2023年9月28日
ビースタイルグループ
仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は『副業とインボイス』をテーマに仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:558件)
1.副業したいと「思う」53.9%、「思わない」13.1%
2.インボイス制度について「知っている」90.3%/副業したい・したくない別比較
3.インボイス制度で「副業に前向き」4.5%/副業したい・したくない別比較
4.フリーコメントより
◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)
<副業したいと「思う」と回答した人>
・副業を許してくれる企業が増えて欲しいです(40代:派遣社員)
・定年が延長されているが、それでも人生100年時代において副業は必要不可欠だと思う
(50代:今は働いていない)
・本業の収入が少ない時に効率よく収入が増やせる副業があればいいなと思います
(40代:契約社員)
・自分で副業するつもりはなくても、勝手に頼まれて仕事が入ってきてしまいます。また、昨今
物価や光熱費等の上昇で、今までどおりに働いていては家計のやりくりが大変なため、副業で
少しでも稼げるのであれば嬉しいです(50代:その他の働き方)
・他の分野の仕事もできてやり甲斐を感じる(50代:正社員)
・珍しいことではなくなると思う。リスクヘッジになる(50代:パート/アルバイト)
・したいと思うが、肉体的にも精神的にも余裕がなく出来ない。周囲(家族や職場)の協力が
不可欠だと思う(40代:契約社員)
・スケジュールやお金の管理ができない人、自分で調べたりすることが苦痛に感じる人は向かない
ので大人しく本業1本に集中した方が身の為。決算や確定申告などをやらなきゃいけないことすら
知らずに安易に副業したいとか言う人からの相談を受けることが多くて呆れる(40代:SOHO/在宅ワーク)
・1時間でも2時間でも在宅で仕事がしたい。続けれそうならそのまま本業にしていきたい
(50代:派遣社員)
・請負の副業を考えていないので、インボイス導入による不便はない(60代:契約社員)
・二刀流とか二足のわらじとか言うけれど、私はできることなら5足くらいわらじを履いて10本くらい
刀を持ちたい(40代:正社員)
・確定申告やインボイス制度による手続きが面倒になる印象がある(30代:今は働いていない)
・収入を増やしたいとは常々考えてはいるが、どうアプローチしたらいいのか分からずにいます
(50代:派遣社員)
・可能性を広げられると思う。万が一、本業を辞める状況になった時でも完全に無職にはならない
安心感があると思う(40代:その他の働き方)
・自分の好きな事、趣味がたまたま収入になるイメージ(50代:パート/アルバイト)
<副業したいと「思わない」または「どちらとも言えない」と回答した人>
・確定申告等が面倒そう(40代:今は働いていない)
・器用な人にはやりがいがあるのかもしれないが、要は一つの仕事で生活を支えるだけの給料が
もらえないという事なので、副業を奨励するのは良い事ではないんじゃないかと思ってしまいます
(40代:今は働いていない)
・あまり本気でできず、中途半端に時間労力を使って身にならなさそうと思う(20代:正社員)
・出来る人はやれば良いと思うが、自分でしたら一つの仕事に集中したいのでやらないかと思う
(40代:パート/アルバイト)
・法律では副業は禁止されていなくても、正社員で働いている会社では副業禁止と言われたので
副業出来ないと言っている人が周りにいます(50代:派遣社員)
・ダブルワークだと自分の時間を持てそうにない(50代:派遣社員)
・本業が上手く行かないと副業までは考えにくいので、副業についてのコメントが出来ないです
(50代:今は働いていない)
・扶養内で働きたいので副業まで手をつけられない(60代:今は働いていない)
・副業をやる体力に不安感がある(50代:派遣社員)
・才能・才覚ある人とそうでない人の差が拡がりそう(50代:今は働いていない)
・何度か副業したが、けっこう疲れる(50代:パート/アルバイト)
・完全在宅勤務を経験したら、副業に視点が行きやすい(40代:今は働いていない)
・制度がよくわからないので踏み込めない(40代:今は働いていない)
・好きな人はいいが、本来本業だけで充分生活出来るのが真っ当だと思う(50代:パート/アルバイト)
・家事と両立しなければならないので、今は考えていない。もし家事を全くしなくてもよくて、やる余裕
があれば考えたい(50代:今は働いていない)
<しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎より> 仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層は副業についてどのように考え、10月から始まるインボイス制度のことをどの程度知っているのか。「あなたは、副業したいと思いますか。考えに最も近いものをお教えください」と尋ねると、過半数が「本業以外にも可能性を広げて副業したいと思う」と回答しました。続いて、「2023年10月から始まるインボイス制度についてご存じですか」と尋ねると、「知っている」と回答した人が合わせて90.3%。さらに、副業したいと「思う」人と「思わない」人とで比較したところ、「思う」91.0%に対し「思わない」90.4%でした。副業したいと思う人の方が若干多いものの、認知度合いに大きな差はないようです。 また、「インボイス制度が始まることで、副業への意欲に変化はありそうですか。考えに最も近いものをお教えください」との質問には、過半数が「制度内容がよくわからず答えようがない」と回答し、3割以上の人が「副業への意欲に変化はなさそう」と答えました。一方、「副業に前向きになりそう」4.5%に対し「副業に後ろ向きになりそう」は12.0%と3倍近くになっています。さらに、副業したいと「思う」人と「思わない」人とで比較したところ「思う」人の中には前向きになりそうな人が8.3%いたものの、後ろ向きになりそうな人は2倍近い15.0%でした。「思わない」人は前向きになりそうな人がゼロ、後ろ向きになりそうな人は9.6%。全体として、副業したいと「思う」人の方がインボイス制度によって副業への意欲に影響を受けやすいことが伺えます。フリーコメントには副業に対する賛否両論が寄せられました。いまは副業に前向きな人が過半数となっているものの、まだまだインボイス制度や就業規則といった環境の整備状況次第で今後の副業意欲が左右される余地はあるようです。 |
1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。2011年に設立したしゅふJOB総合研究所では仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”のべ40000人以上の声を調査・分析。2021年に独立。“ワークスタイル”をメインテーマにした研究・執筆・講演、企業の事業支援および広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。
人材派遣、紹介、アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げなど事業現場の最前線から、広報ブランディング・経営企画・人事など管理部門までを管轄。雇用・労働分野の有識者として多数のメディアに出演し、人材マネジメントから法規制まで雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。
Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/JCAST会社ウォッチ解説者/日本労務学会員
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志から始まった2011年設立の研究所です。ライフスタイルと仕事の望ましいバランスに対する社会の理解を高め、
女性のみならず誰もが働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研公式ツイッター⇒https://twitter.com/shufujobsoken
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
<ビースタイルグループについて>
『時代に合わせた価値を、創造する。』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、しゅふの雇用をのべ18万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」、すきま時間で働く「ご近所ワーク」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、使命 -MISSION- 『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を、人と仕事の適材適所によって実現してまいります。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先
ビースタイルグループ広報担当:兒玉・川﨑
Mail:pr@b-style.net
お問い合わせページ:https://www.bstylegroup.co.jp/contact/media/
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