2023年6月23日
ビースタイルグループ
仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は『生活費について』をテーマに、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:733件)
1.生活にかかる費用は「高くなってきている」99.2%
2.費用が高くなっているもの「光熱費」91.5%・「食料品」89.7%
3.費用が高くなっているもの:2023年と2022年との比較
4.今後、生活にかかる費用は全般的に「高くなる」94.5%
5.高くなる生活費への対処「収入を増やして節約もする」57.1%
6.フリーコメントより
◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)
・年収がいくらあれば我慢しないで生きていけるのでしょうか?不安ですが、健康で長く働く
しかないですね (40代:フリー/自営業)
・給料が上昇している世の中の気配があれば、気持ちも上向くと思うので、それさえあれば、
価格の上昇は必要経費と考えます。むしろ、今まで日本人はコストカットを知恵と技術で
懸命に対応してきたと思います(40代:パート/アルバイト)
・生活に欠かせない物ばかり値上げが繰り返されている。それなのに給料は変わらない。
こんな事を放置していて良いわけがない。収入の多い人ばかりが優遇され、庶民からお金を
沢山徴収しているように思える。このままでは良い方向に進んでいかないと思う(50代:派遣社員)
・あがるのは仕方ないと思うが、税金は下げてほしい(50代:フリー/自営業)
・必要最小限しか消費しないことにします(50代:パート/アルバイト)
・とにかく光熱費が上がっていることを実感しています。生活に直結することが上がってしまう
のは本当に困ります(50代:フリー/自営業)
・ひとり親でチャイルドペナルティを大きく感じる。単身の時の給料からの今の生活だけでも
苦しいので、物価高騰はすごく響く。頭を使うのはエネルギー使います(40代:パート/アルバイト)
・無駄な買い物はしない、スーパーには行く頻度を減らしています(60代:パート/アルバイト)
・節約できることはしていきたいが限度もある。今の状況が落ち着いたら、値下げもしていってほしい
(50代:今は働いていない)
・値上がりばかりで生活の質を下げていかなければならない。税金も高いので死活問題になっている。
子供に残せるお金、使えるお金の事も考えると病院に行く回数を減らさなければならなくなる。
医療費だけでも減額処置が多くあればと思う(30代:パート/アルバイト)
・これから暑くなっていったら冷房は入れざるを得ない 電気代がいくら請求が来るか今から考えるだけで
恐ろしい(50代:パート/アルバイト)
・生活するのに必要最低限な物は値上げしないで欲しい。死活問題(40代:今は働いていない)
・塾代やら子どもの教育費がかかりすぎる。子どもたちが大学に行ったら我が家はどうなってしまうんでしょう。
たまに子ども産まなきゃ生活は楽だったのにと後悔に似た考えを持ってしまう。子どもは可愛いしかけがえの
ない存在なのですが(50代:パート/アルバイト)
・食べないで済ますことができないし、食べることで我慢はしたくないので、高くても食べたいものを食べる
ためには、収入を増やさないといけないと思って、頑張って就活しています(50代:今は働いていない)
・現状できる節約はやっているし我慢もしているが、費用の増加は避けられない。これ以上どうすればいいのか
(30代:パート/アルバイト)
・生活費は常に節約してるつもり。これ以上何をしたら良いか浮かびにくい。節約しても、高くなってる物が
多すぎて追いつく気がしない(50代:契約社員)
・もっとポイ活して、現金化しなければと思った(30代:パート/アルバイト)
・今の職場が副業禁止なので辛い(40代:パート/アルバイト)
・食費の見切り品をなるべく買うようにしている。食品を捨てないようにしたいので一石二鳥と思うよう
にしている(50代:その他の働き方)
・生活にかかる費用が高騰しているにもかかわらず 賃金は全然上がりません。 賃金が上がったと
一部報道されているのは ごく一握りの人たちだけです(40代:パート/アルバイト)
・生きていれば一定程度の費用はどうしても必要。収入増の見込みもなければ、節約もこれ以上厳しいなら、
できるだけ今を好き放題やって、早めに死のうと思う。終活も始めねば(50代:派遣社員)
・悲観的な考えしか出来なくなる(60代:パート/アルバイト)
・物価が上がるにつれ生活が苦しくなっているが、給与は上がらないので副業をしてでも生活費を
捻出しなければならない状況になっている(30代:正社員)
・小さなお子様への助成は、手厚くなってきてるように感じますが、中高大学生向けへの助成は薄い
気がします。食費はとてもかかりますし、部活などの交通費は大人と同額、大学生も学業や部活に
専念するとバイトも出来ず出費がかかります。子供が社会人になるまで助成が手厚くなければ、
少子化は改善されないと思います(40代:その他の働き方)
・これ以上節約できる事は無い(70代:パート/アルバイト)
物価は、引き続き高い水準で推移しています。仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層に、「食料品や光熱費など、生活にかかる費用について実感に近いものをお教えください」と尋ねたところ、実に99.2%の方が「費用が高くなってきている」と回答しました。一方、「費用が低くなってきている」と回答した人は一人もいませんでした。費用が高くなってきていると回答した人に「生活周りのどんな費用が高くなってきていると感じますか」と尋ねたところ、「光熱費(水道・電気など)」91.5%、「食料品(調味料を除く)」89.7%、「生活用品(ティッシュなど)」70.6%という順でした。また、2022年3月時点の調査(※)と比較すると「ガソリン代」と「通信費(携帯電話など)」の比率が顕著に下がったものの、全般的に比率が高くなっているものが多く、特に「お菓子」の比率が高くなっています。物価高が生活の潤いを削り取っている様子が伺えます。 続けて「今後、生活にかかる費用は全般的にどうなると思いますか」と尋ねたところ、94.5%が「高くなる」と回答しています。殆どの人が既に苦しい思いをしているものの、物価についてより厳しい環境が続くを覚悟しているようです。さらに、高くなると回答した方にどう対処するかを尋ねたところ、「収入を増やして節約もする」と回答した人が最も多く6割近くとなりました。「収入は増やさず節約をする」と答えた人と合わせると「節約する」と回答した人は79.3%に及びます。フリーコメントには、切実な声が多数寄せられました。目を引いたのは、光熱費など生活に最低限必要な費用が高くなっていることへの不満や不安です。中には、あまりに厳しい状況に死活問題だと訴える声や、実質賃金がマイナスを続ける中で勤め先に副業解禁を求める声などもありました。生活環境のひっ迫で多くの家庭が、節約と収入増の両方を同時に進める必要性に迫られています。 ※物価高の中、主婦層は今後の生活費をどう予測しているか?:https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/news-28922/ |
1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。2011年に設立したしゅふJOB総合研究所では仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”のべ40000人以上の声を調査・分析。2021年に独立。“ワークスタイル”をメインテーマにした研究・執筆・講演、企業の事業支援および広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。
人材派遣、紹介、アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げなど事業現場の最前線から、広報ブランディング・経営企画・人事など管理部門までを管轄。雇用・労働分野の有識者として多数のメディアに出演し、人材マネジメントから法規制まで雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。
Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/JCAST会社ウォッチ解説者/日本労務学会員
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研公式ツイッター⇒https://twitter.com/shufujobsoken
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
<ビースタイルグループについて>
『時代に合わせた価値を、創造する。』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、主婦の雇用をのべ17万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」、すきま時間で働く「ご近所ワーク」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、使命 -MISSION- 『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を、人と仕事の適材適所によって実現してまいります。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先
ビースタイルグループ広報担当:兒玉・川﨑
Mail:pr@b-style.net
お問い合わせページ:https://www.bstylegroup.co.jp/contact/media/
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