2024年8月27日
ビースタイルグループ
仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は『職場のマスク着用』をテーマに、主婦層を中心とする就労志向の女性にアンケート調査の再分析を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:441件)
1.※前回分析より/「距離に関係なく着用しなくてよい」14.3%
2.※前回分析より/屋内の職場でのマスク着用について:5類移行前後での比較
3.屋内の職場でのマスク着用について:年代別比較
4.屋内の職場でのマスク着用について:子どもいる・いない別比較
5.フリーコメントより
◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)
<屋内の職場でのマスク着用について「周囲の人と十分な距離がとれていても着用すべき」と回答した人>
・あまりにも気にしない人が増え、私としては残念です。重傷でないにしろ回りには、ワクチンをきちんと接種してきたにもかかわらず感染している人がいます(60代:今は働いていない)
・5類になり長かったマスクの着用が緩和された為以前より咳エチケットで気をつける人が減ったように思います(30代:パート/アルバイト)
・医療関係の仕事する人は、今でも同じです。何時も、コロナに感染しても、おかしくないのでは、ないでしょうか! (60代:派遣社員)
・コロナは無くなってないので、せめて人に移さないような配慮が欲しい(50代:パート/アルバイト)
・発熱していてもコロナの検査をしなくなった人が増えた気がする。濃厚接触者も普通に通学、通勤している(40代:パート/アルバイト)
<屋内の職場でのマスク着用について「周囲の人と十分な距離がとれていれば着用しなくてよい」と回答した人>
・感冒症状がなければ別に良いと思うが、症状があるならマスクをして欲しい。ただ小学生(特に低学年)に関しては、マスクを付けるリスクの方が高そうなので、無理して付けなくても良いかと感じる(30代:正社員)
・父親が持病持ちなので、今もマスク着用、消毒等しているので変わっていない(40代:パート/アルバイト)
・電車内、密室などぐらいはマスクはしてもらいたい(50代:その他の働き方)
・仕事に就いたら、コロナにかかってしまった(50代:パート/アルバイト)
・職場ですぐ背後に座っている方が感染した。換気が悪い職場環境なのでとても心配だった(60代:パート/アルバイト)
<屋内の職場でのマスク着用について「周囲の人との距離に関係なく着用しなくてよい」と回答した人>
・夏はマスクしていることでの体調不良の方が心配だ。日本はマスクしすぎ(50代:今は働いていない)
・私は顔を見て話しがしたいので、マスクのいらない状態がいいとは思うが、無理強いする事ではないとも思う(50代:パート/アルバイト)
・未だに他人に押し付ける人もいるが迷惑。自由で良い。特に子ども。小さい子がマスクしているのは可哀想だった。マスクしていてもベラベラ話していればあまり意味はないと考える(50代:フリー/自営業)
・マスクの必要性を感じてないので、移行しても自分の生活にあまり変わりはない(50代:パート/アルバイト)
・まだまだ、マスクの着用をされている方が多く、違和感がある。公共施設の方は、特に、マスク着用が義務付けられているようで…大変だなぁと感じます(50代:今は働いていない)
<屋内の職場でのマスク着用について「一概には言えない」と回答した人>
・もともと花粉症もあり、くしゃみが出そうな時は屋内でもマスク着用していました。今は私自身落ち着いていましたが咳エチケットを守らない人が多いので多少自衛になると思いマスク着用しています(40代:派遣社員)
・それぞれの判断で行動すれば良いと思う(50代:パート/アルバイト)
・娘がコロナかインフルエンザか、症状が分からなかったが、検査をしたら、コロナとインフルエンザ、両方に感染していて、自分の職場では、中々、理解されなくて、対応にとても困った(30代:パート/アルバイト)
・職場でコロナにかかる人が増えたが、何事もないかのように宴会等行われているのが恐ろしい(40代:今は働いていない)
・マスクについてもワクチン接種についても、国としての情報開示をしたうえで、個人の選択に任せるべき(60代:その他の働き方)
職場でのマスク着用については人によって様々な考えがあります。主婦層を中心とする就労志向の女性に「屋内の職場で仕事する際のマスク着用についてどう考えますか。お考えに最も近いものをお教えください」と尋ねたところ、「周囲の人との距離に関係なく着用しなくてよい」と答えた人は14.3%に留まりました(※)。しかしながら、コロナが5類に移行する前と比較すると4.7ポイント上昇しています。今回はさらに追加分析を行いました。まず、年代別に比較すると、どの年代でも「周囲の人と十分な距離がとれていても着用すべき」「周囲の人と十分な距離がとれていれば着用しなくてよい」をあわせると6割前後であった一方で、「周囲の人との距離に関係なく着用しなくてよい」と回答した比率は、高い年代ほど低くなりました。30代以下は19.4%と2割近かったのに対し、60代以上は7.3%と約2.7倍の開きがあります。年齢が高いほどマスク着用に敏感な意識を持っている人の比率が高い様子が伺えます。 また、お子さんがいる人といない人とで比較すると「周囲の人との距離に関係なく着用しなくてよい」と回答した比率は、お子さんがいない人が5.3%であるのに対し、お子さんがいる人は16.8%と約3.2倍の開きがありました。窒息や熱中症といった健康への影響や口元を含めた表情を見せる必要性などから、日常的にマスクを着けずに子どもと接するケースが多いことが影響しているのかもしれません。ただ、距離に関係なく着用不要と考える人は少数派で、屋内の職場ではマスク着用を求めたり周囲との距離に配慮する人が多い状況です。それぞれの考え方の違いに配慮しつつ、お互いを思いやる姿勢が求められます。
※コロナ5類移行から一年。就労志向の女性の評価は?:https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/news-33762/ |
1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。
これまでに、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層を中心にのべ約50000人の声を調査・分析し、300本以上のレポートを配信。2021年に独立し現職の他、ワークスタイル研究家として解説記事の執筆・講演、広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。
実務経験分野は、人材派遣・紹介・アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げ、広報ブランディング、経営企画、人事など事業現場の最前線から管理部門まで管轄するなど多岐にわたる。人材マネジメントから法規制まで、雇用労働分野の幅広いテーマについて多数のメディア出演などを通して意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。
Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/すばる審査評価機構株式会社 非常勤監査役/JCAST会社ウォッチ解説者/日本労務学会員
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志から始まった2011年設立の研究所です。ライフスタイルと仕事の望ましいバランスに対する社会の理解を高め、女性のみならず誰もが働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研公式ツイッター⇒https://twitter.com/shufujobsoken
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
<ビースタイルグループについて>
『時代に合わせた価値を、創造する。』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、しゅふの雇用をのべ18万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、使命 -MISSION- 『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を、人と仕事の適材適所によって実現してまいります。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先
ビースタイルグループ広報担当:川﨑・岩﨑
Mail:pr@b-style.net
お問い合わせページ:https://www.bstylegroup.co.jp/contact/media/
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