2023年6月29日
ビースタイルグループ
仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は『仕事選びのスタンス』をテーマに、就労志向の主婦・主夫層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:733件)
1.仕事選びのスタンス「希望条件にこだわる」48.6%/就業状況別比較
2.希望条件として重視していること「勤務時間」78.9%、「テレワーク」21.1%
3.仕事選びで重視する希望条件:5類移行前後の比較/就業状況別比較
4.フリーコメントより
◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)
<仕事選びの際「仕事に就くことを優先し、希望条件にはこだわらない」と回答した人の理由>
・自営業の夫の収入が減った為、いち早く仕事に就いて生活を安定したい。本当は、希望条件に
こだわりたい (40代:今は働いていない)
・まずは収入を増やしたい(40代:パート/アルバイト)
・収入が必要なため(30代:パート/アルバイト)
・生活の基盤である(60代:パート/アルバイト)
・1日でも早く職に就きたい。夫が定年で嘱託になり、給料が半分になってしまったから
(50代:今は働いていない)
・補助の無い生活の為、自衛するのみ(50代:パート/アルバイト)
・3ヶ月以内に仕事を決めないと保育園退所になる為(20代:今は働いていない)
・お金を稼ぐことが一番(40代:パート/アルバイト)
・年齢が高いので(50代:今は働いていない)
・子供が居ないから(40代:パート/アルバイト)
<仕事選びの際「仕事に就くことよりも、希望条件にこだわる」と回答した人の理由>
・仕事が無いからといって、自分に合わない仕事についても長く続かないと思う。焦りはあるが
もう少し自分に出来そうな仕事を見つけたい(50代:派遣社員)
・妥協して仕事を選ぶとあとからそこが気になりストレスや不満になるとわかっているので
(40代:正社員)
・長く勤めれるとこを探したいから(30代:派遣社員)
・リモートワークがしやすい職種なため。移動時間が減ることにより、自炊頻度があがり節約にも
つながっている(50代:フリー/自営業)
・扶養内であることが重要(40代:今は働いていない)
・家から近くて融通が効く会社で働くことが家庭の為ににもなるから。本当は違う仕事がしたいけど、
家庭優先だと仕事内容より、雇用条件を重要視します(40代:パート/アルバイト)
・年齢的に次に就職したところが最後だと思っているので、慎重に選びたい(50代:今は働いていない)
・家族を介護しないといけない状態になったので、曜日も時間もこだわらないと、仕事につけないからです
(60代:パート/アルバイト)
・少しでも家計の負担が減る程度の働きで良いので、自分を犠牲にしてまで働きたくない
(40代:今は働いていない)
・副業なので、気分転換も兼ねてできるだけストレスのない条件で選びたい(50代:フリー/自営業)
<仕事選びの際「希望条件にこだわるかどうかはケースバイケース」と回答した人の理由>
・出来れば希望条件にあった職場を見つけられたら、幸運だが、なかなか見つからない。子供がいるとなると
尚更。譲れない所もあるし、この条件なら妥協してもいい。見つからないから仕方ないかな。と色々と
思うところがある(30代:今は働いていない)
・自分自身の年齢もあります。希望通りの条件にかなう お仕事につくことは最善の結果ではありますが、
命と生活とを守るにはお仕事の機会をいただける時にはその機会を活かさせていただくそのように
優先順位を考えます(50代:契約社員)
・希望条件に合う仕事がなかなかないからです(40代:パート/アルバイト)
・仕事に対しては、生きがいや生き方を優先する(60代:今は働いていない)
・家庭の事情ですぐ変わるため(50代:パート/アルバイト)
・ある程度の妥協は必要だと思うから(40代:派遣社員)
・他の条件がすべて揃っていたとしても、通勤に時間かかるとかならコスパ悪すぎ(コスパ重視)
(50代:パート/アルバイト)
・介護との両立があり、これといったスキルもなく、何が正解なのか分からない(50代:派遣社員)
・すぐに転職したいが、希望条件だけで判断しても、選んだ会社の内情や自身の適性と合致するか等
総合的に判断する必要があるため(50代:正社員)
・やりたい仕事なら多少は柔軟に。そうでなければ条件重視(50代:派遣社員)
新型コロナウイルスが5類へと移行したことを受けて、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層に「いま、仕事選びの希望条件に対するあなたのスタンスに最も近いと思うものをお教えください」と尋ねたところ、「仕事に就くことよりも、希望条件にこだわる」と「希望条件にこだわるかどうかはケースバイケース」が拮抗してほぼ半々だった一方、「仕事に就くことを優先し、希望条件にはこだわらない」は3.3%に留まりました。希望条件にこだわると回答した人は48.6%と実に14倍の比率です。また、仕事選びのスタンスを就業状況別に比較したところ、いま働いている人より、働いていない人の方が、仕事に就くことを優先する比率も希望条件にこだわる比率も高くなりました。いま働いてない人の方が仕事探しのスタンスが明確になっているようです。 次に仕事選びの希望条件として重視していることを尋ねると、最も多かったのは「勤務時間」で78.9%。次いで「勤務場所」「勤務日数」「職種や職務内容」の順で、いずれも6割以上でした。また、5類移行前2022年11月に調査(※)した結果と比較したところ大きな変化は見られなかったものの、比較的顕著だったのは5類移行後の方が「職種や職務内容」の比率が高く「在宅勤務などテレワーク」の比率は低いことです。通勤を前提に、どんな仕事に取り組むかに重きを置いている様子が伺えます。また、就業状況別で比較してみると今働いている人の方が「給与」と「在宅勤務などテレワーク」の比率が高くなりました。いずれも、転職する上で重視されているポイントだと見受けられます。フリーコメントには、仕事を長く続けたいとする声が多数寄せられました。入社して、すぐまた転職という事態を避けるため、条件を吟味する傾向が続いています。 ※2023年の仕事選びで優先したいことは?:https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/news-30355/ |
1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。2011年に設立したしゅふJOB総合研究所では仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”のべ40000人以上の声を調査・分析。2021年に独立。“ワークスタイル”をメインテーマにした研究・執筆・講演、企業の事業支援および広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。
人材派遣、紹介、アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げなど事業現場の最前線から、広報ブランディング・経営企画・人事など管理部門までを管轄。雇用・労働分野の有識者として多数のメディアに出演し、人材マネジメントから法規制まで雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。
Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/JCAST会社ウォッチ解説者/日本労務学会員
※調査対象者のうち、家周りの仕事について「同居家族はいるが主に自分が担当」または「同居家族と自分
で概ね平等に担当 」のいずれかを選択した人のみを抽出して集計。
※当リリースに関して、研究顧問 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研公式ツイッター⇒https://twitter.com/shufujobsoken
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
<ビースタイルグループについて>
『時代に合わせた価値を、創造する。』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、主婦の雇用をのべ17万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」、すきま時間で働く「ご近所ワーク」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、使命 -MISSION- 『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を、人と仕事の適材適所によって実現してまいります。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先
ビースタイルグループ広報担当:兒玉・川﨑
Mail:pr@b-style.net
お問い合わせページ:https://www.bstylegroup.co.jp/contact/media/
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