2023年2月9日
ビースタイルグループ
仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は『職場でのバレンタインデー』をテーマに、主婦層を中心とする就労志向の女性にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:522件)
1.職場でのバレンタイン「楽しい」39.1%、「負担を感じる」68.4%
2.職場でのバレンタインデーについて:2023年と2018年の比較
3.職場でのバレンタインデーについて:年代別比較
4.フリーコメントより
◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)
<職場でのバレンタインデーについて「楽しい」と回答した人の理由より抜粋>
・プレゼントは送るのもいただくのも好きです(60代:パート/アルバイト)
・嫌な風習だなと思った時期もあるけれど、それが潤滑剤になることもあるので、どうせならイベントとして
楽しめる気持ちでいた方が自分も楽だなと感じるようになったから(50代:派遣社員)
・職場の人との交流の良い機会となり、プレゼントを選んだり手作りしたり渡したりと全てが楽しいから
(40代:パート/アルバイト)
・イベントは全てそう。楽しいけど負担感はあるので、負担を上回る楽しさをどれだけ作れるかだと思う。
参加しない人がいても問題にならない雰囲気をどれだけ作れるか、もしくは楽しめる人だけの組織に
できるかだと思う(30代:パート/アルバイト)
・男性のお返しが大変そうなのでやめました(40代:今は働いていない)
・プレゼントするのが好き、イベント事が好きなので(50代:パート/アルバイト)
・お世話になっている方へ、お礼がさりげなく出来る機会だと思うし、お世話になってる方だとすれば負担は
感じる事もないてす(50代:フリー/自営業)
・職場でのコミュニケーションの円滑のため(30代:パート/アルバイト)
・イベントが好きで買い物が好きなのでチョコレートを買うのが楽しいと思えるから(50代:公務員/団体職員)
・安価な物にし、量にもよるが、日々の感謝の気持ちを伝えたい(40代:パート/アルバイト)
<職場でのバレンタインデーについて「楽しくない」と回答した人の理由より抜粋>
・金銭的にも負担だし、もらった方もお返し等考えなければならないのでなんのメリットもないと思う。
昭和平成の悪しき慣習が、せっかく廃れてきたのだから、このままなくなってほしい(40代:派遣社員)
・義理チョコはもらっても嬉しく無いと思います(60代:パート/アルバイト)
・本当は安い義理チョコなんていらないしあげる必要もないと思っているのがよくわかる中で、
「みんなであげようよ」という声が一つでもあると断りにくい(50代:フリー/自営業)
・そのような虚礼の無い職場に長年居て、ないのが当たり前だと思っているから(40代:契約社員)
・職場は遊び場ではない(30代:パート/アルバイト)
・以前は義理でやっていたが、やらなくなって負担がなくなり楽になった(60代:今は働いていない)
・あげる側も、もらう側も、負担が大きい。女子の中でも意見が異なる人もいるし、そのあたりも面倒
(60代:派遣社員)
・商業主義に踊らされていると思うから。やりたい人は個人的にやればいいと思う(50代:パート/アルバイト)
・義理で出費をしなければいけないなんて、行きたくもない忘年会に行ってお金払うのと同じ
(40代:パート/アルバイト)
・以前の職場でチョコのやりとりがあったが、毎年続けていくうちに職場の人も変わるし形骸化し、女性陣で
話し合ったやめた。職場での形だけのやりとりは不要と思う(60代:派遣社員)
<職場でのバレンタインデーについて「何も感じない」と回答した人の理由より抜粋>
・コミニュケーションツールとしては悪くないと思うが、私は職場には不要だと思う(50代:今は働いていない)
・誰にも興味がない。予算も割かない。できることならいただきたい(40代:パート/アルバイト)
・全く興味がない(50代:正社員)
・人それぞれでいいと思うから(50代:パート/アルバイト)
・楽しい方はやれば良い。負担な方はやらなくて良い。負担に思いながら頂かなければいけない方はどんまい
です(50代:パート/アルバイト)
・今まで職場でそういう事をしてこなかったので、したい人はすれば良いと思う(60代:派遣社員)
・どうでもいいw(40代:パート/アルバイト)
・今の職場には女性は私しかいないため気にならない(40代:正社員)
・やりたい人が勝手にやっていればいいと思う(50代:パート/アルバイト)
・参加したい人が参加すればよいだけの話(50代:今は働いていない)
毎年2月になると話題になるバレンタインデー。主婦層を中心とする就労志向の女性に「バレンタインデーに職場でチョコレートなどのプレゼントがやりとりされるとしたら、あなたは楽しいと感じますか。あるいは負担を感じそうですか」と尋ねたところ、「楽しい」と回答した人は39.1%。一方で「負担を感じる」と回答した人は68.4%と7割近くに及びました。コロナ禍発生前の2018年にも同じ質問をした際には「楽しい」と回答した人が54.3%と過半数だったことを考えると、職場でのバレンタインを楽しいと感じる人自体が減少しているようです。コロナ禍によって、職場では様々なイベントが中止されました。バレンタインも職場で行われなくなり、そのまま敢えてしなくても良いと感じる人が増えたのかもしれません。ただ、2018年に「負担を感じる」と回答した人の比率は71.5%で2023年と比較すると大きくは変わっていません。負担感よりもバレンタインデー自体を楽しむ機運が落ち着いてきているようです。 年代別に比較すると30代以下では「楽しい」と回答する人の比率が7割を超えました。「楽しい」と回答する比率は年代が上がるごとに低くなる傾向が見られます。一方「負担を感じる」と回答した人の比率は30代以下で8割を超え、こちらも年代が上がるごとに低くなる傾向が見られます。フリーコメントにも様々な声が寄せられました。職場でのバレンタインには賛否両方の声があることや負担感などに配慮しつつ、上手に楽しむ工夫が必要なのだと思います。 |
1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。2011年に設立したしゅふJOB総合研究所では仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”のべ40000人以上の声を調査・分析。2021年に独立。“ワークスタイル”をメインテーマにした研究・執筆・講演、企業の事業支援および広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。
人材派遣、紹介、アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げなど事業現場の最前線から、広報ブランディング・経営企画・人事など管理部門までを管轄。雇用・労働分野の有識者として多数のメディアに出演し、人材マネジメントから法規制まで雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。
Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/JCAST会社ウォッチ解説者/日本労務学会員
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研公式ツイッター⇒https://twitter.com/shufujobsoken
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
※当リリースに関して、研究顧問 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。
<ビースタイルグループについて>
『時代に合わせた価値を、創造する。』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、主婦の雇用をのべ17万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」、すきま時間で働く「ご近所ワーク」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、使命 -MISSION- 『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を、人と仕事の適材適所によって実現してまいります。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先
ビースタイルグループ広報担当:兒玉・川﨑
Mail:pr@b-style.net
お問い合わせページ:https://www.bstylegroup.co.jp/contact/media/
© 2020 b-style holdings Inc.