2023年1月17日
ビースタイルグループ
仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は『優先した時間・したい時間』をテーマに、就労志向のママ層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:522件)
1.2022年に優先した時間 1位「家事・育児・介護の時間」49.8%
2.2022年に優先した時間TOP5/優先した時間:3か年比較
3.2023年に優先したい時間 1位「家族のコミュニケーション」45.4%
4.2023年に優先したい時間TOP5/次の年に優先したい時間:3か年比較
5.「2023年に優先したい時間」と「2022年に優先した時間」比較
6.2023年に優先したい時間『願望ギャップ』/ランキングTOP5
7.フリーコメントより
◇「女性と仕事について思うこと」に対するフリーコメントより抜粋(年代:就業形態)
・家事・子育てしながらだと、スキルアップに時間がかかる(40代:パート/アルバイト)
・家庭のことを優先しなければならないため、キャリアダウンしてしまう(50代:パート/アルバイト)
・家事育児などで外注できる部分もあるが、思うようには頼めないので結局自分でやらざるを得ない
(30代:派遣社員)
・育児、介護のために仕事を選ぶ選択肢を限られることがないように、してほしい
(40代:パート/アルバイト)
・女性ばかり忙しい(40代:派遣社員)
・無理に働かせようとしないでほしい。働くことが必ずしも良いとは思わない。子どものために働いてる
のに、子供との時間を削らなければならないのはおかしい。手をかけてあげたいのに仕事に時間も
精神的にも追われて子供にむきあうことができない(30代:パート/アルバイト)
・子育てに1番時間と気持ちをさきたいので、無理な働き方はできないと思う。風潮的に、女性も働くのが
当たり前な時代になってしまったのが残念。ジェンダー問題が大きくとりあげられているが、子育て中だけ
でも男性のお給料だけで賄える世の中にしてほしい。子育てが終わったら社会復帰できるような制度が
あると嬉しい(50代:契約社員)
・女性が長く健康に働くには、もっと気軽に安価に安全に子供を見てもらえる場所や会社が月一、一定額で
マッサージや美容やランチ等好きな場所で使えるサービスの提供など しっかりと息抜きや休息できる制度
や施設が必要だと感じる(40代:パート/アルバイト)
・とりあえず仕事をすれば社会と繋がれるは幻想。仕事場と家とスーパーの3点移動、ネットの掲示板すら
見る時間がなく、毎日同じ人と顔を合わせるだけの狭い世界に閉じ込められる。家庭のある女性が働く
とは世間からの益々の乖離です(40代:パート/アルバイト)
・家庭と仕事の両立は大変だけど、四角四面にならないようにして楽しみを見つけながら過ごした方が良い
と思ってます。たまには、有休を取って1人の時間を作るとかすればストレスも少しは減ると思います
(40代:派遣社員)
・勤務時間や日数など自由に選択できるといい 履歴書とか堅苦しい事は無くして、働きたい時に働きたい
だけ働きたい(50代:パート/アルバイト)
・育児を優先しながら働ける社会になってほしい(30代:今は働いていない)
・働くとしても、扶養内に収めないと働く時間、子育て、家事にまわせられない現実はある
(50代:パート/アルバイト)
・家庭を持っている女性は、どうしても家事を優先にやらなければならないので、私は10時から16時まで、
9時から17時までなど長時間働く日は夫が休みの日にしている。その時の夕飯は疲れているので、
お惣菜を買ってきたり、簡単な献立で済ませている。家族もそれを了承している(50代:パート/アルバイト)
withコロナの中、お子さんがいる女性は何に費やす時間を優先してきたのか。「2022年を振り返って、あなたが優先してきた時間は何でしたか」と尋ねたところ、最も多かったのは「家事・育児・介護の時間」で49.8%でした。3年前は1位だった「家族のコミュニケーション時間」と回答した比率は3年連続で減少しています。一方、「仕事時間」と回答した人の比率は3年連続で増加しました。次に、「2023年にあなたが優先したいと願う時間は何ですか」と尋ねたところ、最も多かったのは45.4%の「家族のコミュニケーション時間」で3年連続1位となっています。また、「家事・育児・介護の時間」と回答した人の比率は3年連続で増加しています。 選択項目ごとに「2023年に優先したいと願う時間」の比率から「2022年に優先した時間」の比率を引いた値を『願望ギャップ』として算出してみたところギャップが15.9ポイントと最も大きかったのは「趣味の時間」でした。「趣味の時間」を2023年に優先したいと回答した人の比率は3年連続でやや減少しているものの、2022年に優先した人の比率はさらに下がっていたためギャップが大きくなっています。2位は「休息・睡眠時間」で12.5ポイント、3位「資格取得などの勉強時間」と4位「美容・健康についやす時間」もギャップが10ポイントを超えました。一方でギャップがマイナスだったのは「家事・育児・介護の時間」のみです。「家事・育児・介護の時間」は2023年に優先したいと願う人の比率も増えていますが、2022年に実際に優先した人の比率はもっと高くなっていることから、しなければならない義務という側面が表れているのかもしれません。「女性と仕事について思うこと」に寄せられたコメントには、家事・育児・介護に時間を割くことが、仕事にも大きな影響を及ぼしていると訴える声が多数見られました。時間をやりくりして趣味や休息などに当てられるか否かは「家事・育児・介護の時間」次第なのかもしれません。 |
1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。2011年に設立したしゅふJOB総合研究所では仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”のべ40000人以上の声を調査・分析。2021年に独立。“ワークスタイル”をメインテーマにした研究・執筆・講演、企業の事業支援および広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。
人材派遣、紹介、アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げなど事業現場の最前線から、広報ブランディング・経営企画・人事など管理部門までを管轄。雇用・労働分野の有識者として多数のメディアに出演し、人材マネジメントから法規制まで雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。
Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/JCAST会社ウォッチ解説者/日本労務学会員
※当リリースに関して、研究顧問 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研公式ツイッター⇒https://twitter.com/shufujobsoken
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
<ビースタイルグループについて>
『時代に合わせた価値を、創造する。』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、主婦の雇用をのべ17万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」、すきま時間で働く「ご近所ワーク」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、使命 -MISSION- 『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を、人と仕事の適材適所によって実現してまいります。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先
ビースタイルグループ広報担当:兒玉・川﨑
Mail:pr@b-style.net
お問い合わせページ:https://www.bstylegroup.co.jp/contact/media/
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