2023年8月8日
ビースタイルグループ
仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は、『家事の手抜き』をテーマに仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:621件)
1.家事について、「好き」「嫌い」ともに28.5%
2.夏休みなど、長期連休の時の家事の大変さ「普段より大変になる」58.1%
3.家事の手抜きについて「時には必要」76.3%、「後ろめたい」8.1%
4.家事の手抜きについて:家事の好き嫌い別比較
5.家事の手抜きだと感じてしまうものは「ない」37.7%、「お惣菜」35.9%
6.フリーコメントより
◇家事の手抜きに関するフリーコメントより抜粋(年代:就業形態)
・手抜きできるところは手抜きして、他の時間にあてる方が効率的だと思う(50代:パート/アルバイト)
・夫婦で求めるレベルが一緒なら良いと思う。私はここを手を抜きたい、でも、旦那目線でそれは違うと
なるともめる(40代:今は働いていない)
・後ろめたいイメージがあるので、家事の「手抜き」ではなく「効率化」という言葉が標準になればよいと
感じます(40代:フリー/自営業)
・家事は大嫌いなので手抜きして楽したい反面、罪悪感を感じる。昔からの価値観に囚われている自分を
自覚してはいるが、その価値観から逃れられない自分が嫌(40代:契約社員)
・食洗機や乾燥機を導入したことで手間暇がかなり減ったが、食事の用意は食の安全や子どもたちの
将来の健康を考えるとどうしても手作りにこだわってしまい、手抜き=冷食・お惣菜等で、添加物まみれ
の食品と認識していることで罪悪感やダメな主婦・母親と思い込んでしまう(40代:パート/アルバイト)
・掃除、片付け、洗濯大好き。スッキリして、しないとストレスが溜まる。料理は嫌い。カロリーメイトみたい
なのを食べれば万全というものが開発されないかなあ。そして週末たけ、外食するとか
(50代:パート/アルバイト)
・たまたまロボット掃除機、食洗機があり、とても活用しておりますが、フルタイムの子育て世代には、
お金より、こちらを国から、補助した方がいいと思う(50代:今は働いていない)
・子どもが小さいと食事に関してが1番気になるので、手作りご飯が作れないと自分に負い目を感じてしまう
(40代:パート/アルバイト)
・手抜き、という言葉がマイナスイメージがあるので、手抜きという言葉を使うのをやめるとよい
(40代:今は働いていない)
・「家事の手抜き」という考え方自体おかしい。これが業務であれば「最適化・効率化・適材適所」と評されること。
手間暇かけることが愛情、家事は主婦が全て完璧にこなすことが当たり前、という偏った考え方が産んだ
言葉(50代:パート/アルバイト)
・自分で出来ることを蔑ろにするのは手抜きに感じる。便利なものを利用して時短に繋げるのは手抜きでは
なく工夫だと思う(30代:パート/アルバイト)
・仕事としてしているならば手抜きはできないが、賃金が発生しないのであれば、支障がなければいいのでは
(60代:今は働いていない)
・手抜きと他人から言われる筋合いはない、本人がどう思うかは自由でありたい(40代:パート/アルバイト)
・私自身は、普段の家事も、ほどほどのところでやっていると思う。金銭面で余裕があれば、家事代行サービス
など利用したい(50代:パート/アルバイト)
・家族に文句を言われるので、手抜きがなかなかできません。自分が体調が良くない時は台所に立つのも辛い
が、ウーバーなどの宅配を利用したくてもど田舎なので範囲外です(40代:パート/アルバイト)
・それぞれの事情があるし、得手不得手があるので使えるサービスは使おうと思う(30代:その他の働き方)
・手抜きと感じるのも個人差だと思います(60代:今は働いていない)
・その家の、やり方で十分だと思うので、家事の手抜きでとやかく、人を非難したり、評価すべきではないと思う。
女性の場合、手抜きをしたから、家族が病気がちになったとか、子供が不良になったとか、離婚の原因になった
とか、後悔の理由になってしまうので、手抜きもしていられない事情があると思います(60代:パート/アルバイト)
・手抜きという言葉が嫌です。手を抜くではなく、手を借りてるんです。ずっと365日24時間誰の手も借りず、
家事をするのは不可能です(30代:パート/アルバイト)
・手抜きをさせてくれない夫がいてつらい(40代:パート/アルバイト)
・料理は一汁一菜で充分。家の中のものを減らせば掃除の負担も減る。ミニマリストやシンプリストの参考になる
ところを自分なりに取り入れて楽をしてます。そもそも家事の手抜きという概念が無くなりました
(40代:今は働いていない)
・仕事から帰宅したら体力が無いので、やはりスーパーのお惣菜に頼ってしまいます。情けないですが
(40代:パート/アルバイト)
・家事の手抜きは結局高くつく!金持ち、余裕のある家庭だけだと思います(40代:パート/アルバイト)
・外食やレトルトにもっと野菜を増やしてくれたら罪悪感を感じないのになと思う(40代:パート/アルバイト)
・家事が得意、不得意によってその人の出来る範囲が変わるかと思う。なので得意で出来る人から見れば手抜きに
思える事も、不得意な人にとっては手抜きではなく一生懸命やった事になると思うので、人それぞれとしか
言えません(30代:パート/アルバイト)
・手抜きを批判はしませんが、マイペースにこつこつ愛着を込めて物ごとを為すことは、自分への愛着に繋がり、
人生の質が向上し、満足度は高くなると思っております(30代:今は働いていない)
・家族が納得して、幸せならいいのでは?何を手抜きと思うのかは家族次第だと思う(50代:パート/アルバイト)
・手抜きというより優先順位と考える(40代:今は働いていない)
・別にいいと思う。やらないよりマシと考え、嫌になるとやりたくなくなるので嫌にならない程度に手抜きすればいい|
まだまだ家事は女の仕事だと押し付ける男性が多いので自分の心のために手抜きはすべきである
(40代:今は働いていない)
・手抜きしたいが、そもそもお金に余裕がないから働いているので、お金をかけてサービス等を受けることに抵抗
があります(40代:派遣社員)
・手抜きという言葉が、罪悪感を生み出す気がする(40代:フリー/自営業)
・まじめな人は手抜きができないと思う。小さいころからしつけられているから仕方がないと思いますが、
思い切って親の縛った縄を解いたほうが良いのかも(50代:パート/アルバイト)
・日本人は家事の簡略化に対して何故罪悪感がこれほどあるのか不思議。手抜きという言葉を当てるのも良くない
(40代:パート/アルバイト)
・手抜きだと感じるのは本人家事をする本人ではなく、してもらう側の人間なのでは。生活の質を上げるには手抜き
と思われる事を取り入れるのは必要な事だと思う(40代:パート/アルバイト)
・仕事を持つ主婦にとって、手抜きは上手に暮らす為の知恵だと思います(60代:契約社員)
・家事の時間が取れないのであれば、何かの手段を用いることは手抜きとは考えない。その時間を育児や家族との
コミュニケーションに回したほうがよほど良いと思う(40代:派遣社員)
・今は専業主婦なので、手抜きをすると後ろめたい気持ちになるし、夫からも手抜きと言われてしまう
(60代:今は働いていない)
・何をもって手抜きというのか?何か完成形が存在するのか?専業主婦が多かった昭和の概念(50代:契約社員)
・手抜きをしたいのに、夫や義母から嫌な顔をされるのでできない(40代:パート/アルバイト)
・お惣菜を出した次の日は罪悪感からなのか朝昼晩すべて手作りで品数多いごはんやいつも以上に早起きや
念入りな掃除をしたりして、罪滅ぼしのつもりなのかそのような行動を無意識にしてしまっている
(30代:その他の働き方)
毎日しなければいけない家事。仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層に「あなたは、家事が好きですか」と尋ねたところ、好き嫌いが見事に半々でした。続けて「年末年始やGW、お盆、夏休みなど世の中が長期連休の時、普段に比べて家事の大変さに違いはあると思いますか」と尋ねると6割近くが「普段より大変になる」と回答しました。世間にとってのお休みは、主婦・主夫層にとっては繁忙期のようです。 そんな家事について「家事の手抜きについて、あなたのお考えに近いものを当てはまるだけお教えください」と尋ねたところ、7割以上の人が「時には手抜きすることも必要」と回答しました。「手抜きは家事を上手にこなすテクニックの一つ」と答えた人も過半数です。一方、「手抜きするのは後ろめたいことだと思う」8.1%、「手抜きは一切するべきではない」0.3%と手抜きに対する否定的な意見は少数でした。ただ、家事の好き嫌い別で比較したところ「手抜きするのは後ろめたいことだと思う」と回答した人は、家事が嫌いな人の比率が家事が好きな人の2倍に及びました。家事が嫌いな人の方が、完璧にこなさなければならないというプレッシャーを感じやすいのかもしれません。また、「家事にまつわるサービスや道具などで、利用すると手抜きだと感じてしまうものはありますか」との質問に対しては、「利用しても手抜きだと感じるものはない」が最も多く37.7%でしたが、僅差で「スーパーなどのお惣菜」35.9%、「レトルト食品」33.0%が続きました。食事は可能な限り手料理の方が望ましいという思いが表れているのかもしれません。フリーコメントには、手抜きは問題ないとする声や手抜きと言われてしまうことに反発する声も多数寄せられました。一方で、夫や家族が手抜きを許してくれないという声もあり、家事をめぐる苦悩の様子が伺えます。家事には年間365日休みがありません。家事ができる限りストレスにならないよう、効率的に取り組むことは生活に必要な知恵の一つなのではないかと考えます。 |
1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。2011年に設立したしゅふJOB総合研究所では仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”のべ40000人以上の声を調査・分析。2021年に独立。“ワークスタイル”をメインテーマにした研究・執筆・講演、企業の事業支援および広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。
人材派遣、紹介、アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げなど事業現場の最前線から、広報ブランディング・経営企画・人事など管理部門までを管轄。雇用・労働分野の有識者として多数のメディアに出演し、人材マネジメントから法規制まで雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。
Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/JCAST会社ウォッチ解説者/日本労務学会員
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研公式ツイッター⇒https://twitter.com/shufujobsoken
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
<ビースタイルグループについて>
『時代に合わせた価値を、創造する。』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、主婦の雇用をのべ17万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」、すきま時間で働く「ご近所ワーク」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、使命 -MISSION- 『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を、人と仕事の適材適所によって実現してまいります。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先
ビースタイルグループ広報担当:兒玉・川﨑
Mail:pr@b-style.net
お問い合わせページ:https://www.bstylegroup.co.jp/contact/media/
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