■結婚前の女性が仕事選びで最も重要視するのは『仕事内容』。
■結婚、出産後は『プライベートとの両立』『職場環境』などを重視して『家庭軸』に。
■『会社のステータス』『仕事内容』『企業ビジョン』『自己成長』という項目は結婚・出産と経て重視されなくなる。
主婦に特化した人材サービスを展開する株式会社ビー・スタイル(本社:東京都新宿区 代表取締役:三原邦彦)は、女性の仕事選びが、結婚・出産をきっかけにどのように変化するのかをテーマにアンケート調査を実施しています。今回は『仕事への価値観』の変化についてご報告いたします。
結婚前(独身時代)の仕事選びにおいては、「自己成長」・「仕事内容」など自分のキャリアを主軸とした仕事選びをしていますが、結婚を境に大きくその優先順位が変わって「プライベートとの両立」が重視されると共に「同じ境遇の仲間がいるか否か」も重視され、家庭を基軸とした仕事選びとなっている実態が浮き彫りになりました。
・調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
・有効回答者数:375名(すべて女性)
・調査実施日:2011年10月19日から2011年10月30日まで
・調査対象者:ビー・スタイル/しゅふJOB登録者及びフェイスブック等にて一般公募
結婚前の女性が最も重視する項目は『仕事内容』。次いで『自己成長の機会』であり、自分が何をしたいか、どうなりたいかといった『自分軸』で仕事選びする傾向が見てとれる。
また、結婚後や出産後に見られる傾向と比較すると『男女平等』であることを重視し、自分自身の可能性や尊厳といった側面を仕事選びに反映させている。プライベートとの両立については、ある程度まで意識はするものの重要度としては14項目中9番目と決して高くはない。
仕事選びにおける条件について項目ごとの重視度合いを聞いたところ、結婚・出産を経て重視傾向が徐々に強まっていく項目として、『プライベートとの両立』『職場環境』『同じ境遇の仲間の有無』が挙げられる。
特に『プライベートとの両立』は結婚後に大きく上昇するが、『同じ境遇の仲間の有無』を重視する人の数も同じく大きく上昇する点は注目に値する。家庭事情に制約を受けながらも、仕事を続けていくためには同じ境遇に置かれている仲間の存在が励みになると考える傾向があると推察される。
一方、『仕事内容』『勤務先の企業ビジョン』『自己成長の機会』『勤務先のステータス』などの項目については、結婚・出産を経るごとに重視しなくなる傾向がある。家庭との両立を重視するにつれ、結婚前に重視していた条件を外してでも、より現実に合わせた選択をしようとする意思が表れた結果だと推察される。
結婚前には『仕事内容』や『自己成長の機会』といった項目を重視し『自分軸』で仕事を選んでいた女性も、結婚・出産を経て『プライベートとの両立』を重視するようになり、『自分軸』から『家庭軸』へと仕事選びの基準がシフトしていく。
結婚・出産が女性の仕事選びにおける価値観においても少なからず影響をもたらしている。
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株式会社ビースタイル
担当 : 柴田、川上
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