリモートが多くなった。逆に非正規雇用の私は週5日の出勤、夫には、
リモートならではの家事をして欲しいです。夫がコロナ禍の前には、逆に夫は週5日出勤で、私は専業主婦
でしたので家事をやっていたのですから(50代:派遣社員)
・もっと家事を出来るようになって欲しいとは思いつつも、仕事の負荷を考えると一概に家事をやって欲しいとは
言える状況ではない場合もあり、難しいなと(50代:今は働いていない)
・本当に名もなき家事全般をキチッとやって頂きたい。もし主婦が不慮の事故や病気などで亡くなった時に、
突然その名もなき家事全般をする事になるよりも多少でもやっていた方が夫の為になると思うので…
(50代:パート/アルバイト)
・女性は平日、土日に関わらず、家事育児のルーティンがあるが、夫は出勤日だろうが、リモートワークだろうが、
土日だろうが気が向いた時だけしか協力してくれないので、日常的に継続して取り組んでくれる物があって
ほしい。そして、子どもと外で遊んで欲しい。そうすれば、家事もはかどるし、妻が休める時間も確保できるから
(40代:今は働いていない)
・やる意識はあるようですがなかなか継続してできていないようです(20代:派遣社員)
・夫はスケジュールの核が仕事なため、家事育児は自分ができる範囲でと決めてしまっている。家事育児の
ウエイトを重くし仕事を調整するようになってほしい(30代:派遣社員)
・ゴミ出ししても次の袋はセットせず。買い物は1人では行けず。料理しても後片付けはせず。学校の事には
全てノータッチ。自分ではやってるつもりでも全てが爪が甘い。でも指摘すると文句言うので何も言いませんが。
今は家族全員で協力しなければいけないと思います(40代:今は働いていない)
・毎日の決まっている家事は、気づいたら言われる前にやってほしい。食器の片づけや、自分の荷物の片づけ
など(60代:パート/アルバイト)
・手伝うという感覚が嫌(20代:今は働いていない)
<家事・育児を全く行っておらず不満と回答した人>
・やってこなかった人、母親専業主婦に育てられた世代には価値観の変化が難しいと感じる(40代:派遣社員)
・家族なのに、自分の時間確保優先、プライベート維持はやめて欲しい。奥さんだからこうでなきゃいけない。
お母さんだから、こうしなきゃいけない。と決めつけないで欲しい(30代:正社員)
・旦那の母親と同居してから、家事や育児を一斎やらなくなりました。姑がやってくれるという甘えです。おかげで、
肩身の狭いおもいをしています。姑との間を旦那がちゃんとしてくれないから、子供たちも私も嫌な思いをしてます。
家事や育児をしないなら、せめて自分の親を見てもらいたいです(50代:今は働いていない)
・妻テレワーク、夫現場勤務で帰りもおそいため、そもそもできる時間が少ないこともあり仕方ないと諦め気味
(30代:派遣社員)
・まだまだ家事育児は女がやるものだと思い込んでいる人が多いと思います。収入が少ないということが
大きいみたいで。稼いでいるほうが偉いみたいなとこ、女を下にみること、そういうのがダメです。
仕事だけしてるほうが全然楽だと思います (40代:パート/アルバイト)
・妻がやるべきという思い込みがある。団塊ジュニアだから(40代:派遣社員)
・例えば夫は洗濯をしているつもりだとしたら、夫の思う洗濯は、洗濯機の中に洗濯物と洗剤を入れて
スイッチを押すだけ。終わった洗濯物を取り出して干して畳んでタンスに入れるまでが洗濯でしょ?
食べた食器にしても、洗うだけ。ただ洗うだけなら誰にでもできるでしょ?(60代:今は働いていない)
・何でもいいから手伝ってくれると嬉しいです(50代:今は働いていない)
・在宅勤務が常態化しているのに家事を全くしないし、昼食の用意も増えて自分の仕事が増えた。
自分のことくらいは自分でやって欲しい(30代:パート/アルバイト)
・夫は、休日であろうと、平日の在宅勤務であろうと、家にいる時は、妻である私が食事を用意するのが
当然と思っている。私が出かける時も、「俺のお昼ごはんはどうなっているんだ?」と言われると、
むちゃくちゃ腹立つ。自分のランチくらい自分で責任持って用意しろ!と言いたくなる(50代:今は働いていない)
世の妻たちは、夫の家事育児をどのように見ているのか。就労志向の既婚女性に尋ねたところ、「不満」と回答した人が53.6%と過半数でした。直近3年の推移をみると、年々不満率が上昇しています。夫側の家事育児への取り組みが、妻側の期待の高まりに追いついていない様子が伺えます。また、夫の家事育児に対する不満はお子さんの数が増えるほど高くなっています。一方で、既婚女性以外の方たちが見ている世の夫へのイメージと比べると、妻たちの夫に対する評価は高いようです。 「2022年を振り返って、家事・育児で夫が“積極的に取り組んでいた”と思うことは何ですか?」という質問には、お子さんがいる方いない方共に「ゴミ出し」が最も多く、次いで「買い物」「掃除や片づけ」と3位まで同じ順番でした。一方、「2022年を振り返って、家事・育児で夫が“積極的に取り組んでいた”と思うことは何ですか?」と尋ねると、お子さんがいる方いない方共に最も多かったのは、「掃除や片づけ」。次いで「名もなき家事全般」「料理」とやはり上位3つに同じ項目が並びました。家事育児で夫が積極的に「取り組んだ方が良いこと」の比率から「取り組んだこと」の比率を引いた“夫の家事「取り組み不足度」”は、お子さんがいる方いない方共に「名もなき家事全般」が断然トップ。家事育児において名もなき家事が重要であることの認識が、まだまだ夫側には薄いようです。一方、お子さんがいる方の2位には「子どもの宿題・勉強」が入り、4位以降も子どもに関する項目が続いています。3位の「掃除や片づけ」も、お子さんがいることで家事の負担感が増えている可能性も考えられます。 フリーコメントには、「満点です!」と夫を称賛する声や「自分のことくらいは自分でやって欲しい」といったダメ出しなど様々な声が寄せられました。夫婦でどのように家事育児に取り組むかはご家庭ごとに違いがあって良いと思いますが、名もなき家事を含めた家事の全体像を夫婦で共有しておくことは、どのご家庭でも必要なことなのではないかと考えます。 |
1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。2011年に設立したしゅふJOB総合研究所では仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”のべ40000人以上の声を調査・分析。2021年に独立。“ワークスタイル”をメインテーマにした研究・執筆・講演、企業の事業支援および広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。
人材派遣、紹介、アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げなど事業現場の最前線から、広報ブランディング・経営企画・人事など管理部門までを管轄。雇用・労働分野の有識者として多数のメディアに出演し、人材マネジメントから法規制まで雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。
Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/JCAST会社ウォッチ解説者/日本労務学会員
※当リリースに関して、研究顧問 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研公式ツイッター⇒https://twitter.com/shufujobsoken
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
<ビースタイルグループについて>
『時代に合わせた価値を、創造する。』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、主婦の雇用をのべ17万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」、すきま時間で働く「ご近所ワーク」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、使命 -MISSION- 『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を、人と仕事の適材適所によって実現してまいります。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先
ビースタイルグループ広報担当:兒玉・川﨑
Mail:pr@b-style.net
お問い合わせページ:https://www.bstylegroup.co.jp/contact/media/
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