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bsty!eMAKING blog~ビースタイルの裏側を紹介するココだけの情報発信ブログ~

2014年6月3日

採用情報bsty!e open lab講演・イベント情報実施報告

魅力的な人材が集まる企業の5条件、重要なのは徹底力、全社員の給与を開示【「働きがいのある会社」イベント実施レポート 前編】

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5/22(木)に2014年度の「働きがいのある会社」ランキングにて
ベストカンパニーに選出された企業をお呼びしてイベントを実施いたしました!

今回はその内容を全3回に分けてレポートにてお伝えいたします!

【タイトル】
2014/5/22(木)成長企業における「働きがい」とは何か?
「働きがいのある会社」ランクイン企業の経営者・人事担当者が語る
「企業成長」と「働きがい」を両立するための組織のつくり方

【スピーカー】
ヴァンテージマネジメント株式会社 代表取締役 中山 紘太 氏
株式会社じげん 経営企画・経営推進グループ 金田 拓也 氏
株式会社ビースタイル 常務取締役 宮内 修 氏

【モデレーター】
プラス株式会社 ジョインテックスカンパニー 執行役員ヴァイスプレジデント 伊藤 羊一 氏
株式会社ビースタイル 代表取締役 三原 邦彦 氏

「働きがいのある会社」のつくり方についてご興味がある方はぜひご一読ください。

○前編のキーワード
・資金より工夫を持って「働きがいのある会社」を作り上げてきた企業が登壇
・魅力的な人材が集まる企業の5つの条件とは
・組織づくりを進めていく上で力を入れるべきは『徹底力』
・全ては有能な人材に働きやすい環境を提供し企業を成長させるため
・成果が出ていれば、休みを自由にとって好きなように時間を過ごしてもらえる
・役員報酬だけでなく社員全員の給与も開示

オープニングトーク(株式会社ビースタイル 代表取締役三原より)

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皆さんこんばんは。ビースタイル代表の三原と申します。

bstyle Open Lab(powered by PLUS)は世の中的に関心が高いテーマについて
定期的にイベントを開催し、集まる人々の学びと交流から次のアクションを生み出す
クラブ活動のようなものと位置づけて運営しております。

元々は今回モデレーターを務める伊藤さんと私の間で、
未来を創る新しいサービスやムーブメントを研究したいということでスタートした取り組みです。

今回のテーマは
【成長企業における働きがいとは何か?】です。
この場に来て頂いたからには、ただ学習するだけでなく
共通のテーマで交流をして深めていきましょう。

皆さんと一緒に私も学んでいきたいと思っていますので
社外のクラブ活動のつもりで取り組んでいきたいと思っております。

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さて、このテーマを取り上げた経緯ですが、
当社も含め、今回登壇される企業様は2014年度の
「働きがいのある会社」ランキングにて25名~99名の部門で表彰された企業様です。

従業員数が多く、売上の規模が大きな企業になればなるほど
その資金を活かしたダイナミックな取り組みが可能になるのですが、
今回登壇する規模の企業は資金より工夫を持って取り組んできた企業ばかりです。

資本力の無い中小企業において、どうしたらこのような結果を出すことが出来るのか?
といったところを掘り進めていきたいと思います。

今回は、25名~99名の部門でランクインされた企業様の中から、
8位にランクインされたヴァンテージマネジメント株式会社、代表の中山様
6位にランクインされた株式会社じげん、経営企画・経営推進グループの金田様
そして20位にランクインした当社、ビースタイルの常務取締役宮内から

「働きがいのある会社」に選ばれるまでに行ってきた取り組みを紹介してもらい、
皆さんと一緒に「成長企業における働きがい」について考えて行きたいと思います。
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それでは、早速本編に入って参ります。
ヴァンテージマネジメント株式会社の中山社長。
プレゼンテーションをお願いします。

スピーカープレゼン ヴァンテージマネジメント株式会社 代表取締役 中山氏

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みなさんこんばんは
雨がちらほら降ってお足元の悪い中お越しいただきありがとうございます。

まずは自己紹介からさせて頂きます。
2008年に会社を作る前まではスカウトを専門とする人材会社に努めておりました。

新卒でそちらの会社に入社しまして、入社2年目に事業部長を
入社3年目からは採用管掌の取締役、常務取締役を務めさせて頂きながら
入社当時は22名だった会社が6年間で250名まで組織が成長する過程を体感し
28歳で起業・独立をさせていただきました。

この度、前職からのお付き合いがある三原社長よりお誘いをいただきまして
まだまだ発展途上の会社ではありますがお話させていただく運びとなりました。

当社の事業内容をざっくりとお話しさせていただきますと
Webパートナー事業 人材ソリューション事業 新卒採用事業を提供させて頂いております。

事業に対する考え方として、どんな事業をやるかについてこだわりを持つよりも
まず何よりも魅力的な組織づくりを優先し、全力で一緒に働きたいと思える仲間を探しています。
事業は時流に合わせて、有能な人材と創出していくものだと考えているからです。

お陰様で、現在までに国内のIT企業成長率ランキング「Fast50」において
成長率229%ということで第12位に表彰して頂き
また「働きがいのある会社ランキング2014」でも第8位に表彰して頂きました。
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さて、今回の本題である組織づくりに対する考え方については
よりリアリティを持ってお伝えするために具体例を交えてお話していきたいと思います。

組織戦略のコンセプト

組織戦略の基本コンセプトとして、
全ては魅力的な人材をいかに集めるか?に置いています。

組織戦略のスタートは、
魅力的で有能な人材を集めるためにどういう会社を作るのかを徹底的に議論するところから始めました。

議論の結果、全部で10項目程の条件が出てきたのですが、
数が多すぎると感じたので、魅力的な人材が集まる企業の条件を以下の5項目にまとめ、定義しました
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1.共鳴採用 
2.グルーヴ感
3.フェア
4.アグレッシブ
5.遊び心

まずはじめに、ここでお伝えしたいのは定義をすることが重要だということです。
なんとなく、『いい会社を作りたいね』で終わらないこと。
自分たちが目指す『いい会社』とはどのような会社なのかを徹底的に議論しました。

もちろん、定義をつくることについては組織戦略に力を入れているどの企業様も取り組んでいらっしゃると思います。
当社が組織づくりを進めていく上で力を入れているのは『徹底力』です。

会社の組織制度や働きがいのある会社についての情報が安易に入手できる世の中で
伸びない会社と伸びる会社との決定的な違いはここにあると考えています。

ここからは僭越ながら具体的に当社では何をどのように徹底しているのかを
ご参考までにお伝えさせて頂きます。

「うちは採用に力を入れている」

どこの会社もこのようなことをうたっています。

当社での取り組みとしては、

【新卒採用編】
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・設立3ヶ月で新卒採用開始
→ほとんど売上がない状態、会社として先が見えない状態から
未来の組織づくりのために新卒採用を実施しました。
幸いなことに2人入社してくれて、今でも働いています。

・説明会は全て社長が直接、一次選考も社長が担当しています。
→もし、一番最初にいい子が来たら社長が自ら徹底的にくどきます。

・今シーズンのリクナビのエントリーは5573名。
面接は750名にあって内定者3名で面接からの倍率は250倍。
徹底的に学生に会って選考しています。

【中途採用編】
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・リクナビに6回出稿して初めて一名採用しました
→投資対効果が悪いように見えるが、妥協はしない。
基準を満たす人材しか採用しない。

・100Pに及ぶ会社のPR資料を候補者に送っています。
→熟読していただき、候補者の方の価値観に合うかどうかを見極めてもらっている。

・自分が以前人材業界で働いており裏側をよく知っているため
→人材紹介会社の担当者には『一番いい人を紹介して欲しい』と強く握って
良い人材の紹介を促している。

・候補者との面接では社長か、トップ営業や部門責任者が必ず面接をして直接口説き落としている。

その結果として、証券会社や商社、メーカーのMVP受賞者やトップ営業マン等、
エネルギッシュで魅力的なメンバーが続々と参画してくれました。

弊社はインターネットの広告を扱っていますが、
インターネット広告業界出の経験がある人材は実はあまり採用していません。

特に狙ったわけではありませんが、魅力的な人材を採用し続けていくことでこのような結果となっています。

「ウチは実力主義だ。年齢に関係なく、フェアに報酬は支払う」

このセリフもどの会社もよく言っています。

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給与査定を3ヶ月に1回に設定し、出した成果を短いスパンで給与に反映しています。
経営の透明性を実現するためにP/Lや労働分配率を開示し、インセンティブの金額も明示しています。

まだまだ模索中ではありますが、個人の成果を粗利で管理することで
社員に納得感がある評価ができるように取り組んでいます。

結果として、中途入社から2年半で約2倍の年収を得る者がいたり、
31歳の女性営業職で年収が800万円を超える者が出たりと
他社で働く同世代よりも高い給与水準を保ち、給与が不満で退職する者はいままで0です。
これはレアケースですが、逆に「貰いすぎている」と給与を返上する社員まで現れました。

「ウチは仕事もプライベートの充実も両立出来る会社だ」

これについても徹底的に取り組んでいます。

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四半期や年次の目標を達成したら海外旅行、個人目標を達成しても海外旅行をプレゼントするなど
成果が出たらプライベートの時間もしっかりと充実させてもらうようにしています。

また、現在54の制度が動いており、全て活用されています。
使われなくなった制度は都度入れ替えて運用するようにしているので、
たくさん生み出してまずは試してみて運用を続けるかを都度判断してます。

成果が出ていれば、休みを自由にとって好きなように時間を過ごしてもらっています。

「ウチは堅苦しくなく、遊び心に溢れた組織だ」

本日このような格好で登壇させて頂いており大変恐縮ですが、
会社では私服OKで、仕事に支障が無ければスーツは不要です。
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また、最近は社内に仮眠室を準備しているのですが稼働率が95%と非常に高く
社員の要望を受けて増設する予定です。

私服で仕事をするようになると規律が乱れるのではないかなどという意見もよく聞きますが
年齢的に若いからとか、IT企業・ベンチャーだからとかいう話ではなく
社員が働きやすい環境をつくることで、会社を成長させるという本質的な部分が共有されていれば
文化として根付いていくと感じています。

「ウチに入ればスキルが身につく。ビジネスマンとして成長する。」

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ここについては社員が本質的にビジネススキルが身につくように事業の領域を戦略的にチョイスしています。
社員の成長と会社の成長を考えて、粗利率の高さにこだわって事業を選択するようにしています。

「ウチは情報がオープンで、誰でも意見が出来る全員経営だ」

象徴的な取り組みとして僕の役員報酬はもちろん、全社員の給与を開示しています。

社員全員が閲覧できることはもちろん、人材紹介会社にも伝えています。
給与は個人情報だと思われるかもしれませんが、透明性のある経営を行なうために徹底的に情報開示をし
組織体制や制度などについても全社員が意見を述べられるようにしています。
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色んな物をみんなで考えながらやって発案しながら組織をつくっています。

働きがいを生み出す7つのまとめ

今回のプレゼンテーションのまとめとして、

1.やるなら1ミリも妥協せず徹底的にやる
→周りを気にせず振りきって実行する

2.小手先の人事制度では社員はダマせないことを知る。
→本質的な説得や理解をしてもらうことが重要。腹を割ってディープコミュニケーションをいかに取れるか。

3.見せたくない情報もオープンにする
4.“給与”の話から逃げない。

→働きがい=納得感を醸成するにはセンシティブな情報(給与)にも積極的にアクセスする、公開する。

5.本質的じゃないことには徹底的に寛容になる
→全ては有能な人材が働きやすい環境を創り企業を成長させるため。本質的ではない些細なことは感知しない。

6.やっぱり採用は死ぬほど頑張る
→ここは妥協してはいけない。徹底的にこだわる。

7.世界一働きがいのある組織を“発明”することを決める
→働きがいのある組織は自分たちでつくると覚悟を決める。

繰り返しになりますが、
「やると決めたからにはやる」と決めてやり切る事が重要です。

まだまだ発展途上ではありますが、
ヴァンテージマネジメントという会社を社員と一緒に育てていきたいと考えております。

ご清聴いただき有難うございました。

【次回:株式会社じげん 金田氏、株式会社ビースタイル 宮内氏のプレゼンテーションを公開!】

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